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家の断熱って必要?断熱とはどんな役割がある?導入すべき判断基準を解説

「憧れのマイホームってワクワクするけど、1から計画して家を建てていくなんて大変そう。」

そんな不安を抱く人もいるかと思います。

今回は特に『断熱』の部分に焦点をあて解説しました。

なんとなく聞いたことがある『断熱』というワードですが、導入することで具体的に何が変わるのかと聞かれると疑問が残りませんか?

本記事を読むことで、断熱について自信をもってマイホーム計画をすすめることができるようになります。

しかし、正しく理解していないと電気代が高くなり後々家計のピンチを迎えることになるかも。

ぜひ断熱の意味を正しく理解して、後悔のない家づくりに取り組みましょう。

 

断熱材とは何か?意味を知ろう!

新しい住宅を建てる際や既存の住まいをリノベーションする時に欠かせないのが、断熱材です。

断熱材は住宅の快適性を向上させ、季節に関わらず住まいの温度を適切なレベルに保つ役割があります。

特に寒い冬や暑い夏に、室温が一定に保たれることは家の中での生活の質を向上させ、快適な生活が約束されますよ。

 

基本的な役割

 

断熱材はシンプルながら、快適な住まいづくりの大切な役割を果たしています。

その第一要因としてあげられるのが、家の中の温度を保つこと。

 

断熱を分かりやすく例えるなら、日常生活でよく使われる『保温瓶』で解説してみましょう。

 

保温瓶は、中に入れた飲み物やスープを冷めにくくしたり、冷たく保ったりするための道具ですよね。

外側の温度がどうであろうと、中の温度はその影響を受けにくい。

これは、保温瓶の中と外との間に断熱の役割を果たす層があるからといえます。

 

同じように、家にも断熱材を導入することで、外気温が高くても、家の中は涼しく保てたり、外が寒くても家の中は暖かく保つことができるのです。

断熱材は、家の『保温瓶』として、住む空間の温度を適切に保つ役割を担っています。

 

つまり、断熱材は快適な生活を支えるために必要不可欠だということ。

これが断熱材の基本的な役割です。

 

断熱が必要な理由

 

夏に熱いアスファルトの上を裸足で歩いた経験はありますか?

または、冬の寒い日に外でアイスクリームを食べたことは?

その瞬間の不快感を思い出してみてください。

 

家の中も、外部の極端な気温に影響されやすければ、まさにそのような不快な環境になりかねません。

断熱が必要な最大の理由は、快適性です。

家の中の気温を一定に保つことで、夏も冬も心地よく過ごすことができます。

 

快適性だけでなく、経済的な理由も断熱が必要な理由の一つ。

家の中が暑すぎたり寒すぎたりすると、エアコンやヒーターをたくさん使う必要がでてきますよね。

ただでさえ電気代の高騰が問題となっている中で、さらに電気代が高くなるのは避けたいところ。

断熱材がしっかりと施工されていると、冷暖房の効率が向上し、結果として電気代を節約することができますよ。

 

冷暖房の使用を減らすことは環境保全にも繋がります。

冷暖房の使用を減少させることで、CO2排出量も減らすことができ、地球環境を考えるなら、断熱は避けて通れないかもしれません。

 

断熱は私たちの快適生活をサポートし、お財布と地球環境の両方を守るため必要不可欠といえるでしょう。

 

断熱材とは

断熱材として知られる製品群には、鉱物系(無機繊維系)や石油系(発泡プラスチック系)などをはじめとしたさまざまな種類が存在します。

特定の目的や場所に最適な断熱材を選択することで、住まいの断熱効果を最大化することができるでしょう。

中でも無機繊維系のグラスウールは、その優れた性能と利便性から、多くの断熱素材の中で非常に人気の高い断熱材です。

この章では、さまざまな断熱材の種類と性能を分かりやすく解説しました。

参考になれば幸いです。

 

断熱材の役割と主な種類

 

断熱材の主な役割は、家の中の温度を安定させること。

簡単に言えば、家の壁や天井に断熱材を取り入れることで、冷暖房の効果を最大化し、外の気温の変化から守ってくれる役割があります。

 

年々暑くなる夏に冷房を入れても室温を保つことができなかったら?

