主婦の憧れアイランドキッチン!採用した人の声を集めてみた
お料理が好きな方や、住宅展示場に行ったことのある方の中には、広くておしゃれなアイランドキッチンに憧れている方も多いと思います。
アイランドキッチンかっこいいなぁと思って検索してみると、意外と「失敗」や「デメリット」と言った言葉が目につきます。
どうやらアイランドキッチンは、カッコイイとかおしゃれとか、そういったメリットだけではないようです。
せっかく新しい家を建てるなら、気持ちよく家事ができるキッチンにしたいですよね。
- アイランドキッチンのいいところは?
- 逆に、後悔しているところは?
- 実際に使っている人の意見が知りたい
- アイランドキッチンにするか悩んでいる・・・
結局のところ使いやすいの?使いにくいの?ということだと思いますが、そんなあなたのために、アイランドキッチン使用者の声を集めました。
メリット・デメリットともにご紹介しますので、アイランドキッチンを検討する参考にして頂ければと思います。
このページの目次
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アイランドキッチンとは
(出典:LIXIL システムキッチンリシェルSI)
アイランドキッチンとは、対面型キッチンの中の1つで、その名の通り、四方が壁と接していない、”島”のようになっているキッチンのことです。
上の写真のように、キッチンが完全に独立しています。
住宅展示場などで採用されていることも多く、高いデザイン性から根強い人気を誇っています。
アイランドキッチンでよかった ~喜びの声~
アイランドキッチンを導入した方の中にも、よかったと思っている人と、失敗したと思っている人がいるようです。
まずは、アイランドキッチンを導入してよかったという声から見てみましょう。
子供が手伝いをしてくれるようになった
アイランドキッチンにすると、作った料理もそのまま運んでもらえますし、食べたらすぐにキッチンまで持ってこれるので、子供が進んで配膳と片付けの手伝いをしてくれるようになりました。
今では子供の影響を受けてか、旦那も食べた後の片付けをしてくれるようになりました(笑)
家族とのコミュニケーションが増えた
私たち夫婦は共働きなので、主人も料理をしてくれるのですが、大人が二人で作業をしてもぶつからない広々とした作業スペースがあるところが気に入っています。
料理をしていてもリビング全体を見渡すことができますし、逆にリビングから私の姿も見えるので、会話をしながら料理ができるようにもなりました。
小学生になる長女は料理に興味津々みたいで、いつもキッチンを覗き込んでは、「お母さん今日は何作ってるの?」なんて聞いてきます。
今度一緒に料理を作る約束をして、長女用の小さい包丁も買っちゃいました!
子供と一緒に料理するのが夢だったので、とても楽しみです♪
テレビを見ながら作業ができる
家を建てる前は壁付けのキッチンだったので、料理をしているときはリビングに背中を向けないといけなかったのですが、アイランドキッチンにするとリビングを向いて料理や片付けができるので、料理をしながらテレビが見れるようになりました。
慣れてくると料理や片付けって単純作業になっちゃうので、テレビを見ながらできるのはとてもありがたいです。
たまにテレビに集中しすぎてお肉を焦がしちゃうことがあって、それに少し困ってます・・・(笑)
複数人で料理ができる
キッチンを囲んで作業ができるので、友達が遊びに来てくれたときなんかはとても役立ってます。
アイランドキッチンは開放感があるので、友達もキッチンに入りやすいようで、率先して手伝ってくれます。
こっちで切って、あっちで焼いて、そっちで盛り付けてできたら置いて、すぐに運んで。
全部同時に進められるので、主婦が集まるとほんと早いですよ(笑)
ホームパーティーで料理をたくさん作るときには、もうアイランドキッチン以外考えられないです。
そのうち子供が大きくなったら、忙しいときに手伝ってくれたりするのかなぁと、勝手に妄想しちゃってます!
開放感があって部屋が広く感じる
リビングの延長にキッチンがあるので、キッチン独特の閉鎖感はなく、すごく広々としています。
閉鎖的なキッチンで料理や片付けをしている時、リビングにいる家族の話す声や笑い声が聞こえてくると、私だけ仲間はずれで家事をしているような感じがして嫌でした。
アイランドキッチンにしてからはリビングと一体感があり、家族と同じ空間にいると思えるので、嫌だと感じなくなりました。
料理も片付けも、以前とまったく同じことをしているのに取り組む気持ちが全然違って、すごく不思議です。
友達におしゃれだと褒められた
家ができあがったとき、嬉しすぎて、友達に見て欲しくて、ことあるごとに友達を呼んでました(笑)
来る友達みんなにキッチンは褒めてもらえて、とても嬉しかったのをよく覚えています。
住宅展示場でアイランドキッチンに一目惚れして、私がこの家で一番こだわったのがキッチンだったので、友達に「おしゃれだね」とか「私もこんなキッチンにしたい」って言ってもらったときは本当に嬉しかったです。
キッチンにこだわりたいなら、アイランドキッチンをおすすめしますよ!
