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二階建てと平屋はどっちがいい?メリットデメリットの違いや間取りについて

 2021/02/08 新築
 

注文住宅を建てるとき、二階建てと平屋住宅のどちらにするか迷う人は多いのではないでしょうか?

せっかくの新築ですから、家族にとって居心地のいい空間にしたいものですよね。

二階建てと平屋には正反対の性質があるため、家族の人数やライフスタイルなどをふまえて考えることが大切です。 

今回は、二階建てと平屋住宅のメリットデメリット、間取りづくりのアイデアをご紹介します!

ぜひ素敵な新築住宅を建てるための参考にしてください! 

一軒家なら二階建てと平屋どっちがいい?

まずは二階建てと平屋について、5つの項目を比較してみましょう。

  1. 価格
  2. 土地の広さ
  3. プライバシー
  4. 家事動線
  5. 税金

 

1.販売価格・費用を比較

同じ床面積の場合、建物価格は平屋のほうが高くなることが多いです。

建築費用の割合の多くは、基礎工事と屋根工事が占めています。

平屋は、二階建てよりも基礎・屋根の面積が大きいため、建築価格も高くなります。

二階建てと平屋の屋根・基礎の面積のちがい

また、日本で主流となっている“二階建て用”の建築資材は、ハウスメーカーが大量発注してコストダウンをはかっているため、比較的安くすみます。

一方、“平屋住宅用”の建築資材は多くの在庫をもたないために割高となるので、建築費用も上がります。

 

総合的に比較することが大切!

家の最終的な販売価格は、さまざまな要因によって決まります

たとえば平屋にはトイレは1つで十分ですが、二階建ての場合で、一階・二階と2つトイレを設置するのであれば費用は上がります。

また、二階建ては階段を設置する必要もあるので必然的に階段設置の費用もかかるでしょう。

建築会社・土地価格・性能・内装・外装によっても、価格は大きく異なります。

建売住宅のように『土地+建物セットの新築プラン価格』でないかぎりは、総合的に比較することが大切です。

 

2.必要な土地の広さを比較

延床面積(=一階・二階の合計面積)が同じ場合、平屋のほうが広い土地を必要とします。 

延床面積100㎡の家を建てるとき、二階建ては『50㎡を2つ重ねる』ことができます。

つまり、建築面積(=真上からみた建物の大きさ)は50㎡です。

二階建てと平屋の必要な土地の広さのちがい

一方、平屋は『100㎡を横に広げる』ため建築面積は100㎡となり、広い土地が必要になるのです。

 

※エリア・土地によって必要な広さは異なる

家を建てるときは、建ぺい率(=敷地ギリギリまで家を建てられるか)、容積率(=高い建物を建てられるか)が決まっています。

建ぺい率と容積率は都市計画法の用途地域によって異なるため、実は建てられる家の大きさはエリアによって異なります

東京の狭小住宅地では、敷地ギリギリまで高い建物を建てられるケースが多いので、日当たりのいい平屋にしたいのであればかなり広い土地が必要でしょう。

 

また、土地を購入するにあたって接道状況も重要です。

たとえば、敷地の入り口が2m未満の「旗竿地」地には、家を建てることができません。

幅員4m未満の道路に面している土地は、自分の敷地を後退させる「セットバック」をおこなう必要もあります。

このような建築制限については、重要事項説明書にくわしく記載されています。

土地を購入してから「思いどおりの家が建てられなかった…」と後悔することがないよう、建ぺい率・容積率・接道状況は必ず確認するべきポイントです

 

3.プライバシー・生活環境を比較

二階建ての上階部分は外からの視線が入ることなく、靴音やちょっとした騒音が響かないためプライバシーが守られやすく、防犯面においても安心です。

一方、平屋は完全バリアフリーの家にすることが可能

高齢者や子どもにとって、フラットな家は安全で暮らしやすい生活環境といえます。

 

4.家事のスムーズさを比較

家事動線は、階段のない平屋のほうが圧倒的にスムーズです。

家事動線がラクになるポイントは3つ。

  • 水まわりをまとめる
  • 洗たく機の近くにバルコニーがある
  • バルコニーとクローゼットが同じフロアにある

平屋はこれらの条件をクリアしやすいので、二階建てよりも家事がラクになります。

 

5.税金・費用を比較

土地・建物ともに、平屋のほうが固定資産税は高くなりやすいでしょう。

敷地面積が広く、屋根も大きな平屋は、資産価値が高いとみなされるからです。

ただ、不動産評価額というのは、立地・建物の構造によっても大きく左右されます。

『都心の豪華な二階建て』よりも、『郊外のシンプルな平屋』のほうが固定資産税が安くなるケースもあるので一概にはいえないのが難しいところですね。

 

