ローコストで平屋を建てるメリットは?注文住宅の間取り例やコツを紹介

近年、注文住宅において平屋のニーズが高まっています。

マンション並みのスムーズな動線に、一戸建ての自由さを兼ね備えた平屋暮らし。

理想の住まいを追求したら平屋だった」という人も少なくありません。

とはいえ、平屋ってどんな間取りがいいの?ローコストでもおしゃれな平屋にできる?など、あれこれ悩んでしまいますよね。

今回は、ローコストで平屋を建てるメリットデメリット、おしゃれな平屋にするポイント、間取り例を紹介します。

平屋暮らしをのびのびと満喫するための参考にしてくださいね!

「平屋」とは?

平屋とは、一階建ての住宅のことです。

最近では「フラットハウス」と呼ばれることもあり、インターネットや住宅カタログなどで目にすることもあるのではないでしょうか。

平屋は、生活動線がマンションのようにコンパクトでありながらも、一戸建てならではの開放的な暮らしができるのが最大の魅力!

ペットを飼えたり、騒音トラブルの心配もないので小さなお子さまが遊びまわってもストレスフリーで暮らせるのがポイントです。

平屋はいわば「マンションと一戸建てのいいとこどりの家」といっても過言ではありません。

 

 

ローコストで平屋を持つメリット・デメリット

近年は、必要最低限のモノしか持たない”ミニマリスト”が流行っていますよね。

住宅においても「小さな平屋でミニマムに暮らしたい!」との声が増えつつあります。

注文住宅メーカーなどでは、規格住宅商品のローコストな平屋でも長期優良住宅にできるケースもあるので、魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ローコストで平屋を持つメリットデメリットをみていきましょう。

 

ローコスト平屋のメリット

平屋の最大の特徴は、なんといっても階段がないことです。

  • 家事動線がシンプルで楽
  • 家族のコミュニケーションをとりやすい
  • バリアフリーで安心安全

二階建て住宅だと、洗濯・掃除など家事の階段移動が億劫になったり、体調が悪いときに一階まで下りるのがつらかったりと、日々の生活のなかで不便を感じる場面も多くなるでしょう。

その点、平屋は子育て世帯から老後の暮らしまで、すべての世代にとってスムーズに生活しやすいので、長く住みつづけられる家になります。

 

また、建物の重心が低いため耐震性に優れているというメリットも。

足場を組まずに外壁塗装、屋根修理などができるので、将来のメンテナンス費用をおさえられる点もうれしいですね。

 

さらに坪単価30~50万円ほどで建築できるローコスト住宅は、頭金などの住宅資金が少なくても金融機関のローン審査に通りやすかったり、ローン返済が楽になったりなど金銭面での大きなメリットもあります。

 

ローコスト平屋のデメリット

ローコスト平家にはメリットが多いように感じますが、残念ながらデメリットも存在します。

  • 広い土地が必要
  • プライバシー確保が難しい
  • 採光が確保しにくい

日当たりのいい快適な平屋を建てるには、広い土地が必要になります。

都市部の狭小住宅地に平屋を建てるとなると、建物をローコストにできても土地代が高くついてしまう可能性が否めません。

 

また平屋は、防犯面やプライバシーの確保が難しく、寝室の位置や窓のレイアウトなど工夫が必要になるでしょう。

室内においても、ワンフロアな空間ゆえに家族同士のプライバシーが守られにくいデメリットも。

その場合、リビングと部屋の間にあえて廊下やホールを設けるなどの対策が有効になります。

 

さらに平屋は、家が大きくなればなるほど中心部分が暗くなってしまいます

マンションなどでよくある北側・南側の二面採光よりは明るいのですが、より採光を重視するのであれば、中庭を設けて日当たりを良くするのもおすすめですよ。

 

20坪台の小さな平屋のローコスト住宅間取りプラン

狭小住宅や、夫婦二人で暮らす住まいなど、できるだけ費用をかけずにコンパクトな平屋にしたいご家庭も多いのではないでしょうか。

そこで、本体価格1,000万円以下、20坪台の小さな平屋におすすめのローコスト間取りプランを紹介します。

家族の人数にあった間取りや、家づくりのイメージをふくらませる参考にしてみてくださいね。

※20坪台の床面積は、およそ65㎡~95㎡です。

おうちの悩み.com 編集部
1,000万円以下の”超”ローコスト住宅会社の家は、決められた規格プランの中から好みの間取りを選び、設備グレードを必要最小限にとどめることでローコストを実現しています。小さな平屋でも、規格外の高価な設備を取りいれようとするとそのぶん価格は上がるので、間取りはあくまでも目安として考えておくことをおすすめします。

新築一戸建て:本体価格500万円台〜の間取りプラン例

 

出典:はなまるハウス(713万円/約20坪/2LDK)

