住宅ローン借り換え比較!おすすめランキング&借り換えのポイントと注意点

「住宅ローンの借り換えをしたいけど、どの銀行がいいかわからない…」と悩んでいませんか?

「お得に借り換えたい!」と思うのであれば、しっかりとシミュレーションをしたうえで、比較・検討することが大切。

金額の大きい住宅ローンだからこそ、返済額が少しでも減れば嬉しいですよね。

実は上手に住宅ローンを借り換えることで、返済額を大きく減らすことができるんです!

 

この記事では、住宅ローンの借り換えおすすめランキング、借り換えのポイントをお伝えしていきます。

住宅ローンの借り換えにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

住宅ローンの借り換え比較!おすすめランキング

史上最低の低金利がつづいている住宅ローン。

金融機関によるローン金利引き下げ合戦も激化しており、比較するのが難しくなっていますよね。

「調べてみたものの、サッパリ分からない…」なんて方も多いのではないでしょうか。

そこで、おうちの悩み.comの独自調査による、住宅ローン借り換えのおすすめランキングを紹介していきます。

金利自体はほとんど横並びなので、保障や付帯サービスもあわせて比較してみてくださいね。

 

住宅ローンおすすめランキング第1位:auじぶん銀行

第1位は、auじぶん銀行【住宅ローン全期間引下げプラン/au金利優遇割/変動金利】タイプです。

≪auじぶん銀行の特徴≫

  • 金利がとにかく安い
  • 保障団信が充実
  • ネットで契約完結
  • 審査スピードが早い
金利 0.310%
事務手数料 借入金額×2.2%
一部繰上返済手数料 無料
保証料 無料
団体信用生命保険料 無料
無料保障 がん50%保障/全疾病保障

auじぶん銀行の住宅ローンは、現在業界トップクラスの低金利を誇っています。

その中でもとくにおすすめのプランは、『au金利優遇割』。

auのインターネット回線と同社の電気サービス『じぶんでんき』をセットで契約すると、ローン金利が0.310%になります。

ほかの金融機関と比較しても断トツで金利が低いところが、auじぶん銀行の魅力だといえるでしょう。

全期間引下げのプランなので、返済期間中はずっとローン金利が引き下げられるのもうれしいポイントですね。

※審査結果により、保証会社を利用する保証付金利プランでの契約になることがあり、その際は上記の金利とは異なります。

≪auじぶん銀行がおすすめの人≫

  • 金利の安さを重視!
  • 手厚い保障を受けたい
  • 審査スピードが大事

 

住宅ローンおすすめランキング第2位:新生銀行

第2位は、新生銀行【住宅ローン変動金利半年型タイプ/変動フォーカス/変動金利】タイプです。

≪新生銀行の特徴≫

  • 金利の安さが魅力
  • 自宅で契約できる
  • 介護保障付き
金利 0.400%
事務手数料 借入金額×2.2%
一部繰上返済手数料 ネットは無料
保証料 無料
団体信用生命保険料 無料
無料保障 介護保障

新生銀行の住宅ローンは、『2022年1月31日までに契約をすると金利が0.400%になる』というとてもお得なプランです。

半年後以降のローン金利も、基準金利から-1.15%の引き下げ額がずっと適用されるのもうれしいポイントですね。

万が一病気や不慮の事故で要介護状態になったときのために、住宅ローンが0円になる『介護保障』も無料でついているので安心です。

※借り換え費用をおさえたい人には、事務手数料55,000円(金利0.65%)のプランもあります。

≪新生銀行がおすすめの人≫

  • 今後は変動金利のままでよい
  • 介護保障があると安心

 

住宅ローンおすすめランキング第3位:住信SBIネット銀行

第3位は、住信SBIネット銀行【ネット専用/住宅ローン通期引下げプラン/変動金利】タイプです。

≪住信SBIネット銀行の特徴≫

  • 超低金利でお得
  • 保障内容が充実
  • フォローやサポートが手厚い
金利 0.398%
事務手数料 借入金額×2.2%
一部繰上返済手数料 無料
保証料 無料
団体信用生命保険料 無料
無料保障 全疾病保障/女性がん特約

住信SBIネット銀行の住宅ローンは超低金利なうえ、保障やサポート体制も充実しています。

女性であれば、がんと診断された場合に30万円が支給されるという特約が無料でついてくるところが魅力。

審査情報をアプリで確認できたり、スマホで相談できたりするサポートサービスもあるので、大きな金額が動く住宅ローンの借り換えでも安心できますね。

※審査結果によって、金利が+0.1%になる場合があります。

≪住信SBIネット銀行がおすすめの人≫

  • 低金利は絶対条件!
  • 女性である
  • ネットの手続きに慣れている

 