★外壁のメンテナンス費用は平屋のほうが安い

二階建ては、外壁面積が平屋より広いうえ、外壁のメンテナンスにあたって足場を組まなければなりません。

つまり、二階建ては8面分の外壁塗装+足場代が必要になりますが、平屋は6面分の外壁塗装代ですみます。

二階建てと平屋の外壁メンテナンス面積のちがい

二階建てのメンテナンス費用をおさえるには、

  • ひさしを深くして外壁を守る
  • 傷みにくい素材の外壁材を選ぶ

など、メンテナンス頻度を少なくする対策が有効です。

 

二階建てと平屋の比較をまとめると以下のようになります。

 【比較項目】 二階建て 平屋
価格・税金 割安 割高
プライバシー・採光
家事動線・安全性

 

 

二階建て・平屋のメリット&デメリット

では、つづいて二階建てと平屋の具体的なメリットデメリットもみていきましょう。

 

<平屋メリット>階段がないので負担がなく安全

平屋の最大のメリットは、なんといっても階段がないこと。

階段を上り下りする必要がないので、足腰に負担がかからず、転落の危険もなく安全です。

将来、自分たちが車いすを使うことになったときにも、バリアフリーの平屋なら建て替えや大きなリフォームも不要で、そのまま住みつづけることができます。

さらに、平屋は高さがないぶん地震に強く、二階建てより耐震性も高くなります

 

<平屋メリット>家事動線がマンションと同じ

ワンフロアでつながった平屋は、マンションのように家事動線がコンパクトにまとまるため、家の中をあちこち動きまわる必要がありません。

階段がないのでお掃除がラクなのも魅力ですね!

 

<平屋メリット>家族の動きが見えやすい

つながりのある空間の平屋は、いつも家族の気配を感じることができます

直接声をかけられるので家族のコミュニケーションも円滑に。

『子どもが今何をしているか』など見なくてもわかるのは安心できますよね^ ^

 

<平屋デメリット>とにかく広い土地が必要

平屋を建てるためには、かなり広い土地が必要です。

東京の狭小住宅地は二階建てや三階建ての家が多いために、ある程度の敷地面積を確保しないと日当たりが悪くなってしまいます。

土地探しの難しさは、平屋のデメリットといえるでしょう。

 

<平屋デメリット>プライバシーが保たれにくい

平屋は、寝室を含めすべての部屋が一階にあります。

生活音や会話が聞こえやすく、家族同士のプライバシーが保たれにくい一面も。

洗たく物も一階に干すことになるので、通行人の視線が気になってしまうかもしれません

 

<二階建てメリット>狭い土地でもスペースが確保できる

二階建てのメリットは、土地が狭くても広い居住スペースを確保できること。

都心部では土地代の高さがネックになってしまうことも多いですが、空間をタテに活かした二階建てなら希望どおりの広さの家が建てられます。

 

<二階建てメリット>プライバシー・採光が確保

上下階にわかれた二階建ては、家族間のプライバシーを確保しやすくなります

とくに、自分だけの空間がほしい“思春期のキッズ”がいるご家庭では、二階建てにすることでお互いに心地よい距離感を保てるでしょう。

だたし、上下階の音は伝わりやすいので、足音や夜中のトイレ音などが響きにくい間取りづくりは必須です。

 

人気の「二階リビング」なら、採光の確保と、外からの視線もさえぎることができて一石二鳥です。

 

<二階建てメリット>二世帯住宅にも向いている

二階建ては、アパートのように一階と二階で空間をわけることができます。

そのため、二世帯住宅にも向いているのです

二階には自分たちの水まわり、一階には親世代の水まわりをそれぞれわけて設計しておくことで、お互い気を使わずに快適に暮らすことができるでしょう。

 

<二階建てデメリット>家事動線がめんどう

階段のある二階建ては、家事動線が複雑になります

さらに、そうじ機を持って階段を上り下りするのもめんどうに感じるかもしれません。

 

<二階建てデメリット>階段がつらい…

二階建てで暮らすうえで、階段の上り下りは宿命ともいえます

子どもを抱っこしたまま二階に行ったり、体調が悪くても上り下りが必要になったりと、そんな階段生活に嫌気がさす可能性があるでしょう。

 

また、階段は高齢者や子どもにとって危険がいっぱい

高齢者が一階だけで暮らせる間取りにしたり、階段の入り口にベビーゲートを設置したりするなどの安全対策も必要となります。

 

 

二階建ての間取りにおすすめのアイデア5選

テレワーク専用部屋や子どもの遊ぶスペースなども確保しやすい広い二階建ては、魅力的ですよね!