それはもったいないと感じる人が多いでしょう。

 

断熱材がしっかりしている家は、そんなムダが少ないのです。

 

断熱材の主な種類はこちら。

 

引用元:SumaiRing

 

発泡プラスチック系は、ポリエチレンフォームやウレタンフォームなど、軽くて取り扱いやすい特徴があります。

繊維系は、注目の『グラスウール』も含まれており、その他にもロックウールやセルロースファイバーなどがありますね。

ここにあげたのは一例ですが、断熱材といってもさまざまな種類や特徴があるのです。

 

本記事では、数ある種類の中でも人気の高い『グラスウール』についてお伝えしますね。

グラスウールは繊維系の断熱材の中でも特に人気があり、繊維の細かさから、空気をたくさんキャッチできるので、断熱性が高いのが特徴。

さらに、取り扱いやすく、コスト面でもお得なのは人気が高い要因だといえるでしょう。

 

断熱材の性能

断熱材を選ぶとき、ただ“暖かくなる”や“冷えない”というだけではなく、いくつかの基準でその性能を評価することが大切。

では、具体的にどんな基準で“良い断熱材”を判断するのでしょうか?

 

断熱材の判断基準は以下の4つ。

  • 熱伝導率
  • 耐久性
  • 施工性
  • コストパフォーマンス

1つずつ解説しますね。

 

まずは、熱伝導率。

熱伝導率とは、材料が熱をどれだけ伝えるかの指標のこと。

数値が低ければ低いほど、熱の移動を少なくしてくれるので、断熱性が高いといえます。

 

次に、耐久性。

せっかくの断熱材も、すぐに劣化したり、湿気で変形したりすると意味がありません。

なるべくなら長く使えるものを選ぶのも断熱材を判断する基準の一つ。

 

3つ目は、施工性。

取り扱いやすさや、どれだけ短時間で施工できるかも大切。

施工に時間を要する場合、その分金額も高くなりがち。

専門家目線からも施工しやすさは重要な基準です。

 

最後は、コストパフォーマンス。

価格と性能のバランスも忘れずに。

高いからといって必ずしも良いとは限りませんし、逆に安いからといって性能が低いわけでもありません。

暮らしにあった断熱材を選ぶことが大切ですね。

 

【おまけ】繊維系グラスウールの良い点と利用シーン

グラスウールは、上記の基準を考慮したとき、非常にバランスの良い断熱材といえます。

低い熱伝導率で高い断熱性能を持ちつつ、コストも手頃。

加えて、軽くて施工も比較的簡単です。

ただし、施工時の繊維の飛散に注意が必要なことも忘れずに。

 

利用シーンとしては、家の壁や天井、屋根裏など、家全体の断熱に適しています。

特に、冬の冷え込みや夏の熱波から家を守る役割で、グラスウールの力を最大限に引き出すことができるでしょう。

 

断熱材の効果をわかりやすく解説

家を建てるとき、断熱材を取り入れるかどうかの判断はとても重要です。

ここまで断熱材の役割について解説してきましたが、「もっと分かりやすく解説して」という人もいるかもしれません。

この章では、そんな断熱材の効果を、具体的なメリットとデメリットに分けて解説してみました。

 

メリット

断熱材の魅力は以下。

 

  • 冬の暖かさをキープ
  • 夏の涼しさを持続
  • 省エネ効果で光熱費節約
  • 騒音対策にも有効
  • 家の耐久性アップ

 

室内の快適さについては、先述した通り“保温瓶”に例え解説しました。

ここでは、保温性以外にもメリットである『騒音対策』と『耐久性』についてお伝えしますね。

 

意外と知られていないメリットが騒音対策。

断熱材は、騒音の吸収や遮断にも役立ちます。

子どもの走りまわる足音や夜間の洗濯機の騒音などに悩む方にとっては、ありがたい効果ですね。

 

また、室内の温度変化が少なくなると、家の構造材への負担も軽減されることは知っていますか?

