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ビルトインガレージのメリットデメリットを知って土地を有効活用しよう!

新築マイホームを建てる時、「どのような駐車場にしようかな?」と考えますよね。

駐車スペースの造り方は青空駐車場や屋根のあるカーポートなど様々ですが、建物内にガレージを作る「ビルトインガレージ」がここ最近、人気になっています。

このビルトインガレージが組み込まれた家のことを「ガレージハウス」と呼び、車好きにはたまらないマイホームの一つなのです。

また、テレビ等のメディアでも有名人のガレージハウスが紹介されたことをきっかけに、憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では新築マイホームにビルトインガレージ設置を考えている方に向けて、どのようなメリットやデメリットがあるのかをまとめました。

 

ぜひマイホームづくりの参考にしてください。

そもそも「ビルトインガレージ」とは?

ガレージのドアが開き、その後ろに車がある

駐車場には様々なタイプがありますが、建物内に組み込まれたガレージ(車庫)のことを「ビルトインガレージ」や「インナーガレージ」と呼びます。

ビルトインガレージは、車やバイクを居住スペースから見えるように作って楽しんだり、メンテナンスなどを行う工場として使ったりと趣味を充実させる目的で作られることもあれば、狭い敷地を上手に使うために作られることもあります。

都市部の狭小住宅では、3階建ての1階部分を全て駐車スペースとして利用しているのもたびたび見かけますよね。

建物内にガレージが設けられているため、スムーズに車の乗り降りができ、雨の日でも楽々と荷物を出し入れできることなどがビルトインガレージの特徴です。

 

リフォームで後付け可能

ガレージのドアを修理する業者

新築住宅を建てる時に作るイメージが強いビルトインガレージですが、実はリフォームで後付けすることが可能です。

車が増えたなどといった理由で後付けする場合は、庭を潰して増築する、不要になった1階の部屋を解体してシャッター付けるといった方法があります。

1階の部屋をビルトインガレージに変更する場合は60万円〜250万円の予算を考えておきましょう。

庭に一台分のビルトインガレージを新しく作る場合は工事費用は150〜350万円程度かかると思っておくと良いでしょう。

 

注文住宅でビルトインガレージをつくる嬉しいメリット

ビルトインガレージのある家の正面

マイホームにビルトインガレージがあるメリットはどのようなものがあるのかをみていきましょう。

 

車を荒れている気候から守れる

ビルトインガレージは建物の中にあり壁でしっかり守られている空間のため、大切な車が雨風に晒されることがありません。

車に汚れや傷がつきにくいのは大きなメリットですよね。

特に台風などの暴風雨が多い地域や、雪がよく降る地域は車へのダメージを軽減でき、長い目で見ると車のメンテナンス費が少なくて済むといえるでしょう。

また、車上荒らしやいたずらに遭うこともなく安心です。

 

メンテナンスや物置スペースに利用できる

ガレージは駐車場としてだけではなく、車やバイク、自転車のメンテナンスを行うスペースとしても活用ができます。

DIYや日曜大工など趣味を楽しむスペースとしても便利です。

また、上手にスペースを使うことで物置としても活用できます。

ゴルフバッグや、ビニールプールなど常に家の中に置いておかなくてよいものを収納スペースに片付けておくことで、家の中をすっきりと整頓できるのもメリットですね。

 

車への出入りがしやすい

住居スペースと駐車スペースを行き来できるような設計にしておくことで、雨が降っている時にも傘を差すことなく乗降車ができます。

特に、小さなお子さんのいる家庭では傘を持たずに両手を空けられるのは大きなメリットではないでしょうか。

また、大量の荷物の積み下ろしも楽にできるのもとっても助かりますね。

 

ガレージの上に部屋を確保できるため狭い土地でもOK

狭い土地の場合、住宅とは別に駐車場を確保するのが難しいことがあります。

しかし、ビルトインガレージは駐車スペースの上の階に居住スペースを作るため、居住スペースの面積を確保できます。

また、ガレージは容積率の緩和規定の対象となるため、狭い土地でも敷地を有効活用することができるのです。

 

住居の採光・風通しが良くなる

ビルトインガレージは1階部分に作られることがほとんどであり、多くの場合は2階以上にリビングやキッチンなど日常生活を過ごすスペースとなります。

高さのある場所が居住スペースになるぶん、周囲の建物など遮るものが少なくなるため、太陽光や風が入りやすい部屋を確保することができます。

 

注文住宅でビルトインガレージをつくって後悔するデメリット

シャッターが降りかけのガレージ

良いこと尽くしのように思われるビルトインガレージですが、メリットがある分デメリットも存在します。

次にビルトインガレージに共通する5つのデメリットを解説していきましょう。

 

費用が思いの外かさむ

ビルトインガレージを作るには、電動シャッターの設置や壁の強化などが必要なため、複雑な作りでなくても建築費用がかさんでいく場合があります。

特に「駐車場代を抑えたい」という理由だけででビルトインガレージを作ることを考えるのであれば注意です。

作ってしまったあとで「近くの駐車場を借りた方が安かった…」といったことがないようきちんと下調べをしましょう。

 

