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【和風の家を知る!】外観から内装~費用までを分かりやすく完全解説

和風の家って聞いたことありますか?

簡単に伝えると『日本の伝統と自然を大切にした美しい家』なんて表現をする人もいます。

でも、それだけじゃ少し説明不足。

現代の和風の家は、古き良き日本の美しさと最新の便利さがMIXした家ともいえるのです。

そんな和風の家について学ぶことで、自分だけの理想の家を作るヒントが見つかるかもしれません。

でも、その前に知っておきたいことがいくつかあります。

  • メリットやデメリットは?
  • 素材は何を選べばいいの?
  • どれくらいの費用がかかるの?

これらの疑問を理解していなければ、後に家づくりが難航してしまうかもしれません。

だからこそ、一緒に学んで、素敵な和風の家づくりを始めてみませんか?

 

和風の家の特徴

和風の家の特徴とはどのようなものでしょう?

まず思い浮かべるのは、素材に自然の木を多く用いたこと、床の間や畳、襖(ふすま)など日本ならではの内装風景。

また、大きな庭や床の間を見るための縁側など、自然と一体になるようなデザインが特徴的ですよね。

他にも瓦などを用いた屋根やまるで老舗旅館のような外観デザインが印象的。

しかし現代の和風の家では、これら伝統的な要素を活かしながらも、洋風の要素や最新の設備を取り入れることで、ライフスタイルに合わせた暮らしやすさも兼ねそろえているのです。

古き良き伝統×新しい生活スタイル、それが現代の和風の家の魅力といえるでしょう。

 

和風×モダンな家の特徴

 

“和モダン”とは、伝統的な和風と現代のモダンスタイルを融合した家のスタイルのこと。

 

和モダンの家の最大の特徴は、日本独特の美意識と現代的な機能性が結びついたデザインにあります。

外観では、伝統的な瓦屋根を採用しつつ、洋風のシンプルな造りも取り入れることで、洗練された雰囲気を醸し出すことができるのです。

また、窓やドアには大きなガラスを用い、光をたっぷり取り込むことで、自然光が満ちた開放的な空間を演出することが可能に。

 

内装は、畳や襖、天井の構造など、日本家屋の伝統的な要素を活かしながら、明るい色彩の壁紙や最新家電を配置することで、落ち着きながらも快適な空間が生まれます。

このように、”和モダン”は古き良き日本の美しさ×現代の快適さを融合した、魅力的な住まいスタイルといえるでしょう。

 

和風住宅の外観事例

和風住宅と一言でいってもさまざまな特徴があります。

この章では3つの事例を紹介し、家づくりのイメージ参考として活用してくださいね。

引用:日本ハウスHD

格子を上手く活用し自然光がたっぷり室内に届く住まい。

外部からの視線を遮りつつ、明るさを保つことができる特徴があります。

引用:三好屋建設株式会社

二階建ての本格的な和風な家。

自然に調和する色選びや素材選びなど、細部まで職人の技が光る住まいです。

引用:有限会社シンワホーム

ゆったりとした縁側がある和風な住まい。

屋根にはソーラーパネルを設置することで、現代の快適さと和風の癒し空間をMIXし表現しています。

 

おしゃれな和風住宅の外観をつくるための注意点

和風住宅の魅力はその外観にも現れますが、その外観を”おしゃれ”にするためには一体何が必要でしょうか?

その答えは、建物の形状や外壁の材料選び、塗装の色選びなど、いくつかの重要なポイントにあります。

しかし、ただ単におしゃれさのみを追求するだけではなく、住まいとしての快適さや耐久性、環境への配慮など、さまざまな面も考慮したいところ。

この章では家づくりにおいての疑問について詳しく解説しました。

 

どんな形の建物

 

おしゃれな和風住宅の形状を考える際、一つの選択肢としてあげられるのが『平屋』です。

日本の伝統的な住宅形態であり、その一階建てのシンプルさやバリアフリーの観点からも多くの人に愛され続けています。

 

平屋は、その広々とした空間と一体感、また移動のしやすさから高齢者向けと考える人もいるでしょう。

しかし、現代の平屋は、シンプルな四角形の形状に、瓦屋根や木製の格子などの和風要素を組み合わせることで、モダンと和風の融合したスタイルが注目を集めています。

そのため近年では、平屋を好む若い世代も増えつつあり、改めて和風な家の魅力にハマる人も多いようです。

 

私もその一人で、以前は一戸建てなら断然2階がいい!と考えていましたが、さまざまな物件を知ったことで、掃除のしやすさや自然と相性の良い平屋にしたいと思うようになりました。

 

魅力的な平屋ですがその反面、十分な敷地の広さや近隣の建物から影響を受けやすい日射や風通しなどの条件も考慮する必要があることも知っておきましょう。

 

外壁は何を使う?

