住み替えで後悔したくない!失敗しないための3つのコツ
今よりもっと良い家に住みたい!
住み替えを考えるときは、夢がふくらんでワクワクしますよね。
マイホームの住み替えに失敗する原因は、売却と購入のタイミングがあわず、焦って住み替えをすすめてしまったこと。
事前にさまざまなケースを想定して、タイミングがずれたときにどうするか決めておくことが大切です。
いい物件をみつけたからといって即購入したり、新居が決まっていないけれどとりあえず売却すると失敗してしまうかもしれません。
この記事では、住み替えの体験談をもとに、住み替えに失敗しないコツをお伝えします。
記事を読んで、素晴らしい新生活を送ってください!
住み替えに失敗!後悔した体験談
マイホームの売却と購入を同時におこなう住み替えは、売りと買いのタイミングを合わせることが大切です。
しかし売れるタイミングは買い手次第ですし、気に入った物件がすぐにみつかるとはかぎらないのが現実ですよね。
実際、住み替えではどのような失敗が多いでしょうか?
【後悔した体験談①】すぐに家が売れたため、焦って新居を決めてしまった
まだ新居が決まっていないのに、売り出した家があっさりと売れてしまいました。
「早く次の家を決めなきゃ!」と焦って希望とはかけ離れた物件を購入してしまい、いまでは後悔しています。
【後悔した体験談②】新居を即契約してしまい、焦って売却をすすめた
どうしても欲しい中古物件がみつかり、他の人にとられたくなかったので即契約をしました。
売却代金でローンを返済するつもりでいたので、買主に足元をみられ安く買い叩かれてしまいました。
【後悔した体験談③】欲を出しすぎて、売却も購入も失敗してしまった
売り出してすぐ「値引きしてもらえるなら買います!」という買主がみつかりました。
しかし、もっと高く売れるとたかをくくっていたので、値引きには応じませんでした。
その後なかなか売れず、結局は大幅値下げして売るハメに・・・
さらに売れるのを待っているあいだに、欲しかった物件もなくなってしまいダブルで後悔しています。
失敗から学ぶ!住み替えで後悔しないコツ
住み替えは、売却と購入のタイミングがあわなかったとき、焦って動くことで失敗してしまいます。
そこで、失敗談をもとに後悔しないための3つのコツをお伝えします。
タイミングがずれたときの対策をたてておく
住み替えをするときは「タイミングは必ずズレるもの」と念頭におくことが大切です。
「家は売れたのに新居がなかなか決まらない!」
こんな状況になったとき、あらかじめ仮住まい費用を資金計画に組み込んでおけば、新居選びを妥協せずにすみます。
さらに購入のベストタイミングを逃さないよう、新居の妥協点について家族で決めておくのもおすすめ。
「タイミングがずれたときにどう動くか?」を常に考えてリカバリープランをたてておけば、焦らず納得のいく住み替えができます。
売却価格に欲を出しすぎない
住み替えでは、売却のチャンスを逃すと致命的になることもあります。
「もっと高く売れるかも・・・」と高値での売却を狙いすぎると、結局売れ残ったり、欲しい物件がなくなったりするなどの後悔してしまいます。
売却する家がよほどの好立地でないかぎり、この価格を下回らなければ売る!と決めて、多少の値引きには目をつぶる覚悟も必要です。
不動産会社を選ぶときは一括査定サイトを使う
あなたの家が早く高く売れるかどうかは、不動産会社の腕にかかっています。
購入するタイミングはあなた次第でいくらでも変えられますが、売却のほうは買い手次第ですし、交渉なども営業マンによってスムーズにいくかが決まります。
そんな大事な売却を実績のない不動産会社に頼んでしまうと、なかなか売れずに時間を浪費したあげく、安く叩き売られるなどの失敗をしてしまうかもしれません。
はじめて売却する場合は、不動産会社にだまされるリスクも高いので、不動産一括査定サイトを利用して売却に強い優良な不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産一括査定サイトは無料でノーリスクなので、本気で住み替えを成功させるなら利用しないと絶対に損します!
新居の不動産会社に売却も依頼するなら、その不動産会社が中古物件の売却にも強いかどうか?を必ずチェックしてください。
住み替えで知って得するローンや特約
せっかく住み替えをするなら、気に入った新居を購入したいですよね!
もしタイミングがあわなかったときに新居をあきらめずにすむ、4つのお助けローンと特約をご紹介します。
- 住み替えローン
- 買取保証
- 買い替え特約
- つなぎ融資&買取保証
知っておくだけで選択肢が広がります。
住み替えローン
住み替えローンとは、旧居のローン残高を「新居のローンに上乗せ」して借り入れできるというものです。
たとえば「ローン残高よりも500万円安く売ることになってしまった・・・」
こんなときに500万円のローン残債を、”新居のローンとして”返済していきます。
住み替えローンが組めれば、自己資金で一括返済することなく、欲しい物件をあきらめずに購入できます。
ただし、収入以上のローンを組むいわば“借りすぎ”の状態になるので、通常の住宅ローンより審査は厳しくなります。
また、売却と購入の決済日は同日にする必要などもあります。
買取保証
買取保証とは、まず仲介で売り出して相場での売却を目指し、指定した期限までに売れなければ不動産会社が買い取るというものです。
転勤などで「なるべく高く売りたいけど、売却のタイムリミットもある」といった方におすすめです。
買取価格は相場の7割前後になるため、安く売ることを前提として資金計画をたてる必要があります。
また、買取保証を依頼できる不動産会社は、資金力のある大手などに限られます。
買い替え特約
買い替え特約とは、新居の売買契約書に「自宅が○月○日までにいくらで売れなければ契約を白紙にする」と特約をつけることです。
「まだ売れていないけど欲しい家がみつかった!」
こんなときに、仮契約というカタチで一定のあいだお気に入り物件をキープできます。
期日までに家が売れず、契約を破棄しても違約金は発生しません。
新居を妥協せず、売却のタイミングも延ばせるので、買主にとっては「お助け特約」となります。
しかし売主にとっては「ほかの人に売却できないのに、契約破棄になるリスクまである」という、デメリットしかない特約。そのため、買い替え特約をつけるには、売主の同意が必要です。
買い替え特約を了承してもらいやすいのは売主が不動産会社の場合。
欲しい新居が建売物件や、不動産会社が売主である中古マンションなら、「見込み客」として買い替え特約をつけられるケースが多いです。
つなぎ融資&買取保証
つなぎ融資とは、一時的にお金を借りて新居を購入し、家が売れた代金で一括返済するというものです。
住宅ローンが残っていると、家が売れないかぎり新居は購入できません。
しかし「欲しい家があり、いますぐ買わないと他の人にとられてしまう!」といった状況もあります。
つなぎ融資は、銀行としては絶対に売れてくれないと困るので「不動産会社の買取保証とセット」で利用するケースがほとんどです。
つなぎ融資の金利は2%~3%と高く、返済期間も半年~1年と短いので借りるときは注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
住み替えに失敗する原因は、売却と購入のタイミングがずれ、焦って行動してしまうこと。
タイミングがずれたときのリカバリープランを考えて、余裕をもったスケジュールと資金計画をたててください。
- 住み替えローン
- 買取保証
- 買い替え特約
- つなぎ融資&買取保証
住み替えで使えるこれらのローンや特約などもフル活用して、後悔のない住み替えを実現させてください!
【関連記事】
【住み替えの手順とベストタイミング!】売るのが先?買うのが先?
【超保存版】家の買い替え税金ガイド!絶対に損しないための全知識