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工務店とハウスメーカーの違いと特徴をわかりやすく解説!【宅建士監修】

注文住宅を建てるとき、ハウスメーカーにするか?工務店にするか?は最大の迷いどころです。

特に、工務店はCMもしていないし、何をどこまでやってくれるのか?というのが見えにくいと思います。

工務店といってもピンからキリまであるので、変なところに頼んでしまうとせっかくの注文住宅が台無しになってしまいます。

高いお金を払って失敗するなんて、絶対に嫌ですよね!

そこでこの記事では、工務店のしくみや特徴、ハウスメーカーとの違い、良い工務店を選ぶための3つのポイントをお伝えします。

  • 安く家を建てたい
  • オンリーワンの注文住宅を建てたい
  • 注文住宅に失敗したくない!

という方は必見です!

 

工務店とは?

工務店とは、ごく狭い範囲のエリアで建築をおこなっている地域密着型の施工業者です。

一般的に、熟練の技をもった大工さんが設計から施工までを一貫しておこなっており、ハウスメーカーより自由度が高いという特徴があります。

また、その地域の気候や地盤の変化についても知りつくしているので、それらの知識を生かした魅力的な家づくりをできる強みなどもありますね。

 

一戸建ての8割は工務店が建てている

日本では大手ハウスメーカーが有名で、ほとんどの家はハウスメーカーが建てているんじゃないかと思ってしまいますよね。

しかし実は、日本の家の78%は工務店が建てていて、ハウスメーカーのシェア率は18%と意外と少ないことがわかります。

戸建住宅の着工戸数シェア率グラフ参考:一戸建て供給シェア

さらにハウスメーカーの多くは、施工は下請けの工務店に工事を「丸投げ」しているので、実質的にはほとんどの家は工務店がつくっていることになります。

工務店は全国に数万社以上ありますが、会社単体でみるとそれぞれ着工棟数が少ないこと、地域密着であること、宣伝をしていないことなどから、広く名前が知られにくいのが現状です。

 

 

工務店とハウスメーカーの違い

注文住宅を建てるにあたって、ハウスメーカーと工務店にはどのような違いがあるのか?それぞれの仕組みをみていきましょう。

 

工務店の仕組み

工務店の仕組み

工務店は、施主であるあなたが注文住宅の依頼をすると、営業・設計・施工・アフターサービスまですべて自社でおこないます。

家づくりの希望なども、営業マンと大工さんが直接顔を合わせて相談できたりするので、社内連携がとりやすく情報伝達もスムーズです。

しかし小規模なゆえ、現場を仕切る大工さんのこだわりが強かったり、腕が悪かったりするとリカバリーすることができず、納得いく仕上がりにならないこともあります。

フルオーダー」のできる工務店は良くも悪くも自由です。

つまり、良い業者をしっかりと選定することができれば、安くて満足のいく家を建てられるでしょう。

近所にある工務店なら、引き渡し後に何かあっても、たらい回しにされずすぐに駆けつけてくれる安心感もありますね。

【工務店の特徴】

  • 総合:0点~100点と幅がある
  • 自由度:高い
  • 価格:安い
  • 工事期間:5~6ヵ月とやや長い
  • 施工業者:比較できる

 

 

ハウスメーカーの仕組み

ハウスメーカーの仕組み

一方ハウスメーカーは、あなたが注文住宅の依頼をすると、営業・設計は自社でおこない、実際の施工は下請け・孫請けの工務店に依頼します。

施主の顔すら知らない職人さんが家を建てるということで、不安に感じる方も多いかもしれません。

そこでハウスメーカーの家は、ある程度まで工場でつくった製品を現場で組み立てるだけの「規格化された商品」となり、どの工務店が施工しても最低限の品質は保てる仕組みになっています。

パターン化された家なので、注文住宅とはいっても「セミオーダー」というカタチになりますね。

また、豪華なモデルハウスを建てるための費用や、有名人を起用したCM広告、マージンなどがあるため、あなたが支払うお金の3~5割はハウスメーカーの取り分となってしまいます。

一括仕入れによる材料のコストカットもあるので一概にはいえませんが、もし、ハウスメーカーと工務店でまったく同じ仕様の家を建てるのであれば、一般的にはハウスメーカーの方が割高ということになります。

【ハウスメーカーの特徴】

  • 総合:60~70点とバラつきが少ない
  • 自由度:やや低い
  • 価格:高い
  • 工事期間:3~4ヵ月と早い
  • 施工業者:選べない

 

 

工務店の種類

工務店といっても、地元の小さな工務店から全国規模のビルダーまでさまざまです。

明確な境界線がないためハッキリ分類はできませんが、注文住宅を建てるうえで知っておきたい工務店の種類を4つご紹介します。

  • 一人親方の工務店
  • スーパー工務店
  • パワービルダー
  • フランチャイズ加盟店

 

一人親方の工務店

一人親方とは、○○町、○○市などの小さなエリアで家づくりをおこなう、いわゆる「超地域密着型」の小さな工務店です。

昔ながらの大工さんと弟子、家族経営といったカタチが多いですね。

実際に工事をする職人さんが設計も兼ねているのであれば、施主と直接話すことができるため、こまかい要望や微妙なニュアンスを伝えやすいメリットがあります。

ほかにも、設計だけを外注している小さな工務店、営業も設計もせず「ハウスメーカーの下請け専門」の工務店もあります。

 

