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旗竿地とは?メリット&デメリットや購入前の注意点、建設ポイントを解説

 2021/01/26 新築
 

マイホームを手に入れるために必要なのが土地ですよね。
土地を選ぶ基準は、自分や家族のライフスタイルを考えて、駅からの距離や周囲の環境、面積など様々です。

家を建てるために土地探しをしているとき、「旗竿地」という言葉を目にしたことはありませんか?

実は、自分の好みの場所に予算内で土地を手に入れる方法の一つが旗竿地を購入することです。

今回の記事では、旗竿地とはどんな土地なのか、メリットやデメリットはどんなものがあるのかをご紹介します。

旗竿地のこと知り、賢く土地を購入して、予算内で夢のマイホームを手に入れましょう!

 

旗竿地(はたざおち)とは?

旗竿地の形の解説

旗竿地とは、その名の通り、竿付きの旗のような形をした奥まった土地のことで、細い路地を通った先にある土地のことです。

旗竿地は都市部に多く、家を建てやすいように土地を分割して売却することで生まれることが多いです。

「敷地延長」や「路地状土地」などと呼ばれることもあります。

その特殊な形状から、一般的な土地よりも地価が安く設定されており、予算内で希望の土地を手に入れる手段の一つです。

一般的にはデメリットとされる旗竿地ですが、工夫することでむしろ活かすことができることもあります。

 

旗竿地のメリット&デメリット8選

メリットとデメリットの一覧イメージ

特徴的な形の旗竿地。そのメリットとデメリットをご紹介。

メリットも多い旗竿地ですが、特徴のある形の土地なので不便な点もあります。

メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

 

メリット1.土地価格が安め

旗竿地のメリットとして最初に挙げたいのは、土地の価格が安いことです。

旗竿地のように、敷地の一面だけが公道に接している場合は、「奥行価格補正」という計算式が適用されて査定され、評価額が決まります。

その理由は、土地周辺を家に囲まれている特徴があり、日当たりやプライバシーなどを考慮して隣の家と距離をとった建築方法を考える必要があるからです。

また、一般的な土地より制約が多く、整形地に比べて土地の評価が低くなることが考えられます。

予算を超えるなと思っていたエリアでも、運良く旗竿地を見つけ、その形状と建築や設計が納得いくものであれば、費用を抑えて家を建てることが可能です。

 

メリット2.道路から奥まっていて静か

旗竿地は、多くが公道から少し奥まった場所にあるため、家の前を車や歩行者が通らないのもメリットの一つです。

道路に面した家の場合は不特定多数の歩行者の視線や車、バイクなどの騒音が気になり、窓やカーテンを開けることに躊躇ってしまうことがあるでしょう。

しかし、旗竿地の家ではそういった心配がなくプライバシーを守れるメリットがあります。

また、玄関から公道までの距離があるため、小さな子どもの飛び出し事故を未然に防ぐことができるともいえます。

 

メリット3.外構にお金をかけなくて済む

旗竿地は、周囲を家に囲まれることが多いため、多くの場合は家の外壁が公道から見えづらいという特徴があります。

そのため、例えば外壁材や塗料を一色でまとめるなどのコストを抑え、内装費や家具、家電など、家の中に予算を割り振ることが可能です。

インテリアや家電にコストをかけることで、より暮らしの質を上げることができるでしょう。

 

デメリット1.日差し・風通しには工夫が必要

旗竿地は、道路に面している部分が少なく、ほとんどの面が他の家と接していることから、日光が遮られたり、風が遮られたりとデメリットがあります。

周囲の家がどのくらいの高さがあるのか、どのような形で建っているのかをよく観察して家を建てることが大切です。

 

デメリット2.駐車場・カーポート建設が困難

旗竿地の場合は、旗の竿部分(敷地延長部分)が2m以上あれば家を建てることができますが、車を置いて乗り降りするにはかなり狭く、使い勝手が悪くなってしまいます。

また、駐車場やカーポートは、上手に建設しなければなりません。

  • カーポートの屋根がお隣の家の日当たりを遮ってしまう
  • 隣の敷地へ雨が流れ込んでしまう
  • 屋根に積もった雪が落下する危険性

など、さまざまなご近所トラブルに繋がる場合があります。

駐車場やカーポートを建設する場合は、隣家の邪魔にならない位置に造ることができそうかチェックすることを忘れないようにしましょう。

 

デメリット3.ご近所トラブルへの配慮はつきもの

周囲の住人とトラブルになる原因は生活音や騒音などが多いです。

特に、周囲の家との距離が近い旗竿地では、生活音や騒音には配慮しなければいけません。

自分たちの生活音が聞こえないよう、また、周囲の家の生活音が聞こえないように防音対策することが必要になります。

その他にも、様々な近隣トラブルは考えられますが、普段からコミュニケーションをとったり、相談し合ったりすることで大きなトラブルを招きにくくなるでしょう。

 

デメリット4.セキュリティ強化は必須

防犯を意識した家づくりの最重要事項に、見通しがいいことと中に入りづらいことの2点が挙げられますが、旗竿地はその2点をクリアできていません。

周りを家に囲まれている旗竿地は、死角が多く、犯罪者に狙われやすい家となってしまう可能性があります。

とはいえ、旗竿地が必ずしも泥棒を招いてしまうということではありません。

旗竿地は、玄関まで入り口が一つのため、侵入経路が断定できます。

そこで、玄関までの通路に防犯カメラやセンサーライトをつける、足音の鳴る砂利を引くなどの対策をすることで未然に防ぐことができるのです。

 