そこで二階建てにおすすめの間取りアイデアをご紹介します。

ぜひ自分たちに合ったこだわりの間取りを考えてみてください♪

 

高さを活かしたロフト

二階建ての高さを活かせる人気の間取りが、開放的なロフト。

吹き抜け空間のデッドスペースを活かすことで、収納スペースを効率よく増やすことができます

 

ウォークイン(ウォークスルー)クローゼット

家事動線が複雑になりがちな二階建てには、広々としたウォークインクローゼットをもうけるのがおすすめです。

とくに、ドアが2つあるウォークスルークローゼットはどちらの部屋からも出入りできるので、洗たく物をしまう家事動線がスムーズになります

ウォークスルークローゼット

 

間取りが統一された総二階

二階建てにおすすめなのは、一階と二階の広さが同じになる総二階。

総二階は建物に凹凸がないため、たくさんのメリットがあります。

  • 建築費用が安くすむ
  • 建ぺい率・容積率を目いっぱい使える
  • 構造的に安定するので耐震性が高い
  • 外壁にコケが生えにくい
  • 間取りにムダがなくなる

長く住むうえで重要なポイントをクリアした優秀な構造なので、ぜひ検討してみてください!

 

ビルトインガレージ

「愛車を雨風にさらしたくない」という方には、ビルトインガレージがおすすめです。

一階部分を駐車スペースにできるのは、二階建てならでは。

ビルトインガレージは、カーポートの設置スペースがない東京の狭小住宅でもよく取りいれられている人気のタイプなので、気になる方はぜひ「ビルトインガレージ」で検索してみてください。

 

ベッドルームにもなる屋根裏部屋

屋根と二階の天井の間には、屋根裏部屋をつくることができます。

はしごを上った先の小さな空間は、大人でもなんだかワクワクしますよね!

もともとデッドスペースになってしまう余剰空間なので、収納スペースなどに有効活用するのがおすすめです。 

屋根裏部屋で一人の世界に没頭したり、寝室のように使ったりするのもいいでしょう。

※屋根裏部屋には条件があるので、以下の関連記事も参考にしてくださいね。

【関連記事】
【屋根裏部屋がほしい人必見】費用や制約、部屋作りのポイントなど徹底解説

 

 

【番外編】平屋なのに2階建て?1.5階建てとは

フラットな平屋暮らしに憧れるけど、居住スペースが足りない…。

そんなお悩みを解決できるのが“1.5階建て”の家。

スキップフロアや中二階と呼ぶこともありますが、上のフロアと下のフロアをゆるやかに区切ることで延床面積を広くすることができます

平屋の良さはそのままに、子どもの遊び場や書斎、趣味を楽しむスペースとしてコンパクトなプライベート空間が生まれます。

壁がなく開放的なので、子どもの様子に目が届きやすいのも安心ですね!

 家族のコミュニケーションも大切にしながら、自由度の高いゆとり空間も確保できる…そんな1.5階建ては、まさにイイトコ取りの間取りです♪

 

 

まとめ

二階建てと平屋の違い

  二階建て 平屋
価格・税金 割安 割高
プライバシー・採光
家事動線・安全性

二階建ての間取りにおすすめのアイデア

  • 高さを活かしたロフト
  • ウォークイン(ウォークスルー)クローゼット
  • 間取りが統一された総二階
  • ビルトインガレージ
  • ベッドルームにもなる屋根裏部屋

平屋には1.5階建てもおすすめ!

 

家づくりでもっとも大事なポイントは、自分たちに合った家を選ぶこと。

二階建てと平屋、どちらも魅力的ですが、自分たちのライフスタイルにあった住まいにすることが大切です。

迷ったときは、土地代もふくめて二階建て・平屋の両方のプランで見積もりをとることをおすすめします。

 

あなたが家づくりに成功し、幸せに暮らせることを願っています!

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

喜多田 弓子

喜多田 弓子

元クロス職人のインテリアコーディネーター。
趣味は掃除と整理整頓♪ストレス解消は食べて寝る♪

素敵なインテリアは心のオアシスです。
内装の専門知識と経験を生かして、日々の暮らしに彩りを添えるような、わくわくする空間づくりの記事をお届けします!



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