シングルマザーにおすすめの平屋住宅!メリットとデメリット、土地選びのポイントを紹介
子どもと自分の将来のために、「新築一戸建てが欲しいなあ・・・」と思うシングルマザーの方は沢山いらっしゃいます。
私は、自分がシングルマザーの家を建てた経験から、お母さんとお子さんの充実した生活を送るために、シングルマザーの方こそ新築一戸建てるべきだと思います。
では、いざ家を建てよう!と思ったとき、こんな不安や疑問が浮かんできますよね。
- どんな場所で、どんな土地を選べばいい?
- どんな形の家がいい?
- あんまり高い家は建てられない・・・
- 家づくりに絶対失敗しないためには?
今回は、家を建てようと考えているシングルマザーの方におすすめしたい家の形の一つである「平屋」について解説します。
シングルマザーの方が家を建てる理由
まず、私がシングルマザーの方が家を建てるべきだと思う理由をお伝えします。
その理由は以下の6つ。
- 固定費が下がる可能性がある
- 子どもと思いっきり遊べる
- 気持ちに充足感が出る
- プライベートな空間が確保できる
- 資産として子どもに残せる
- 教育ローンの融資が通りやすい
シングルマザーの多くは、離婚などのつらい経験を乗り越え、「子どもと生きていこう!」という素晴らしい強い気持ちを持っています。
そんなシングルマザーの方だからこそ、これからはストレスが極力少なく、心穏やかで充実した日々を過ごして欲しいと思っています。
詳しくは、こちらの記事で解説しているので是非ご覧ください。
▶︎シングルマザーこそ新築一戸建て!住宅ローンに通るための3つのステップ
平屋住宅とは
平屋とは、一階建ての住宅のことを言い、かつて日本では数多くの平屋がありました。
現在は二階建て以上が主流となっていますが、最近では平屋住宅の人気が高まってきています。
平屋住宅は特にシングルマザーにとって、様々なメリットがあります。
平屋住宅のメリットとデメリット
平屋住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
上下階への移動がないこと、ランニングコストが抑えられることが大きなメリットです。
生活がしやすい
二階への上下階への移動がなく部屋ごとの距離が近いので、家の中の移動が楽で、家事動線がシンプルになります。
生活動線がコンパクトになり、生活がしやすいのが魅力です。
普段から忙しく1秒でも家事を時短したいシングルマザーにとって、家事動線はとても大切ですよね。
階段がなく掃除機の上げ下げなどが必要ないので普段の掃除がしやすい、模様替えや家電・家具の買い替えの時にも移動や出し入れが楽などというメリットもあります。
間取りの自由度が高い
平屋は面積が限られて狭くなるというイメージがありますが、平屋は階段を設置するスペースをとる必要がなかったり、上の階の重さがなく二階建てよりも柱の本数が少できたり、天井高にすることができたりと、広々とした空間作りがをすることが可能です。
怪我のリスクが低く、バリアフリー
平屋住宅は、ワンフロアで生活が完結するバリアフリーな住宅です。
階段がないため、バランス感覚が未発達な子どもの転落事故が起こりません。
また、自分自身が高齢なったとき、誰かの手を借りなくても暮らしやすい住宅です。
家族間のコミュニケーションがとりやすい
多くのシングルマザーは働きに出ていますから、大人の目が届きにくくなりがちな傾向になります。
ワンフロアで家族の生活であれば、ふとした時に顔を合わせることも多くなり、コミュニケーションが自然と増えていきます。
子どもが思春期になったとき、部屋に籠もりっきりになってしまうという可能性もありますが、子ども部屋がリビングと同じフロアにあることで、家族の気配を感じ、お互いに安心することができます。
地震や災害に強い
耐震性は重量と重心が大きく影響します。
平屋住宅は二階建てに比べて構造がシンプルで重心が低く、安定感あるため耐震性に優れています。
建物に高さがないため、台風など風の影響も受けづらいのも特徴。
また、階段がないため何かがあったときに避難しやすいのもメリットです。
メンテナンスの費用が抑えられる
新築一戸建てを建てるということは、一生住むことが前提ですよね。
住宅のメンテナンスが必要になってきます。
高さのある二階建てより平屋の方が、足場を組まなくても良いぶん、外壁塗装などの費用が抑えられます。
光熱費が安い
フロア数が少ない分、電気やエアコンの台数も少なくて済むため省エネになり、そのぶんの光熱費を抑えられます。
デメリット
平屋住宅ならではのデメリットもあります。
中心部の採光が難しい
平屋住宅は、建物が大きくなればなるほど、中心部の部屋など日当たりの悪い空間ができてしまいます。
間取りに余裕があれば、中庭を作るなどで対処する方法もあります。
