ダニに刺されたら?画像でわかるダニの種類ごとの症状と正しい対処法

なんだか身体がかゆいなぁと思ったら、赤い痕がぽっこり。

いつどこでやられたのかはわからないけど、虫に刺されていという経験をしたことはありませんか?

私はどうやら虫に好かれやすいらしく、頻繁にムシに刺されてしまいます。

 

身近な人を刺す虫と言えば、蚊・ノミ・ダニが有名ですが、この中で、最も繁殖力が高く、対策の難しい生き物をご存知でしょうか?

それはダニです。

  • 蚊やノミより繁殖力が高く、市販の虫よけ薬の効き目が薄い
  • とても小さく目視しづらいので、繁殖していることに気づかないことが多い
  • ダニに刺されたかゆみは蚊の数倍強く、2週間~1ヶ月程度かゆみが続く
  • 蚊やノミと違い、主に室内に繁殖する
  • フンや死骸によってアレルギー反応を引き起こし、最悪の場合死に至る

これらがダニの特徴ですが、聞いただけでもぞっとしますね・・・

ダニは小さくて目視できないということもあって、ダニ被害のほとんどは症状が出てはじめて気づきます。

あなたがダニに刺されてすぐに気づくことができず、知らない間に手がつけられないほど繁殖してしまったり、かゆみが長引いたりアレルギーで苦しむことのないように、この記事ではダニに刺された時の症状と対処法についてまとめました。

この記事を参考に、ダニに刺されたときにすばやく対処できる知識を身につけて頂ければと思います。

 

かゆいし痕ができてる・・・蚊なの?ダニなの?

気が付いたら虫に刺されていたという方はとても多いようで、特に夏になると、ツイッター上で「蚊なの?ダニなの?」という悩みのツイートをたくさん見かけます。

 

ツイッターで「蚊 ダニ」と検索すると、とても多くの同じようなツイートを見かけます。

厚生労働省のこんなツイートも発見しました。

これは「外出する際には肌の露出をおさえましょう」という注意喚起ですが、ダニが家で繁殖していた場合、肌の露出をおさえたところでまったく効果がありません。

ワイルドではないあなたも、ダニに狙われています。

 

人を刺すダニの種類

基本的に多くのダニは人を刺すことはありません。

家に繁殖するダニのほとんどは、チリダニ(ヒョウヒダニ)やコナダニといって、人を刺すことはありません。

人を刺すことはありませんが、チリダニの死骸やフンはアレルギー性疾患の原因となり、アレルギー性疾患の80%はダニが原因だと言われています。

チリダニはほぼ1年中見られます。

 

人を刺す(噛む)ダニは、ツメダニとイエダニの2種類

家に繁殖しているダニの2割ほどが、このダニです。

家でダニに刺されたときは、ツメダニかイエダニのどちらかが原因だと思ってまず間違いありません。

アレルギー性の症状が見られるときは、チリダニの繁殖を疑ってください。

ダニアレルギーの症状について詳しくはこちらを参照ください。

 

ツメダニ

ツメダニは密閉された部屋で繁殖しやすいダニで、他のダニの死骸や糞などを主食としています。

そのため、他のダニが大量発生して死骸や糞が増えると、それに比例してツメダニも大量に繁殖します。

基本的にツメダニは人を狙って刺しているわけではありませんが、大量に発生すると、そのうちの一部が間違えて人を刺し、体液を吸うことがあり、その際かゆみなどの症状を引き起こします。

ツメダニは梅雨の時期から徐々に被害が出はじめ、秋口に最も増殖します。

特に8~9月に人への被害が増加します。

ちなみに、ツメダニは血ではなく体液を吸うので、厳密にいうと、蚊やノミのように吸血性のムシというカテゴリーには入りません。

 

 

イエダニ

イエダニは基本的にはネズミや鳥に寄生する吸血性のダニで、ネズミを媒介として屋内に侵入することが多いです。

たとえば屋内でネズミが死んだり、ネズミの巣などで大量に繁殖したとき、次の獲物を求めて人間にたどり着くことがあります。

野生のネズミは、ほぼ確実にイエダニに寄生されていますので、ネズミのいるところや、ネズミがいたところにはイエダニが大量にいると考えてください。

イエダニは5月頃から発生し、6~9月が発生の最盛期です。

人への被害もこの時期に集中します。

 