住宅ローンおすすめランキング第4位:楽天銀行

第4位は、楽天銀行【住宅ローン/金利選択型/変動金利】タイプです。

≪楽天銀行の特徴≫

  • 事務手数料が安い
  • 無料の保障団信が充実
  • 固定金利に無料変更できる
金利 0.527%
事務手数料 330,000円
一部繰上返済手数料 無料
保証料 無料
団体信用生命保険料 無料
無料保障 がん50%保障/全疾病保障

楽天銀行の住宅ローンは借り換え費用を大幅にコストダウンできる、『事務手数料一律33万円』であることが特徴です。

借入期間中は、変動金利と固定金利をいつでも無料で変更できるのもポイントのひとつ。

今後の状況によって、金利タイプを柔軟に変更したい人におすすめです。

≪楽天銀行がおすすめの人≫

  • 借入金額が1,500万円以上ある
  • 固定金利に変更する可能性がある
  • ネット銀行に抵抗がない

 

住宅ローンおすすめランキング第5位:イオン銀行

第5位は、イオン銀行【住宅ローン金利プラン/手数料定率型/変動金利】タイプです。

≪イオン銀行の特徴≫

  • イオンの買い物が5%オフ
  • 店舗で相談できる
金利 0.520%
事務手数料 借入金額×2.2%
一部繰上返済手数料 無料
保証料 無料
団体信用生命保険料 無料
無料保障 なし

イオン銀行の住宅ローンは、イオングループでのお買い物が5%引きになるのが最大の特徴。

実店舗でもオンラインショップでも5%オフでお買い物ができるので、イオングループでのショッピングが多い方にはとくにお得なプランといえるでしょう。

また、知る人ぞ知る『イオンラウンジ』を利用できるゴールドカードも発行でき、VIP待遇を受けられます。

コールセンターや店舗のサポートも365日対応なので、「ネットで住宅ローン契約をするのは不安…」という人にもおすすめです。

※借り換え費用をおさえたい人には、事務手数料110,000円(金利0.72%)の定額型金利プランもあります。

≪イオン銀行がおすすめの人≫

  • イオンをよく利用する
  • 店舗でのサポートを受けたい
  • 生活費を節約したい

 

住宅ローンを借り換えるときのポイント

住宅ローンの借り換えを成功させる秘訣は、金利、手数料、保障をふくめて総合的に判断することです。

そこで、住宅ローン借り換えを検討するときに大切な3つのポイントをお伝えします。

 

今のローンよりお得なものを選ぶ

住宅ローンの借り換えでは、今よりもお得になる住宅ローンを選ぶことが絶対条件。

ご家庭によってベストなプランは違うので、月々の返済金額を安くしたいのか、返済期間を短くしたいのかをじっくりと検討する必要があります。

たとえば変動金利は、安いぶん金利上昇のリスクを切り離すことはできません。

残りの返済期間によっては、期間固定金利プランにして、固定金利選択や固定期間選択で最適化したほうが結果的にお得になるケースもあります。

さまざまなパターンをシミュレーションしたうえで、一番返済がしやすくなる住宅ローンを選んでくださいね。

 

金利以外の諸経費を把握する

住宅ローンの借り換えには、さまざまな費用がかかります。

借入金額や金融機関にもよりますが、かかる諸費用はおよそ数十万円~百万円ほど。

≪住宅ローン借り換えにかかる諸経費≫

  • 旧ローンの一括返済手数料
  • 新ローンの事務手数料
  • 抵当権設定、抹消費用
  • 印紙税
  • 司法書士報酬

 

住宅ローンを借り換えるときは、表面金利だけではなく、諸経費をふくめた実質金利で比較しましょう。

 

保障やATMの手数料なども確認する

住宅ローンを借り換えたあとの保障内容や、ATM手数料は金融機関によって異なります。

いざというときに保険が適用されず、「家を手放すことになってしまった…」なんて後悔をしないように、保障内容や保険料についてもしっかり比較しておきましょう。

住宅ローンの保障は大きく3つに分かれます。

 

①疾病保障

疾病保障とは、住宅ローン契約者が特定の病気・ケガで入院したり、一定期間働けなくなったりしたときに、住宅ローンが0円になる保険です。

代表的な保障プランには、以下のものがあります。

  • 全疾病保障団信
  • がん100%保障団信
  • 3大疾病保障団信

無料で加入できる金融機関もあれば、金利に0.1%~0.4%ほど上乗せして別途加入する金融機関もあります。

条件が複雑になることも多いので、ひとつひとつを理解しながらしっかり比較するのがポイントですよ。

 

②団体信用生命保険

団体信用生命保険(通称:団信)とは、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害になり、返済が困難になってしまったとき、住宅ローンが0円になる保険です。

以前は契約者が保険料を支払わなければなりませんでしたが、現在は無料で加入できる金融機関が増えています。

 

③ワイド団信

ワイド団信とは、高血圧や糖尿病などの持病があって、一般の団信に入れないときに加入できる保険です。

保険料として金利はプラスされますが、一般団信と同じ保障内容を受けることができます。

 

