ダニ退治と予防に効く方法は?ダニの脅威から家族を守る

おうちを悩ませる害虫としてまっさきに思い浮かぶものとして、ゴキブリ・ダニ・シロアリなどが挙げられます。

最近の住宅ではシロアリの発生件数は昔に比べてはるかに少なくなっていることもあり、シロアリに悩まされた経験がない方も多いと思います。

残るゴキブリとダニですが、ゴキブリは発生すれば不快に感じることはありますが、人に直接の危害を加えることはありません。

人に危害を加える害虫の代表格が、ダニです。

 

ダニはとても多くの種類が確認されており、強いかゆみをもたらすものや、レルギー反応や感染症の原因となるものなど、私達に多くの害をもたらします。

さらに厄介なのは、ダニは驚異的な繁殖力をもっており、条件が揃うと30匹のダニが3か月程で1万匹になるとも言われています。

私達の目の届かないところでダニは着々と数を増やし、病気の元となっている可能性があるのです。

ダニの多くは1mmにも満たない大きさで目視はほぼ不可能なので、「ダニかな?」と思ったときには、あなたのおうちにはすでに数万匹のダニが繁殖していることも・・・

ダニが繁殖した状態で放っておくと、あなたや大切なご家族がダニに刺され、強いかゆみやアレルギー、感染症などに苦しむことになります。

 

そうなる前に、ダニを退治してしまいましょう!

ダニが繁殖するための条件を満たさないようにすることで、予防・対策ができます。

もし、すでに繁殖してしまっていたとしても退治することもできます。

この記事では、ダニが発生する主な条件や、ダニの予防・対策をする方法、繁殖してしまったダニを退治する方法をまとめました。

この記事を読み、ダニのいない環境を整え、ご家族をダニの脅威から守る参考にしていただければと思います。

 

ダニが繁殖しやすい条件

ダニが繁殖しやすい条件は、主に2つあると言われています。

  • 室温22℃~28℃
  • 湿度60%~85%

ダニが快適に過ごせる環境が整うと、ダニは爆発的に繁殖します。

ダニの寿命は3ヶ月~4ヶ月と言われていますが、その短い生涯の間に、100個以上の卵を産み、一度繁殖を許してしまうと、知らない間に家中ダニだらけといったケースもめずらしくありません。

主な餌は人間の皮膚剥離物や食べ物のクズで、特に食べ物を落としやすいカーペットや寝汗などで湿気が溜まりやすい布団によく発生します。

 

ダニが繁殖すると・・・

ダニが繁殖すると、さまざまな症状を引き起こします。

まず、ダニの症状として最も有名なのが、ダニに吸血された際に起こる強いかゆみです。

ダニのかゆみは、最も強いもので蚊の10倍以上、期間にして2週間~1ヶ月程度かゆみが続くと言われています。

ダニに刺されてしまったら、どの種類のダニに刺されたのかを素早く判別し、適切な対処をすることが大切です。

刺されて現在お悩みの方、または悩んだことのある方はこちらの記事をご参照ください。

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刺された症状の他にも、ダニの死骸やフンなどを原因とする、アレルギー症状もあります

  • アレルギー性皮膚炎
  • アレルギー性結膜炎
  • アレルギー性喘息
  • アレルギー性鼻炎

子供は特にアレルギー反応が出やすく、小児喘息の約8割がダニを原因としていると言われています。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

 

最後に、ダニを原因とする症状で最も怖いのが、感染症です。

ダニを原因とする感染症は主に4つあります。

  • SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
  • つつが虫病
  • ライム病(ライムボレリア症)
  • マダニ媒介性の回帰熱

これらが重症化すると、最悪の場合死に至ることもあります。

ダニを軽く見て、手遅れになってしまう前に、「ダニかな?」と疑ったらすぐに対策をすることが大切です。

 

ここから、ダニの退治方法と予防方法をお伝えします。

 

ダニの退治方法と予防方法

恐らく検索をしてこの記事にたどり着かれた方の多くは、何かしらダニが繁殖している心当たりがあるのではないかと思います。

害虫の多くがそうですが、被害に気付く頃には、かなり繁殖してしまっている可能性が高いです。

でも安心してください。

ダニがすでに繁殖してしまっている場合でも、適切な対処をすればその数を大きく減らすことが出来ます。

現在繁殖したダニを退治した後、再繁殖しないよう予防をし、ダニの脅威からあなたやご家族を守りましょう。

 

ダニが発生しやすい場所ごとに、ダニに効果がある退治方法をご紹介します。

そして、ダニを退治した後は、再繁殖しないように予防することが大切です。

合わせて予防の方法もご紹介します。

 