アイランドキッチンはやめとけばよかった ~失敗の声~
アイランドキッチンにしてよかったという声を紹介しましたが、ここからは、逆にアイランドキッチンにしなければよかったという声を紹介します。
リビングが狭くなった
住宅展示場でアイランドキッチンを見て、「こんなキッチンにしたい!」と思ってアイランドキッチンにしましたが、アイランドキッチンはとても場所を取るんです。
住宅展示場のように、50坪とか60坪もある家ならいいのかもしれませんが、35坪の我が家でアイランドキッチンは無理があったみたいです。
リビングが圧迫され、キッチンとリビングが同じ広さになってしまいました・・・
なんだか散らかって見える
アイランドキッチンはリビングとの一体感があり、インテリアの一つになります。
一体感がある分、キッチンの上がすこし散らかっていると、なんだかリビングが散らかっているように感じてしまいます。
小まめに調味料を片づけたり、水はねや油はねをこまめに拭いたり、カトラリーをきれいに並べたりするのが苦痛ではない方なら問題ないのかもしれませんが、私のように整理整頓が苦手な人にはアイランドキッチンはおすすめしません。
ベビーゲートが2つ必要
コンロに鍋を置いていたり、包丁を使ったり・・・
キッチンは刃物や火など、危険がいっぱいなので、子どもが近寄らないようにするためには、コンロ側・シンク側両方にベビーゲートを設置しなければいけませんでした。
子どもが大きくなっている家庭はいいけれど、小さな子どもがいる場合は、料理中に常に気を使わなければいけません。
普通の対面キッチンより価格が高い
予算にそこまで余裕があったわけではないのですが、一生に一度の買い物だし、アイランドキッチンへの憧れが捨てきれずに思い切ってアイランドキッチンにしました。
でも、今うちは住宅ローンの支払いが少しキツイ状態なので、無理してアイランドキッチンにしなければよかったと思っています。
まとめ
アイランドキッチンを使った方の声をまとめてみましたが、いかがでしたか?
良いという意見もあれば、失敗したという意見もあります。
どちらの意見も考慮して、あなたにとってメリットの方が勝るようであればアイランドキッチンを検討してみてはいいかがでしょうか。
最後に、メリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 解放感がある
- 食事の準備・片付けがしやすい
- コミュニケーションをとりやすい
- おしゃれ
- リビングとの一体感がある
- リビングを見渡せる
- 子供がお手伝いしやすい
- 複数人で作業ができる
デメリット
- 設置にかなり広いスペースが必要
- 料理のニオイが広がりやすい
- 常に綺麗にしておかないと散らかって見える
- 水はねや油はね対策が必要
- 価格が高い
アイランドキッチンを採用するときに気を付けたいポイント
以上のメリットとデメリットを考慮し、アイランドキッチンを採用するべきかどうかを判断するポイントは4つあります。
1.予算に余裕があるか
アイランドキッチンはとても高価で、絶対に必要というよりは、贅沢品です。
何を差し置いてでもキッチンにはこだわりたいという方も中にはいらっしゃるので、そういう場合は別ですが、アイランドキッチンへの強いこだわりが無ければ、予算に余裕があれば検討する程度に考えるのが丁度いいと思います。
2.広いスペースが確保できるか
アイランドキッチンは広いスペースを必要とします。
余裕の無いリビングやダイニングに、無理にアイランドキッチンを採用すると、リビングよりキッチンが大きいというアンバランスな部屋の配置になりかねません。
LDKに広いスペースがとれる間取りでなければ、アイランドキッチンはやめておいた方がいいかもしれません。
3.常に綺麗にしておけるか
アイランドキッチンはリビングと一体感が得られる反面、散らかっていれば部屋全体が散らかって見えてしまいます。
常にキッチンの上を整理整頓し、水はねや油はねをこまめに拭き取ってピカピカにしておけるのかどうか、もう一度自分に問いかけてみてください。
4.キッチンを使う環境
複数人で一緒に料理をする環境であったり、その他の理由で調理スペースが広くないと困るようであれば、アイランドキッチンを採用するメリットは十分にあると思います。
逆に、キッチンを複数人で同時に使わない、一人が作業できるスペースがあればいいのであれば、アイランドキッチンは必要ないのではないでしょうか。
片側が壁にくっついているペニンシュラキッチン(半島)も検討してみてもよいと思います。
以上4つのポイントを考慮し、自分のライフスタイルに合うのはアイランドキッチンかどうか、金銭的な条件などで、採用するか検討して下さい。
この記事をキッチン選びの参考にして頂ければ幸いです。
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