 

住宅ローンの借り換えで注意が必要な3つのケース

住宅ローンの借り換えでは、注意が必要なケースもあります。

一般的に、住宅ローンを借り換えるメリットが少ないとされているのは、以下のケースです。

  • 返済期間が10年以下
  • 返済残高が1,000万円以下
  • 金利差が1%以下

これをもとに、住宅ローンの借り換えで注意が必要な3つのケースを紹介していきます。

 

完済までの期間や返済残高が残りわずかなケース

住宅ローン金利は、返済期間や借入金額が多くなればなるほど、その恩恵を受けやすくなります。

あと少しで住宅ローンが完済するのであれば、ローンを借り換えるメリットは少ないといえるでしょう。


【シミュレーション①】 

返済期間:9年

借入金額:900万円

借入金利:1.5%→0.5%

借り換え手数料:35.6万円

  • 事務手数料 19.8万円
  • 抵当権設定、抹消費用 3.8万円
  • 司法書士報酬 10万
  • 印紙税 2万円

 金利1.5%の返済額 9,626,796円

金利0.5%の返済額 9,205,920円

借り換え手数料 356,000円

=借り換え効果 64,849円

★月々の返済額(手数料を含めない)89,137円→85,240円


9年間で6万円の削減ということは、月換算で600円の節約になります。

「あれだけ手間をかけたのに、思ったよりローン返済額が減らなくてがっかり…」というのは、実は住宅ローン借り換えではよくあるケース。

残高や期間が残りわずかなのであれば、住宅ローン借り換えでどのくらいの効果があるのか、こまかくシミュレーションするようにしましょう。

 

借り換えの前後で金利の差があまりないケース

住宅ローンの借り換えをしても、金利差がほとんどないときは、無理に借り換える必要はありません。

とくに、金利差が1%以下のときは要注意です。


【シミュレーション②】 

返済期間:20年

借入金額:2,000万円

借入金利:1.0%→0.7%

借り換え手数料:64.2万円

  • 事務手数料 44万円
  • 抵当権設定、抹消費用 8.2万円
  • 司法書士報酬 10万
  • 印紙税 2万円

 金利1.0%の返済額 22,074,960円

金利0.7%の返済額 21,438,480円

借り換え手数料 642,000円

=借り換え効果▲5,520円

★月々の返済額(手数料を含めない)91,979円→89,327円


金利は0.3%安くなったにもかかわらず、手数料を支払ったことによって総支払額がむしろ増えてしまったというケースです。

金利差が少ないときは、借り換えをすることでかえって損をしてしまうパターンもあるので注意が必要です。

 

返済期間を大幅に短縮するケース

住宅ローンの借り換えで、返済期間を大幅に短くするときには注意が必要です。

ローンの返済期間を10年未満に設定した場合、適用期間内であっても住宅ローン控除が受けられなくなってしまうからです。

また、返済期間が短くなるので、月々の負担額は一気に増えることになります。


【シミュレーション③】 

返済期間:20年→10年

借入金額:1,500万円

借入金利:1.5%→0.5%

借り換え手数料:49.2万円

  • 事務手数料 33万円
  • 抵当権設定、抹消費用 4.2万円
  • 司法書士報酬 10万
  • 印紙税 2万円

 20年/1.5%の返済額 17,371,680円

10年/0.5%の返済額 15,381,240円

借り換え手数料 492,000円

=借り換え効果 1,498,440円

★月々の返済額(手数料を含めない)72,382円→128,177円


10年間で150万円、月1万円の効果です。

トータルでみると、金額も減っているのでお得なように感じますよね。

しかし、ご注目いただきたいのはそこではなく、月々のローン返済額が5万円以上増えていること。

たとえばこの先…

  • 病気やケガによる入院
  • 住宅設備の故障による修繕
  • 退職、転職

など、まとまったお金が必要になったり、収入が減ってしまったりする可能性はゼロではありません。

そんなとき、毎月13万円のローン返済額は、大きな負担になってしまうのではないでしょうか。

ローンの返済期間を大幅に短縮するときは、いざというときの生活費と貯金額とのバランスを考え、慎重に検討することが必要です。

 

 

まとめ

住宅ローン借り換えおすすめランキングは以下のとおりです。

1位 auじぶん銀行

2位 新生銀行

3位 住信SBIネット銀行

4位 楽天銀行

5位 イオン銀行

住宅ローンの借り換えをするときは、金利だけでなく諸経費までふくめたシミュレーションをしたうえで比較することが大切。

無料の付帯サービスにも注目して、じっくりと検討してみてください。

ランキングを参考に、あなたにぴったりな住宅ローンの借り換え先を選んでくださいね!

賢く住宅ローンを借り換えて、豊かな暮らしを満喫しましょう!