外気との温度差が高いと結露に悩まされます。

断熱性の高い家は換気機能がついていることが多く、結露が発生しにくい環境。

結果的に、快適な空間が保たれ、家の寿命が長持ちする可能性が高まるのです。

 

デメリット

必要不可欠をお伝えしてきましたが、メリットだけではありません。

デメリットもしっかり理解しておきましょう。

 

  • 初期投資が必要
  • 環境や健康への影響に注意
  • 選び方を間違えると効果半減
  • 施工方法によっては効果が薄れる
  • 定期的な点検・メンテナンスが必要

 

断熱材を家に導入する際には、当然のことながら初期のコストがかかります。

これは長期的な節約や快適性を考えると割り切れるかもしれませんが、一時的に出費が増えることは覚悟しなければなりません。

 

また、業者としっかり連携して計画しないと、思っていたより効果を感じられない結果を招くことも。

誰が、どのような暮らしをするのか?メンテナンス費用は?人体への影響は?など、専門家だけを頼りにするのではなく、暮らしていく本人がしっかりと理解することが重要です。

だからこそ、少しでも知識と興味をもち学んでいくことが大切なんですね。

 

断熱材の施工方法

工務店による断熱材の施工方法は、気密性を確保する上で大きな影響を与えます。

特に、外断熱を取り入れることで、建物の外部からの熱の流入を最小限に抑えることが可能に。

壁や屋根の中に空気の隙間をなくし、熱の移動を阻止しましょう。

 

気密性を高めるためには、窓やドアの隙間、壁の継ぎ目などからの空気の漏れを防ぐ施工が重要。

一般的に工務店は気密性を保つための専門知識を持ち、適切な気密材を使用して施工を行います。

 

施工の基本は、断熱材を隙間なく充填すること。

屋根や壁、床それぞれの部位に合わせた適切な断熱材を選び、専門家によってきちんと施工されることで、はじめて効果的な断熱効果を得ることが叶います。

 

特に天井断熱では、熱の性質を考慮して隙間のない施工が重要。

断熱材をただ置くだけではなく、しっかりと固定して施工することで、熱の逃げ道を塞ぎ、快適な室内環境を維持できますよ。

 

プロだからといって、完全に頼って依頼するのではなく、事前に疑問に感じることや施工方法について尋ねてみましょう。

丁寧に回答してくれる専門家こそ、信頼できる工務店選びの判断基準になるでしょう。

 

天井断熱は置いてるだけ⁉

家の中でも特に熱が逃げやすいのが天井。

それなのに、“置いてるだけ”の断熱施工があることを知っていますか?

天井だから置いているだけでも、無いよりはまだマシかもしれません。

 

ただし、天井に断熱材をただ置くだけだと隙間が生じやすくなります。

隙間があると、外の冷気や暖気が侵入しやすくなり、断熱の効果が半減してしまうのです。

また、時が経つにつれて、地震などさまざまな要因で断熱材が移動してしまう可能性も。

 

そうならないためにも、正しい天井断熱のポイントを知っておきましょう。

まず第一に、隙間なく敷き詰めること。

 断熱材をしっかりと隙間なく敷き詰めることで、外部からの熱の侵入や内部の熱の逃失を防ぎます。

 

さらに固定すること。

ただ置くだけではなく、断熱材を適切な方法で固定することで、長期間にわたって断熱性能をキープしましょう。

 

最後は適切な材料選び。

天井断熱にはグラスウールがおすすめ。

コスト面や施工のしやすさから人気が高い断熱材といえるでしょう。

どのような断熱材を使用するか、専門家と相談し最適な断熱材を選びましょう。

 

まとめ

快適な家づくりに欠かせない『断熱』。

現在は義務化されていない断熱の施工も、2025年以降に建てられる住宅については法律により必須が決定しています。

家づくりにおいて学ぶべきことはたくさんありますが、少しでも知識をもつことで、良い工務店選びやムダのない素材選びが叶いますよ。

当初は費用のかかる断熱材も長い目でみれば、電気代節約や家の快適空間の維持にかなり役立ちます。

正しい知識をもって、憧れのマイホームを手に入れましょう!

 

 

 

くれぐれも、マイホーム作りは慎重に…

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和田光代

和田光代

建築マニアなライター。
一眼レフ片手に旅行するのが趣味。

世代を超えて愛され続ける家とは?をテーマに
建築について勉強中です。

一戸建て、マンション、アパート、団地などへの7回の引っ越し経験から、
居心地の良い家づくりを提案します♪

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