デメリット5.建築コストが高くなることも

旗竿地は、道路から家までの道が狭いため、建築に使う大きな重機が通れない場合があります。

そうなると、通常の建設よりも職人さんの仕事が増えるため建築費用がかさむことになってしまいます。

また、電線や水道管が引き込まれていない土地の場合は、引き込むための工事が必要となり、結果的に建築コストが高くなることもあるため注意が必要です。

 

旗竿地を購入して後悔しないための注意点

チェックマークを入れる様子

旗竿地の購入を考えるときに事前に確認しておきたい点をご紹介します。

 

路地部分の幅・長さを確認する

先ほども少し触れましたが、建築基準法には接道義務というものがあり、路地の幅が2m以上ないと家が建てられないという決まりになっています。

特に、周囲の土地に比べて激安で販売されている旗竿地は、路地が2mに満たないものもあるので注意してください。

2mに満たない場合は建築不可のため、せっかく土地を買っても、古い家を解体した後に新しい家を建てられません。

また路地の長さ(奥行き)が一定以上の場合、幅が3m以上必要になる場合もあるので、購入前に絶対に確認しましょう。

路地を駐車スペースにしたいと考えているのであれば、路地の幅によって停められる車種も変わります。

軽自動車であっても、2m幅では、ゆとりのあるドアの開け閉めや、駐車が簡単にできないと想定できるので2.5m以上であることが望ましいです。

 

大型車両が通るのか確認する

家を解体するとき、建てるときにトラックやクレーン車などの大型車両や重機を使う可能性はかなり高いです。

旗竿地の場合は、公道に重機を停めて作業がしづらいので、路地を通って敷地内に入る必要があります。

大型車両が路地を通ることができるのか、敷地内に停めておけるスペースはあるのかなどを合わせて確認しておきましょう。

大型車両を使わずに家を建てることもできますが、そのぶん職人さんの人件費がかかり費用が高くなってしまうことがあるので注意しましょう。

 

電気・水道などインフラ状況を確認する

旗竿地の場合、電気や水道の引き込み状況も確認しておきましょう。

古家がある場合でも、電線や水道管が周囲の家の敷地内を経由している場合があります。

もしも、「敷地内まで引き込みがされていない」「電線・水道管を経由している土地の持ち主から申し出があった」場合は、新しく引き込み工事を行う必要が発生します。

その場合は、地中に水道管を通したり、電柱や電線の位置によっては私設の電柱を建てたりと大掛かりな作業になるため、工事費が高くなることも頭に入れておかなくてはなりません。

土地を見ただけではインフラ状況はわかりにくいうえ、広告などにも書いていないケースが多いため、購入前に不動産会社に必ず確認しておきましょう。

 

旗竿地の特徴を活かしたマイホームづくりのポイント

家の間取り図とパソコンと虫眼鏡

メリット・デメリットのある旗竿地ですが、その特徴を活かした家づくりのポイントをお伝えします。

 

玄関アプローチにこだわる

旗竿地は、公道から家の外観が見えにくいため、家の見栄えを良くするのに玄関前のアプローチにこだわることがおすすめです。

旗竿地には玄関までに細い路地があるので、それを活かしてオシャレな雰囲気を作り出すことができます。

好みに合わせて、オシャレなタイルやレンガ、石畳を使って好みのアプローチを作ったり、木やお花を使ってガーデニングしたりと魅力的なアプローチを作ることができますよ!

 

設計にこだわりおしゃれ度の高い家にする

旗竿地は周りを家に囲まれた特殊な場所のため、採光や風通しを工夫するのに、普通とは少し違った形状の設計にすることが多いです。

そのため、旗竿地に建てる注文住宅はデザイン性が高くその土地と家族にぴったりの、オリジナルの家になるのも大きな魅力です。

 

リビングは吹き抜けで明るく開放感を演出

旗竿地の採光の工夫としておすすめなのが吹き抜けを作ることです。

吹き抜けは周りを建物に囲まれた家に明るさと開放感をもたらしてくれるだけでなく、建物が密集した場所でも風が通り抜ける気持ちの良い空間になります。

また、吹き抜けを作ることで上下階のコミュニケーションをスムーズにでき、建築面積が小さめでもそれを感じさせない演出もできるためおすすめです。

 

まとめ

笑顔で歩く家族

旗竿地は、竿部分である路地に建物を建てるのが難しく、周囲の家とも距離が近いため、扱いづらい土地だと思われがちです。

しかし、旗竿地ならではのメリットやデメリット情報を知ることで、工夫次第ではデザイン性の高い家を建てることができます。

旗竿地は、個性を表現しつつ、暮らしやすく快適な家を建てることが叶う、とてもコストパフォーマンスの良い土地といえます。

建築士や家族とよく相談しながら計画し、ぜひ夢のマイホームを手に入れてください!

 

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嵯峨根 和正

嵯峨根 和正

おうちの悩み.com 編集長
株式会社ライフプラスハウス 代表取締役
株式会社ドレメ 取締役

生活が豊かになる家づくりをテーマに、新築住宅のご提案をしています。
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