防犯面の対策が必要
1階フロアに大きな窓がある平屋の場合は、プライバシーはもちろん、防犯面でも注意が必要です。
窓には侵入しにくい二重ガラスにする、外からの視線を遮る工夫をするなどの対策を行いましょう。
固定資産税が若干高い
平屋は屋根や壁などに多くの材料を使用するため、資産価値が高いと見なされ、固定資産税が高くなる傾向にあります。
しかし、大体が1万円ほどの差です。
平屋に向いている土地選びのポイント
土地代が高くない
平家住宅のような低層住宅は、「建ぺい率」という規制の関係で、二階建てよりも広く土地を確保する必要があります。
そのぶん土地代は高くなってしまいますよね。
将来の子育ての資金計画などへの影響を考えると、平屋住宅は地価が高くない地域で建てるのがおすすめです。
2020年の公示地価ランキングは以下のようになっているので、参考にしてみてください。
1㎡あたり | 1坪あたり | ||
1位 | 東京都 | 116万0950円 | 383万7852円 |
2位 | 大阪府 | 33万6458円 | 111万2260円 |
3位 | 京都府 | 26万6064円 | 87万9552円 |
4位 | 神奈川県 | 25万6107円 | 84万6634円 |
5位 | 愛知県 | 21万2251円 | 70万1657円 |
6位 | 福岡県 | 17万2541円 | 57万0385円 |
7位 | 兵庫県 | 16万5721円 | 54万7841円 |
8位 | 埼玉県 | 16万1670円 | 53万4448円 |
9位 | 広島県 | 14万9579円 | 49万4477円 |
10位 | 宮城県 | 13万8598円 | 45万8176円 |
11位 | 沖縄県 | 13万6818円 | 45万2291円 |
12位 | 千葉県 | 12万7920円 | 42万2876円 |
13位 | 熊本県 | 9万1861円 | 30万3675円 |
14位 | 静岡県 | 9万0197円 | 29万8171円 |
15位 | 奈良県 | 8万2586円 | 27万3012円 |
16位 | 石川県 | 7万8684円 | 26万0112円 |
17位 | 愛媛県 | 7万1532円 | 23万6470円 |
18位 | 鹿児島県 | 6万8800円 | 22万7440円 |
19位 | 北海道 | 6万8140円 | 22万5258円 |
20位 | 長崎県 | 6万8090円 | 22万5092円 |
21位 | 岡山県 | 6万3450円 | 20万9753円 |
22位 | 滋賀県 | 6万2895円 | 20万7918円 |
23位 | 高知県 | 6万1521円 | 20万3375円 |
24位 | 徳島県 | 6万0864円 | 20万1203円 |
25位 | 大分県 | 5万8878円 | 19万4639円 |
26位 | 和歌山県 | 5万7297円 | 18万9414円 |
27位 | 岐阜県 | 5万5814円 | 18万4510円 |
28位 | 香川県 | 5万5711円 | 18万4171円 |
29位 | 福井県 | 5万1549円 | 17万0411円 |
30位 | 富山県 | 4万9227円 | 16万2735円 |
31位 | 長野県 | 4万5734円 | 15万1189円 |
32位 | 三重県 | 4万5040円 | 14万8893円 |
33位 | 新潟県 | 4万4534円 | 14万7220円 |
34位 | 群馬県 | 4万4467円 | 14万7000円 |
35位 | 山梨県 | 4万2856円 | 14万1673円 |
36位 | 岩手県 | 4万2768円 | 14万1384円 |
37位 | 栃木県 | 4万2485円 | 14万0449円 |
38位 | 山口県 | 4万1298円 | 13万6524円 |
39位 | 福島県 | 4万0715円 | 13万4597円 |
40位 | 島根県 | 4万0031円 | 13万2334円 |
41位 | 佐賀県 | 3万9940円 | 13万2035円 |
42位 | 宮崎県 | 3万9401円 | 13万0253円 |
43位 | 茨城県 | 3万4973円 | 11万5615円 |
44位 | 鳥取県 | 3万4814円 | 11万5089円 |
45位 | 山形県 | 3万2633円 | 10万7880円 |
46位 | 青森県 | 3万0145円 | 9万9655円 |
47位 | 秋田県 | 2万4993円 | 8万2624円 |
(引用:土地DATA 公示地価都道府県ランキング2020年[令和2年])
都道府県で地価にかなりの差があることがわかりますね。
あなたが建てたいと思っている地域は何位でしたか?