布団・カーペット

これまで、布団やカーペットのダニ退治に最も効果的な方法は天日干しだと考えられてきました。

しかし、現在では天日干しでは3割程度しかダニを退治できないことが分かっています。

ダニは50℃程度で数十分、65℃以上なら数秒ほどで退治できます。

天日干しの場合、表面にいるダニは退治することが出来ますが、繊維の奥に隠れたダニまで退治することは出来ません。

 

もう一つダニ退治に効果的な方法として、掃除機で吸い出してしまう方法も有名ですが、掃除機も天日干しと同じく、奥にいるダニは掃除機の吸引でも吸い出すことは出来ません。

 

すでにダニが繁殖してしまった場合に最もおすすめな退治方法は、高温乾燥機です。

薄くて持ち運べるものであれば、多くのコインランドリーに大型の高温乾燥機が設置してありますので、20分~30分ほど高温の乾燥機にかけると、ほとんどのダニを退治することが出来ます。

 

乾燥機にかけるだけではダニの死骸が残ってしまい、アレルゲンになったり、他のダニがそれを餌として再び繁殖する可能性がありますので、乾燥機で退治した後はしっかりと掃除機をかけましょう。

 

ダニを退治した後は、繁殖させないために定期的に天日干しを行い、湿気を取り除きましょう。

このとき、絶対に布団叩きなどで叩いてはいけません。

もし、ダニが卵を産み落としていた場合、叩くことで卵が飛散して予期せぬ場所で孵ってしまうことがあります。

天日干し後は掃除機で吸うようにしましょう。

特に小さいお子様がいらっしゃる家庭では、食べこぼしやお菓子の欠片などがダニ繁殖のきっかけになりますので、こまめに掃除機をかける事が大切です。

 

根本的な予防策として、布団やカーペットを選ぶ際、あらかじめダニが発生しにくいものを選ぶのも効果的です。

ナイロンやアクリルなどはダニが繁殖しにくい素材です。

さらに、カットタイプよりもループタイプの方が湿気が溜まりにくいため、ダニの発生を抑えることができます。

 

最近では防ダニ加工のカーペットや布団も販売されていますので、そういった商品を選ぶと、さらに高い効果を期待できます。

例えばカーペットなら、楽天のカーペットランキングで1位の実績のある、【お医者さんが進める防ダニカーペット】はとてもオススメです。

(出典:楽天市場)

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タンス・衣装ケース

基本的にタンスや衣装ケースはダニ繁殖の温床となることは少ないですが、それでも長く開けることのない、季節物を収納した引き出しなどにはダニが繁殖することがあります。

 

タンスや衣装ケースに繁殖している場合も、ダニが繁殖している引き出しの服をまとめて高温乾燥機にかけることで退治することができます。

ダニの死骸が服内部に残らないよう、乾燥後に洗濯機で洗濯し、再び高温乾燥機にかければ服で繁殖したダニの大半を取ることが出来ます。

 

退治した後の予防方法は、定期的に開放して空気を通したり、乾燥剤やダニ除けシリカを入れておくのが簡単で効果的です。

 

ソファー

ソファーはカーペットや布団と同じくらいダニが住み着きやすい場所です。

ソファーは高温乾燥機を使用できないので、スチームアイロンを使用するのがおすすめです。

分厚い種類のソファーでは奥まで届かない場合がありますが、それでも多くのダニを退治することができます。

スチームアイロン使用後は内部に湿気が溜まってしまいますので、ドライヤーで入念に湿気を取り除いた後、仕上げに掃除機をかけてください。

 

薄くて比較的簡単に予防対策ができるカーペットや布団に比べ、ソファーは非常に分厚いため、定期的に掃除機をかけるように心がけていても奥にダニが繁殖してしまうなど、ソファーにダニが繁殖するのを完全に予防することは難しいと言われています。

 

ソファーのダニが気になる方は、ダニが繁殖しにくい素材のものを選ぶと効果的です。

革製やアクリル製のものはダニが繁殖しにくいので、家中のダニ対策をしてもダニの症状が改善しないときは、ソファーの奥に潜んだダニの可能性がありますので、革製やアクリル製のソファーへの買い替えを検討してください。

しかし、せっかく革製やアクリル製のソファーにしても、表面に皮膚剥離物・食べこぼしなどが付いているとダニが発生する可能性があります。

繁殖しにくい素材だからといって安心しすぎず、定期的に掃除をしてダニのエサとなるものを残さないようにしてください。

 