 

和風住宅の外観をつくる上で欠かせない要素の一つが『外壁』。

外壁の選択は、家の全体的な印象を決めるだけでなく、その建築工法や耐久性にも大きな影響を与えます。

 

伝統的な和風住宅では、土壁や木製の板壁などの自然素材が主に用いられ、その施工法や質感が印象的な外観を作ることが可能。

 

例えば、土壁はその自然な風合いと湿度調整能力があり、温もりある印象。

木製の板壁は、美しい木目や風合いが豊かで、耐久性も高いため、和風住宅の外観に深みを与えることができるのです。

 

しかし、現代の和風住宅では、これらの伝統的な素材に加えて、新たな工法を取り入れたコンクリートやガルバリウム鋼板などの素材も活用されています。

コンクリートは無機質な美しさと耐久性があり、力強い印象を与え、ガルバリウム鋼板は軽量で、色のバリエーションが豊富で、個性的な外観を作ることが叶うのです。

 

外壁の選択は、見た目の美しさだけでなく、耐久性、メンテナンス性、そして住む人のライフスタイルに適合したものを選ぶことが大切ですね。

 

何色の塗装がいい?

 

外観の色選びは、その全体的な雰囲気を大きく左右します。

特に、塗装の色は一見したときの印象を決定づける重要な要素。

和風住宅には、ベージュやクリーム色、深緑、深茶色などがよく合います。

これらの色は、自然との調和を表現し、和風住宅の落ち着いた印象を裏付けるものとなるのです。

 

また、選ぶ塗料にも注意が必要。

耐久性や保護力、さらには風合いによって選び分けることが求められます。

 

例えば、シリコン系の塗料は、色の持続性が高く、劣化に強いという特徴。

アクリル系の塗料は、乾燥後も柔軟性があり、割れにくいという特性があります。

 

それぞれの特性を理解した上で、家の位置や周囲の環境、そしてあなたの好みに合わせて塗料を選びましょう。

 

その他、木材自体の色を生かした自然塗装もおすすめ。

自然の風合いをそのまま活かし、年月とともに変化する木の表情を楽しむことができますよ。

 

和風住宅のメリットデメリット

和風住宅は日本の伝統美を感じられる魅力的な選択肢ですが、その一方で考慮すべきポイントもあります。

メリットとデメリットを理解し、最適解を見つけましょう。

 

メリット

 

和風住宅には多くのメリットがありますが、ここでは特に重要な3つを紹介します。

  • 耐震性が高い
  • 自然との調和性が高い
  • 昔ながらの伝統的な美しさがある

 

見た目の美しさはもちろんのこと、伝統的な和風住宅の建築技法は、地震に対する優れた耐震性は抜群。

さらに近年では、伝統的な技法と最新の耐震技術を組み合わせた和風住宅も増えており、安全性が一層高まっています。

 

デメリット

 

和風住宅の魅力は多く、伝統と自然の温もりが存分に楽しめる点は大きなメリットといえます。

しかし、その一方でデメリットも存在します。

  • 費用が高い
  • 広い敷地が必要
  • 日照や風通しが悪い

 

和風住宅は、伝統的な構造や素材、技術を用いるため、一般的な洋風の住宅や現代的な設計の住宅に比べてコストが高くなるのは最大のデメリットかもしれません。

特に、自然素材を使用した和風住宅は、経年変化によるメンテナンスも必要となり、これがまたコストに影響を与えるのです。

 

平屋を選択すると、近隣の建物との距離をあけることや間取りを工夫しないと日照不足や風通しの悪い家になってしまう恐れも。

これらのデメリットを踏まえつつ、自分のライフスタイルや予算、住宅に求める価値を考慮に入れて、和風住宅が適しているかを判断することをおすすめします。

 

和風な家の費用

和風住宅の建築費用は、設計内容、使用材料、土地の条件、工法などにより大きく変動します。

さらに、専門的な和風住宅の建築には伝統的な技法を理解している職人や専門家の手間がかかるため、一般的な住宅よりも費用が高くなる傾向があるのです。

 