固定資産税が高くなった

ビルトインガレージの固定資産税の額は、天井や壁、床の作りが簡素で「車庫」として認められる場合には住居スペースに比べて低くなります。

ただし、ガレージの壁や床などの内装やエアコンや水道などの設備を居住スペースと同じようなものにしてしまうと、車庫と認められない可能性があります。

また、ガレージ面積が建物の延べ床面積の5分の1を超えた場合も減税の対象ではなくなってしまいます。

つまり、固定資産税を安くするためには、車庫らしい簡素な作りで、建物部分の延べ床面積の5分の1を超えないようにするということですね。

ビルトインガレージの固定資産税の具体的な評価額は、自治体によって異なるため、各自治体に確認しましょう。

 

騒音やエンジン音がうるさい

ビルトインガレージは、家の中に車を格納します。

そのため、シャッターの開閉音やエンジン音、振動が居住スペースにまで伝わってしまうことも。

車で深夜の出入りが多い場合は、静かにしておきたい寝室をガレージから離すなど、配置の工夫が必要になります。

また、選ぶシャッターによっては開閉音が大きく、近隣の方々の迷惑にならないよう配慮することが大切です。

 

車のサイズ・台数が決まってしまう

ガレージの大きさによって、駐車できる車の台数・サイズはある程度決まってしまいます。

そのため「大きな車に乗り換えたいな」「もう一台欲しいな」と思っても、ガレージに入らず買い替えたり、増やしたりできないといった状況になる可能性があるでしょう。

家族の人数や買いたい車など、未来プランを考えてからガレージを設計することをおすすめします。

生活環境に負担がある

一般的に、1階がガレージ、2階以上にリビングや寝室などの居住スペースを設けるケースが多いでしょう。

しかし、どうしても避けられないのが『階段問題』です。

荷物が多くて、雨にも濡れないのでいい部分も持ち合わせているのですが、その分荷物の積み上げに階段を何往復もすることになります。

ビルトインガレージを造ってからそのような事態にならないためにも、駐車場から室内への動線を考えることが重要です。

 

 

平屋でビルトインガレージをつくるときのポイント

平屋のビルトインガレージと車

複数台を駐車できる、憧れの平屋のビルトインガレージ。

ビルトインガレージを作るときに注意するポイントを紹介します。

 

住居に影響しすぎない間取りにする

ビルトインガレージのデメリットの部分でも伝えしましたが、車庫として認められた部分の面積分(建物全体の延べ面積の5分の1以下のサイズの場合)の固定資産税は安くなります。

固定資産税を安くすることばかり考えて、規定サイズのギリギリまでガレージを作り、「居住スペースが思ったより狭くなった…」ということがないように気をつけましょう。

あくまで快適な生活を送るためのビルトインガレージだということをお忘れなく!

 

家の構造の強度を確認しておく

平屋で居住スペースと隣り合っているビルトインガレージの場合は、柱や壁が居住スペースと共用の構造であることも考えられます。

もしも、地震がきた場合・車を壁や柱にぶつけてしまった場合に家の構造が歪んだり、不安定になったりしては大変です。

設計時には、ガレージの強度や耐久性はしっかりと確認しておきましょう。

特に開口部分の強度を確保することがあなたや家族の安全を守ることにつながります。

必要であれば、補強工事を検討してみましょう。

 

2台・3台駐車するか考えて工事費用を確認

「複数台駐車できるようにしたいな」「DIYスペースも作りたいな」「家族でBBQができるようにしたいな」と、ビルトインガレージにはロマンがありますよね。

しかし、その分かかる費用も高くなってしまうことを忘れてはいけません。

「本当にこの広さが必要なのか?」を予算と照らし合わせながら冷静に考えてくださいね。

 

高さが確保できるか確認する

建築基準法の決まりでは、居住スペースの天井高は2.1mと決められています。

しかし、オーバースライダー型の自動開閉シャッターは天井に格納される設計のため、最低でも2.5mは高さを確保しておいた方が良いでしょう。

そうなると、居住スペースと同じ高さのビルトインガレージになるので窮屈に感じてしまうことになりかねません。

しっかり確認した上で、検討してみましょう。

排気ガスの抜け道があるかどうか

建物内に車を入れるビルトインガレージは、排気ガスの問題も生じてしまいます。

居住スペースに排気ガスが入らないよう扉をつける等の工夫が必要になるのはもちろん、ガレージの中にも排気ガスが溜まっていかないようにすることが大切です。

排気ガスが自然に外に出る空気の流れを作るよう設計したり、大きめの換気扇をつけたりと対処法が必要になります。

 

まとめ

車を抱きしめる人

車好きの方や小さな子供がいる家族におすすめしたいビルトインガレージ。

雨に濡れないなど生活が快適になるメリットも多い一方で、作るためには相応のお金がかかりますし、騒音や排気ガスの問題など気をつけるべきデメリットもあります。

生活の満足度を高めるためにビルトインガレージを作った方がいいのか?よく考えてみてください。

この記事があなたのマイホーム作りのお役に立てば幸いです。

 

 

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嵯峨根 和正

嵯峨根 和正

おうちの悩み.com 編集長
株式会社ライフプラスハウス 代表取締役
株式会社ドレメ 取締役

生活が豊かになる家づくりをテーマに、新築住宅のご提案をしています。
おうちの悩み.comでは、住宅会社しかしらない情報や現場の生の声なども含め、おうちに関するお悩みを解決して頂くきっかけとなる記事をお届けします!


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