スーパー工務店

スーパー工務店とは、主にひとつの都道府県内で、営業、設計、施工をすべて自社でおこなう、やや規模の大きな工務店です。

社内に専門の設計士がいるため「凝ったデザインの家にしたい」「変わった間取りの家を建てたい」という方に向いています。

統率する親会社を持たないだけに小回りがきき、それでいてある程度の実績もあり、こだわりの注文住宅を建てたい方にはちょうどいい規模だと思います。

ホームページを充実させていたり、気軽に相談しやすい工務店が多いので、地域ごとにチェックしてみてください。

 

パワービルダー

パワービルダーとは、近隣3県以上にまたがるエリアで、営業、設計、施工を自社でおこない、年間200棟以上の施工実績がある大きな工務店です。

タマホーム、アイダ設計、アイフルホームなどもパワービルダーに分類されています。

ハウスメーカーといっても通じる規模なので、ブランド力があり安心感があるメリットもあります。

しかしハウスメーカーと同じように規格化されていることが多く、小さな工務店よりは自由度が低くなります。

 

フランチャイズ加盟店

フランチャイズ加盟店とは、ハウスメーカーの名前だけを借り、地域密着で営業、設計、施工をおこなう工務店です。

クレバリーホームなどもフランチャイズのハウスメーカーです。工務店の看板は表には出ず「クレバリーホーム○○店」となります。

本部が一括仕入れした建材を使い、指定された工法で家づくりをするため、コストが抑えられるメリットと、自由度が低くなるデメリットの両方があります。

もともと地元の小さな工務店というケースが多いので、ハウスメーカーの営業マンよりも現場に詳しく、柔軟な対応が期待できると思います。

ただし、店舗によって対応と施工技術に差がある点には注意してください。

 

 

失敗しない工務店の選び方

注文住宅に失敗しないために、どのような工務店を選べばいいのでしょうか?

ポイントは3つです。

  • 地域密着の昔からある工務店
  • 営業・設計・施工まで自社完結できる
  • 住宅完成保証制度に加入している

それぞれくわしく説明します。

 

地域密着の昔からある工務店

CMをしていない地域密着型の工務店は、口コミが命です。

地元で悪い噂が広まってしまえば、小さな工務店などはすぐに潰れてしまいますよね。

そんな過酷な状況の中で、長い間営業を続けられている工務店は、誠実な仕事をする工務店と判断することができます。

また、アフターサービスをきちんとおこなってくれる工務店も、地元での評判が良く一生付き合っていけるパートナーになります。

 

営業・設計・施工まで自社完結できる工務店

工務店の中には、設計だけを外部の設計事務所に依頼している会社もあります。

わざわざ電話で依頼と確認をしていかなければならない外注は、どうしても行き違いが発生しやすくなるため、こだわりのある注文住宅にしたい場合には向きません。

一方、営業マン・設計士・大工さんが同じフロアに集まって小さなことでもすぐに確認できる工務店であれば、情報がより早く正確に伝わりやすく、工務店ならではの連携の良さを最大限に生かせます

 

住宅完成保証制度に加入している工務店

「住宅完成保証制度」とは、もしも工事の途中で会社が倒産してしまった場合に、施主の費用負担を最小限におさえて住宅を完成させる保険です。

工務店が任意で加入するもので、保証料も基本的には工務店が支払います。

住宅完成保証制度に加入するためには、工務店の経営状況をチェックされます。

厳しい審査をクリアした工務店しか加入できない制度なので、住宅完成保証制度に加入できる工務店は経営が安定している優良企業と判断できます。

保証制度に加入しているかどうかは工務店に直接聞くか、住宅あんしん保証サイトでチェックしてください。

もしあなたが注文住宅を依頼した工務店が加入していなければ、施主から「保証制度を利用したい」と申し出ることで、工務店が手続きをしてくれることになります。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

【工務店】

ごく狭いエリアで建築をおこなっている地域密着型の施工業者

メリット:低価格で、自由度の高い家を建てられる

デメリット:工務店によって仕上がりに差が出やすい

【ハウスメーカー】

営業・設計を自社でおこない、施工は下請けの工務店に任せている

メリット:誰が施工しても一定のクオリティが保たれ、当たりはずれが少ない

デメリット:割高で、自由度はやや低い

 

良い工務店を選ぶポイントは3つです。

  • 地域密着の昔からある工務店
  • 営業・設計・施工まで自社完結できる
  • 住宅完成保証制度に加入している

 

工務店にもハウスメーカーにもそれぞれ良さがあり、どちらを選ぶかは人それぞれです。

後悔しないように、あなたに合った会社を選んでください!

ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いについてもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事もぜひお読みください!

住宅会社社長がハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いを7つの視点から比較してみた

 

 

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嵯峨根 拓未

嵯峨根 拓未

所有資格:宅地建物取引士

初めての不動産購入や売却はわからないことだらけだと思います。
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