畳にダニが発生してしまった場合は、下手に天日干しなどを行うと畳が変色してしまうことがあります。

分厚い畳は薬剤も通りにくいうえ、死骸を取り出すのもとても難しいので、自分で畳のダニ退治をするのはとても難しいです。

畳に関しては、ダニは中途半端に退治をしても意味が無いので、業者に頼んで高温乾燥を行ってもらうのが最も確実な方法です。

 

元々ダニが湧きにくい素材の畳ならば、乾燥した時期であれば畳の下に乾燥剤や防虫シートなどを入れておくと徐々に数が減っていく場合もあります。

 

あまり繁殖する前であれば、スチームアイロンも効果を期待できます。

しかし、畳が焦げてしまうこともありますので、スチームアイロンを使用する際は十分に注意をしてください。

 

畳にはダニが繁殖するというイメージをお持ちの方も多いようですが、それは昔の話です。

実は最近の畳は、ダニが発生しやすいい草や稲わらだけで作られた畳は少なく、畳にダニが発生することも少なくなっています。

特に、マンションに多く使用されている畳は、厳密にいうと建材畳床とよばれるもので、極めてダニは発生しにくいです。

 

畳にダニが繁殖してしまった場合、最も効果の高い退治方法は、畳を交換することで、同時に最も効果の高い予防策も、畳を交換することです。

 

もしあなたが昔ながらの畳が好きで、い草や稲わらの畳を購入されたとしても、新しいものは入念な過熱処理が行われているのでダニが発生するケースは多くはありません。

これから畳の部屋を検討しているという方は、安心してください。

 

もし、新築住宅やマンションなどの畳の部屋でダニが発生しているのであれば、畳そのものではなく、他の家具が原因の可能性が高いと考えられます。

 

畳をはりかえたり、業者に頼んだりして畳のダニを綺麗に退治したあとは、換気して湿気がたまらないようにすることと、こまめに掃除機をかけることで再繁殖を防止できます。

掃除機をかけるときは、一畳ずつ丁寧にかけると高い効果を期待できます。

 

その他

その他にも、ネズミを媒介にしてダニが繁殖する場合があります。

 

知らない方も多いですが、ネズミはほぼ確実にダニに寄生されています。

ダニは寄生している宿主が死んでしまうと、次の寄生先を探し始めます。

ネズミ1匹に対し、数百~数千のダニが寄生していますので、ネズミが死ぬと、そのダニが一斉に次の寄生先を探してあなたやご家族にターゲットを変えるのです。

 

もし、家にネズミが住み着いた場合、個人で全てのネズミを駆除することはほぼ不可能です。

ネズミ駆除の業者に入ってもらうのが確実でしょう。

 

万が一ネズミ捕りなどで室内でネズミが死亡した場合、吸血性のダニが大量に繁殖している可能性が高いので絶対に素手では触らないでください。

 

実はダニは掃除機のフィルターの中でも繁殖することがあるので、フィルターを付け替えられる掃除機や、フィルターを洗える掃除機で、ダニを吸ったあとすぐにフィルターを交換・洗浄できればさらに確実です。

 

まとめ

いかがでしたか?

ダニが繁殖すると、ダニを原因とする、強いかゆみ・アレルギー症状・感染症などを引き起こす危険性がありますので、早急に退治して予防してください。

 

しかし、ダニは種類も数も多く、特定の種類を対象とした退治・予防グッズは効果を得られないことが多いです。

業者に頼らずにダニを退治するなら、特定のダニを対象とする対策グッズよりは多少効果が劣るものの、全てのダニに効果が期待できる退治方法と対策方法をとるのがオススメです。

 

基本的にダニ退治に効果的なのは、高熱と乾燥です。

昔は天日干しをすればいいと考えられていましたが、天日干しでは3割程度のダニしか退治できないので、コインランドリーなどにある高温乾燥機を利用してください。

乾燥機に入れることのできないソファーなどには、スチームアイロンが有効です。

 

予防方法は、湿気を残さないことと、エサを残さないことです。

こまめに掃除機をかけるだけでも、高い予防効果を期待できます。

 

実際にダニを克服したご家族の体験談をご紹介します。

このご家族は、小さな娘さんがダニの被害にあい、ダニが繁殖していることに気付かれました。

ダニを克服はしたものの、「被害にあう前に対策をしていれば娘を守ることができた」という体験者さんの後悔の想いが胸に刺さります。

この記事を参考にダニを退治・予防し、ダニを原因とするお悩みをやわらげて頂ければ幸いです。