注文住宅に失敗しないためには?家づくり成功の10ヶ条【後編】
↓ 1~5条の前編はこちらから
注文住宅に失敗しないためには?家づくり成功の10ヶ条【前編】
ここまで、10ヶ条のうちの5か条までをお読み頂きましたが、いかがでしたか?
前編は主にお金にまつわる話をしました。
後編は、主に会社にまつわる話です。
それでは、後編にいきたいと思います。
その6:複数の金融機関にパイプのある会社を選ぶ
結構知られていないことですが、同じ条件であっても、審査を出す会社と金融機関との関係で、審査が有利に働くこともあります。
そのため、A社ではダメでもB社なら通ることも。
しかし、一度本審査用の書類を金融機関に提出してしまうと、全金融機関でその情報が共有されてしまうため、本審査で落ちてしまうと今後の審査も不利になってしまいます。
最終審査の書類を提出する際は注意してください。
このとき、金融機関に強いパイプのある会社の場合、書類を提出する前に融資担当からある程度の助言を受けられたりしますので、金融機関に強いパイプのある会社からローンを出すと、かなり住宅ローン審査が有利になります。
住宅ローンの審査基準は金融機関によって微妙に異なるので、住宅ローンに不安がある場合、複数社とパイプがある会社から審査を出すことで、審査を通過する可能性が格段に上がります。
住宅ローンについて、さらに詳しくはこちらの記事をお読みください。
住宅ローンの審査に通らない?まだ諦めないで!通る方法教えます
その7:土地に合った家を計画する
家の計画を進めるとき、ついつい紙に書かれた図面とにらめっこしながら進めてしまいがちなのですが、良い間取りにしたいなら、土地の状況もしっかりと把握しておく必要があります。
・セオリー通りに南側を空けて日照を確保したつもりが、南側に高い建物があって全然日が入らない
・お隣の大きな窓と、こちらの大きな窓同士が向かい合っていてカーテンを開けると室内が丸見え
などなど、現地に足を運ばないとわからない情報もたくさんあります。
資料に目を通すことは当然として、必ず実際に現地を見て、その土地に合った計画をしましょう。
関連記事:間取り図で失敗して後悔しないために覚えておきたいポイント
その8:アフターフォローがしっかりした会社を選ぶ
相談に行ってから家が完成するまでは長くても1年から2年程度ですが、完成してから数十年とその家で暮らしていくことを考えると、アフターフォローが充実しているということはとても大切です。
どれだけお金をかけた家でも、どれだけ施工能力の高い会社が手がけた家でも、経年劣化は避けることができません。
長く暮らせば、水回りのトラブルや、雨漏り、外壁のはがれなど何かしらの不具合は絶対に起こります。
その時、一番頼りやすいのは家を建ててもらった会社です。
家を建てるまでどれだけ親切で信頼できていたとしても、アフターフォローが悪ければ、その会社に対する信用は一気になくなるでしょう。
一度会社を不審に思ってしまうと、ことあるごとに不信感が溜まっていき、結果として違う会社に頼めばよかったと後悔することになりかねません。
アフターフォローまで考えていて、これから先何十年と長く付き合っていける会社なのかどうか、契約前にもう一度考えてみてください。
その9:売り込んでくる会社には要注意
建築会社の利益は、高い家が売れれば売れるほど大きくなります。
家は年間に何百棟も売れるものではないので、薄利多売が成り立ちません。
営業成績でノルマを設けている会社の営業マンは、一組のお客様からどれだけ高い契約をもらえるかを意識しています。
「一生に一度の買い物ですから、良いキッチンにしないと後悔しますよ」
などと、うまい言葉でどんどん追加設備をすすめてくるような営業マンは、少しでも高い家を売るために提案しているのであって、あなたのこれからの生活のことなんてまったく考えていません。
どんどん売り込んでくる営業マンのいる会社には注意が必要です。
逆に、新築にワクワクしてついつい予算をオーバーしてしまいそうになるあなたを止めてくれるような営業マンは信頼できる可能性が高いので、そういった営業マンのいる会社を探してください。
その10:パートナーが成功の秘訣
これから家づくりをしようかと考えている方のほとんどは、家づくりの素人です。
「今、こんな家が流行っています」
「この機能は本当に便利ですよ」
「一生に一度なので良いものにしないと後悔しますよ」
などと言われたら、最初は必要ないと思っていたものでも欲しくなってしいます。
これまでに経験したことのない大きな買い物をすることで、金銭感覚がマヒし、10万円や20万円がとても小さな額に思えてしまうものです。
あなたがそんな状態であることに付け込んで、悪い営業マンは言葉巧みにあなたを誘導します。
素人のあなたにとって、家づくりはわからないことだらけだと思います。
だから、正しく導いてくれるパートナーとの出会いが、家づくりを成功させるためには不可欠です。
何度もお伝えしているように、新築一戸建てを購入するのは、これからより良い生活をするための一つの手段です。
家よりもむしろ、家を買った後の生活にフォーカスして計画を進めてくれる会社を探して下さい。
良いパートナーに出会えれば、家づくりは9割以上成功したようなものです。
最初のパートナー探しには絶対に妥協しないようにしてください。
楽していい会社を見つけるためには、カタログをうまく利用するのが効果的です。
カタログを甘くみていませんか?
ぜひ一度、こちらの記事をお読みください。
まとめ
いかがでしたか?
ここでご紹介したのは、家づくりをこれからの生活のための手段として考えている方へ向けた、成功の10ヶ条です。
1.無理のない資金計画を立てること
2.費用をなるべく抑えること
3.予算をオーバーしない計画にすること
4.生涯のライフプランを考慮した間取りにすること
5.メリットだけでなくデメリットも理解すること
6.複数の金融機関にパイプのある会社を選ぶこと
7.土地に合った家をたてること
8.アフターフォローがしっかりした会社を選ぶこと
9.売り込む会社には注意すること
10.パートナーが成功の秘訣
この10ヶ条を参考に、あなたに新築を通して今より良い生活を手に入れて頂ければ幸いです。
10ヶ条を読んで、パートナー選びの重要性を理解して頂けたと思います。
パートナー探しには○○が大切ですが、その○○をしなかった結果、大失敗をしたという話をご紹介します。
本気で家づくりを成功させたい方は、彼と同じ失敗をしないために、是非とも読んで頂きたい体験談です。