20坪、2LDKの間取りです。

凹凸の少ない非常にシンプルな間取りで、施工の手間を極力省いていることがわかります。

リビング空間が16帖と広いので、2~3人家族でもゆったりと過ごせますね。

 

新築一戸建て:本体価格800万円台〜の間取りプラン例

出典:友建設(880万円/約21坪/2LDK)

21坪、2LDKの間取りです。

吹き抜けのあるリビング空間と、インナーバルコニーを設けた、開放感たっぷりの平屋です。

玄関を入ってすぐに洗面所があり、帰宅したらサッとうがい・手洗いができるなど、新生活様式にも対応できる間取りプランになっています。

 

出典:楽ちん住宅(996万円/約23坪/2LDK)

23坪、2LDKの間取りです。

各部屋のドアがすべて引き戸になっているため、限られたスペースを有効活用できます。

また万が一、身体が不自由になった場合でも、引き戸であれば開け閉めがしやすいので、老後も快適に暮らせる間取りといえるでしょう。

 

出典:ヒラキハウジング(850万円/約26坪/3LDK)

26坪、3LDKの間取りです。

リビングに隣接した和室は、来客用としてはもちろん、家族でごろ寝をするときにも重宝するくつろぎ空間になりそうですね。

廊下も広く、4人家族でもゆとりのある間取りです。

 

300万円はおすすめしません

極力ムダをなくして300万円くらいで家を建てられないかな?という人もいるかもしれませんが、あまりにも安すぎる家はおすすめしません。

300万円前後で建てられるのは、ログハウスキットやプレハブ小屋、トレーラーハウスなどのあくまでも簡易的なスペース。

床面積も狭く、断熱性も一般住宅より劣ります。

四季の変化が激しい日本において、そのような空間で一年中快適に過ごすのはかなり厳しいといえるでしょう。

 

 

ローコスト平屋をおしゃれに見せる4つのコツ

何十年も暮らしていく家だから、ローコスト住宅でもおしゃれに見せたいですよね。

デザイナーズ住宅もおしゃれですが、そのぶん設計コストは高くなってしまいます。

ハウスメーカーの規格プランでも工夫次第でデザイン住宅のようにおしゃれにすることが可能です。

そこで、ローコストで叶うワンランク上のおしゃれな平屋にするコツをお教えします!

 

シンプルモダン

ローコスト平屋をおしゃれに見せるなら、シンプルモダンが断然おすすめ。

色味をおさえて、設計・建築コストのかかりにくいシンプルな形状にすることで、費用をグッとおさえることができます。

シンプルモダンは、コストをかけることなくおしゃれな平屋に見せるお助けコーディネートです。

 

屋根にこだわる

平屋は、目線が低くなるぶん屋根のインパクトが大きくなります。

なんとなく屋根を選ぶのではなく、屋根の素材や形にもこだわると、一気におしゃれな平屋に見せることができます。

  • 昔ながらの定番屋根『切妻屋根』
  • 一方向に傾いたダイナミックな『片流れ屋根』
  • フラットでモダンな『陸屋根』

など、全体的なシルエットとのバランスを見ながら選ぶとよいです。

 

広い土地に建てる

平屋は、やや広めの土地にゆとりをもたせて建てることで高級感が出ます。

二階建てや三階建ての家に囲まれている小さな平屋は、日当たりが悪く窮屈そうに見えてしまうもの。

敷地に余裕をもたせれば、日当たりもしっかりと確保でき、明るい雰囲気のおしゃれな平屋にすることができます。

当然ながら、住宅スペースが増える分、展示場の住宅のような収納やお部屋アレンジなどおしゃれさを取り入れやすくなるでしょう。

 

見えるデザインにこだわる

家の外観でパッと目に入るのが、庭や門などの外構です。

おしゃれな平屋は、ほぼ例外なく外構のデザインに凝っていて、全体的にコーディネートされたセンスが感じられます。

「とりあえず建物だけ建てました」という家は、そっけなく見えてしまいますよね。

外構は後まわしにされがちな部分なので、あらかじめトータルで予算内におさまるように、おしゃれなデザインを検討しておくとよいでしょう。

ローコスト平家の外構に迷ったときは、不動産会社からプレスリリースされている情報を参考に検討すると理想が見つけられやすくなりますよ。

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まとめ

バリアフリーで安全な平屋は、子育て世帯からゆったりした老後を送りたいご夫婦まで、幅広いご家庭におすすめです。

広めの土地さえ確保できれば、シンプルでのびのびとした暮らしが楽しめるので、ぜひ平屋を検討してみてはいかがでしょうか。

 

どのハウスメーカーに頼めばいいかわからない…という人は、複数の住宅会社からカタログを取り寄せて比較してみるのがおすすめです。

希望のエリアで、理想どおりの間取りを提案してくれる住宅メーカーにきっと出会えるはずですよ。

住宅カタログの請求方法についてはこちらの記事でくわしく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

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あなたとご家族が幸せに暮らせる家づくりになることをお祈りしています!