相場としては、土地費用を除いて中規模の和風な注文住宅を建てる場合、約3000万円~5000万円程度が目安。

ただし、上質な材料を多用したり、伝統的な技術を駆使したりすると、これ以上になることも少なくありません。

理想とする家のイメージとかかる費用を考えて、無理のない範囲で計画を立てることをおすすめします。

 

メンテナンス費

 

初期費用だけでなく維持費も考慮に入れることが重要。

和風住宅は木造が主で、定期的なメンテナンスが必要です。

 

和風住宅は主に木造であるため、虫害や腐朽といった問題を防ぐために定期的なチェックと修繕が必須。

 

例えば、年に一度のプロによる建物チェックや、必要に応じた修繕などが含まれます。これらの費用は年間で約10万円~30万円程度が一般的。

 

和風住宅は天然素材を多用するため、経年劣化によるメンテナンスも必要となります。

木材の保護塗装や屋根の修理などの費用も一度に数十万円から数百万円となることが考えられるのです。

 

和風住宅のメンテナンスには年間で数十万円から数百万円、大規模な修繕を行う年にはそれ以上の費用が必要となることも。

和風住宅はその美しさと落ち着きが魅力ですが、それを維持するためには一定の費用が必要となることを理解する必要があります。

これらの費用も考慮し日常的に先取り貯金をするように心掛けましょう。

 

和風な家のおしゃれな内装

風情あふれる空間は、まるで時がゆっくり流れる別世界。

和風の家だからこそ、その内装には独特の美しさと趣があります。

しかし、自分だけの和風空間を作るって難しそう…と思っていませんか?

実は和風の内装は、ちょっとした工夫で驚くほどおしゃれに変身することができるんです。

和風の家の内装を格上げするポイントを2つご紹介します。

 

玄関

 

玄関は、家の顔とも言える大切な空間です。

和風の家においても、その印象を左右する重要な要素の一つとなります。

自然素材を活かしたデザインが一般的で、土間の床は石やタイルなどがおすすめ。

木製の玄関ドアも一般的で、家全体との調和をはかるために木目や自然との調和性が高い深みのある茶色で品を纏うのもいいですね。

 

また、和風の玄関には「縁側」が設けられることもあります。

これは靴を脱いでから内部に入るためのスペースで、来客を迎える場としても機能します。

ここでは、床の間や生け花などを配置し、訪れる人々に静けさと落ち着きを提供することでより高級感のある家を演出することも可能。

植木など自然との相性も良いので、全体のバランスを考慮しながら専門家にイメージを共有してみてくださいね。

 

リビング

 

和風の家のリビングは、家族が集まり、リラックスし、また家事を行うための心地よい場所として特別な役割を果たします。

 

和風な内装のの特徴として自然素材の使用があります。

天井や壁には無垢の木材が使われ、床は畳や木材を使用することで、自然の温もりを感じさせ、リラックスした雰囲気を醸し出すことが叶いますよ。

 

また、家事もスムーズに行えるように配慮しましょう。

 

例えば、畳や木の床は掃除がしやすく、また、広々とした空間設計により、洗濯物を干すスペースを確保することも可能です。

また、リビングがダイニングやキッチンと一体化しているケースも多く、料理をしながらでも家族とのコミュニケーションを取ることができます。

 

これらの要素を組み合わせつつ、家族のライフスタイルや家事の動線を考えることで快適な空間作りが叶うのです。

 

まとめ

 

この記事では、和風の家のメリットデメリット、外観や内装の具体的な事例、またかかる費用までを解説しました。

和風な家は魅力的ですが、費用面や独特な技術を要することから、ハウスメーカーや工務店を探すのが大変かもしれません。

しかし、基本的な情報を知っていることで、相性の良い専門家を探しやすくなります。

この記事が、理想の家づくりの参考記事の1つになれば嬉しいですね。

これからも家づくりを学んでいきましょう。

 

 

くれぐれも、マイホーム作りは慎重に…

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和田光代

和田光代

建築マニアなライター。
一眼レフ片手に旅行するのが趣味。

世代を超えて愛され続ける家とは?をテーマに
建築について勉強中です。

一戸建て、マンション、アパート、団地などへの7回の引っ越し経験から、
居心地の良い家づくりを提案します♪

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