昔のネズミが侵入しやすい住宅が多かった時代は、イエダニが最も身近なダニでしたが、衛生環境がよい最近の住宅では繁殖しにくくなりました。

中古住宅や中古マンションなど、少し古い住宅を購入される際は、イエダニの被害に注意が必要です。

ネズミの血を吸って生きていたイエダニに刺されると、ネズミの持つ感染症を媒介してしまうこともあります。

 

マダニ

山・公園・河川敷・草地・庭などの屋外で、ダニに刺されることもあります。

屋外でダニの被害にあった場合、マダニの可能性が極めて高いです。

マダニに刺されると赤く腫れて炎症を起しますが、かゆみを伴わないことが多いため、刺されたことに気づかないケースが多いです。

 

マダニは多くの感染症や病気の原因として問題視されており、マダニに刺されると、

  • 日本紅斑熱やライム病などの感染症
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

このような病気を発症することがあります。

特にSFTSはとても怖い病気で、38度以上の発熱、嘔吐、下痢、食欲低下などが症状として現れ、致死率は6%~30%もあると言われています。

 

ディートと呼ばれる成分がマダニには有効とされているので、虫取りや庭作業などで草むらに入るときは、肌の露出を控え、ディートが含まれた虫よけ剤を塗布してください。

草むらに入った次の日は、体に腫れがないか意識的に確認することも大切です。

 

ダニに刺された時の症状の見分け方

基本的に肌を露出していない場所を噛まれた場合はダニの可能性が高いです。

蚊は露出している部位を刺しますし、ノミは足を噛む傾向にあります。服を着ていたにも関わらず上半身に強い痒みを伴う腫れなどがあれば、まずダニを疑ってください。

また、ダニは蚊とは違い、数ヵ所を続けて刺す習性があります。同じ刺し跡が連続している場合もダニに刺された可能性が高いでしょう。

蚊の刺し痕は1点、ダニの刺し痕は2点になります。

かゆみが強くて長引く場合も、蚊ではなくダニの疑いが強いです。

 

ツメダニ刺された場合

 

ツメダニに刺されると、強い痒みと患部が赤くなる症状が見られます。

付近を何度も刺されることが多いので、細かい刺し痕が広範囲に広がっていたらツメダニの疑いがあります。

刺されてから数時間~長いと2日経ってから痒みが現れることもあり、どこで刺されたのか分からないという場合も多いです。

刺される部位は露出が少なく皮膚が柔らかい場所が多く、1週間以上も痒みが続く場合があるのが特徴です。

 

イエダニに刺された場合

(参照:https://blogs.yahoo.co.jp/so5ra6/13066901.html)

イエダニに刺されると、赤い斑点が現れたり水疱ができることがあります。

刺されてから1日以上経ってから痒みが現れることが多く、いつ刺されたのかを特定するのは難しいでしょう。

刺す力が弱いため、皮膚の柔らかい太ももや二の腕、下腹部などを狙います。特に肌が柔らかい女性や幼児などを狙う傾向が強いと言われています。

強い痒みが1週間以上持続し、その後もしばらく刺し跡が消えずに残ります。

 

マダニに刺された場合

マダニに刺されると赤く腫れあがり炎症を起こすことがありますが、かゆみを伴わないことが多く、なかなか気づくことができないのがマダニの怖いところです。

感染症などの症状が出て初めて気づくケースが多いのですが、マダニを媒介とする感染症には致死性のものもあるため、刺されたらすぐに病院に行くのがベストです。

主に草むらや木で動物が通りかかるのを待って襲いかかるので、草むらや木の近くで作業をした後などは、腫れていないか確認するようにしてください。

刺されてから1日後に腫れてくることもありますので、できれば次の日も確認してください。

 

マダニはイエダニやツメダニと違い、3mm~10mm程度もある大型のダニで、目視することができます。

元々大きなマダニですが、マダニは吸血後さらに数倍に膨れ上がるので、吸血中のマダニを見つけることもあるかもしれません。

(画像引用:http://clinic-n.mitelog.jp/blog/cat8959475/

吸血中のマダニを見つけた場合、無理に取り除くと傷口にマダニの口が残ってしまったり、潰すことで感染症を引き起こすマダニの体液が逆流することがあります。

マダニに吸われているのはとても気持ち悪いですが、そのままの状態ですぐに皮膚科へ行くようにしてください。

 

ダニに刺された時の対処法

まずはツメダニとイエダニの小さなダニですが、ツメダニもイエダニも同じ種類のアレルギー反応ですので、同じ対処法で大丈夫です。

刺されたらかなり強いかゆみを伴いますが、患部をかきむしらないことが大切です。

特にイエダニは大きく腫れることが多く、患部をかきむしると、とびひや別の感染症の原因となってしまう事もあるので気を付けましょう。

 