同じ県内であっても、市町村によって価格が大きく変わるということもあるので、一度詳しく調べてみることをおすすめします。
価格によっては、平屋ではなく二階建てを検討することをおすすめします。
周りに高い建物がない、隣家との距離がある
高さがない平屋住宅は、隣の建物の影に入ってしまいやすいこと、ベランダがないので庭を作ることを考えると隣の住宅と距離をとる必要があります。
すべてが当てはまるわけではありませんが簡単な指標として、各都道府県の人口密度のランキングをご紹介します。
人口密度 | ||
1位 | 東京都 | 6,354.79 |
2位 | 大阪府 | 4,631.03 |
3位 | 神奈川県 | 3807.54 |
4位 | 埼玉県 | 1,932.02 |
5位 | 愛知県 | 1,460.04 |
6位 | 千葉県 | 1,217.43 |
7位 | 福岡県 | 1,024.79 |
8位 | 兵庫県 | 650.36 |
9位 | 沖縄県 | 637.52 |
10位 | 京都府 | 560.07 |
11位 | 香川県 | 509.42 |
12位 | 茨城県 | 470.37 |
13位 | 静岡県 | 467.93 |
14位 | 奈良県 | 360.7 |
15位 | 滋賀県 | 351.96 |
16位 | 佐賀県 | 333.6 |
17位 | 広島県 | 331.14 |
18位 | 長崎県 | 320.8 |
19位 | 宮城県 | 316.27 |
20位 | 三重県 | 308.21 |
21位 | 群馬県 | 304.55 |
22位 | 栃木県 | 303.1 |
23位 | 石川県 | 271.66 |
24位 | 岡山県 | 265.85 |
25位 | 富山県 | 245.55 |
26位 | 愛媛県 | 235.87 |
27位 | 熊本県 | 235.74 |
28位 | 山口県 | 221.76 |
29位 | 和歌山県 | 195.51 |
30位 | 岐阜県 | 187.26 |
31位 | 福井県 | 183.21 |
32位 | 山梨県 | 181.86 |
33位 | 大分県 | 178.91 |
34位 | 新潟県 | 176.57 |
35位 | 徳島県 | 175.71 |
36位 | 鹿児島県 | 174.16 |
37位 | 鳥取県 | 158.44 |
38位 | 長野県 | 151.09 |
39位 | 宮崎県 | 138.59 |
40位 | 福島県 | 134.07 |
41位 | 青森県 | 129.19 |
42位 | 山形県 | 115.53 |
43位 | 島根県 | 100.46 |
44位 | 高知県 | 98.21 |
45位 | 秋田県 | 83 |
46位 | 岩手県 | 80.29 |
47位 | 北海道 | 66.93 |
(引用:都道府県の人口ランキング・面積ランキング・人口密度ランキング)
海、河川の近くでない
平屋の場合、水害時に2階に逃げたり家具家電を2階に運び込むことができません。
そのため、水害に遭いづらい場所を選ぶことが大切です。
自治体が発行しているハザードマップを必ず確認しましょう。
平屋住宅が得意な住宅メーカーの探し方
せっかく平家住宅を建てるなら、沢山の平家住宅を建てた実績やノウハウを持っている会社にお願いしたいですよね。
ピンからキリまで沢山の住宅メーカーがある中で、安くで高品質な住宅を建てる会社を見つけるには大切なコツがあります。
それは、最初から1社に絞らずきちんとカタログや資料を読み、数社を比較することです。
比べて初めて、その会社の良し悪しや家の適正価格がわかります。
また、数社の営業担当と会うことで、自分と相性の良い担当者に出会う可能性が上がるからです。
とはいっても時間もお金もないシングルマザーは一社ずつカタログを取り寄せるのは大変だと思いますので、住宅情報サービス大手「LIFULL HOME’S」が提供している一括カタログ請求を使うのが便利です。
家を建てたい場所と平家住宅を建てることのできるメーカーに絞ってカタログを取り寄せることができてオススメです。
お金がかからず無料で利用できますので、気になる会社のカタログは今すぐ取り寄せてみてください。
平家住宅を手掛けているハウスメーカーのカタログを取り寄せて、イメージを膨らませてみてくださいね。
まとめ
今回はシングルマザーの方へ平屋住宅と、その方法を説明させていただだきましたが、いかがでしたか?
シングルマザーの方が一番心配なのは、お金のことですよね。
自分の収入と生活費、教育費などの将来的に子どもにかかるお金、貯金・・・。
私は、新築一戸建てを建てたことによって、今の家賃より同じかそれ以下で、広く新しい家で、ストレスなく充実した毎日を過ごしているシングルマザーの方の姿を見ているので、絶対に検討する価値はあると思います。
そしてなによりも、子どもはお母さんが毎日笑顔でいることを望んでいると思います。
大切なことは、安くて品質の良い家を建てること。
そしてそのパートナーとなるハウスメーカーや工務店は、1社に絞らずかならず数社比べることです。
自分と家族の人生(ライフプラン)に対して真剣に考え、向き合ってくれる営業担当、技術力を持ったハウスメーカーに出会えるか。
家を建てるには、沢山のお金と時間を費やし、この先の長い人生に関わることだということを絶対に忘れないでください。
いい家を建てたいと考えておられるなら、少なくとも3社、できれば5〜7社程度検討することをおすすめします。
もし、1社に絞って家を建てると、今からご紹介するような大失敗の未来が待っているかもしれません・・・
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