刺された時の対処法として、まず傷口をよく洗って下さい。

それだけでもかゆみがかなり抑えられる場合があります。

その後、ステロイド系の塗薬を塗るのが効果的です。

ムヒなどのステロイド剤配合の塗薬はダニやノミのアレルギーにも対応しており、炎症を抑えて痒みを緩和する効果があります。

ただし、ステロイド系の塗薬は6ヶ月以下の乳児には使用してはいけないので、お子様が痒みで辛そうならば皮膚科に連れて行き、医師が処方する薬を使用してください。

すぐに皮膚科を受診できない場合やステロイド系の塗薬がない場合、氷や冷たい水で冷やせば多少痒みを抑えることができます。

 

マダニに刺された疑いがある場合は、迷わずにすぐ病院へ行ってください。

マダニを媒介とする感染症には潜伏期間があるので、正確に感染しているかどうかの判断をするため、いつどこで刺された可能性が高いのか、医師に伝えられるようにしておきましょう。

 

ツメダニやイエダニに刺されたら

先ほども説明したように、ツメダニやイエダニは好んで人を襲うことはありません。

そのため、ツメダニやイエダニに刺されたときには、かなりの確率ですでにダニが大量に繁殖しています。

 

一度刺されると、何度も刺されてしまう可能性が高いので、刺されたらすぐにダニ退治をしてください。

ダニは高温と乾燥に弱いため、衣類や布団であれば、きれいに洗濯してから乾燥機にかけるのが効果的です。

基本的な対策をしたうえで、ダニ対策グッズを利用すると、再繁殖をかなりおさえることができます。

ダニ対策グッズにはたくさんありますが、私がおすすめしているのはダニをおびき寄せてキャッチするシート上のダニ対策グッズ。

中でも、30万枚以上の販売実績を誇る楽天ランキング第1位の「ダニピタ君がオススメです。

正直、ダニ対策グッズはたくさんありすぎてどれがいいのか判断するのは難しいです。

ですので販売実績や満足度に加えて、返金保証などのアフターフォロー面がしっかりしているかどうかで判断する方がいいと思います。

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このようにかなり優秀なので、ダニに刺された疑いがある方は、ぜひチェックしてみてください!

さらに詳しいダニの退治方法はこちらを参考にしてください。

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まとめ

いかがでしたか?

  • 蚊やノミより繁殖力が高く、市販の虫よけ薬の効き目が薄い
  • ダニはとても小さく目視しづらいので、繁殖していることに気づかないことが多い
  • ダニに刺されたかゆみは蚊の数倍強く、2週間~1ヶ月程度かゆみが続く
  • 蚊やノミと違い、主に室内に繁殖する
  • フンや死骸によってアレルギー反応を引き起こし、最悪の場合死に至る
  • ダニは付近を複数回刺すので、刺し傷が2つできる

基本的に家の中で刺された場合、イエダニかツメダニだと考えてまず間違いありません。

イエダニやツメダニに刺されると強いかゆみを伴いますが、かきむしることでとびひや他の感染症を引き起こすので、絶対にかかないようにしてください。

イエダニやツメダニに刺されたら、傷口を良く洗った後、ムヒなどのステロイド系の塗薬を使用するのが効果的です。

ただし、6ヶ月以下のお子様にはステロイドは使用できませんので、病院へ連れていき、医師が処方した薬を使用してください。

 

外でダニに刺された場合、マダニの可能性があります。

マダニは致死性の感染症を引き起こす可能性がありますので、マダニに刺された疑いがあるときはすぐに病院へ行ってください。

吸血中のマダニを見つけた場合も無理にひきはがしたりせず、そのままの状態ですぐに病院へ行ってください。

 

実は、アレルギー性の病気の8割程度はダニが原因だと言われており、特にお子様へ大きな影響をおよぼします。

チリダニ、コナダニのフンや死骸など、今この瞬間もアレルゲンが家中に飛散しているかもしれません。

ダニの繁殖に気づけなければ見えないところでダニはその数をどんどん増やしてしまいます。

いち早くダニの発生に気づき、数が増える前に対策することが大切です。

 

ダニの発生を疑ったときは、すぐに退治しましょう。

高温と乾燥を繰り返し行うことで、ほとんどのダニを退治することができます。

最も効果の高い方法は、プロにクリーニングを依頼することですので、思い切って依頼してみるのもオススメです。

 

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この記事を参考に、あなたのダニの悩みを解決して頂ければ幸いです。