作業効率グンとアップ!L型キッチンのメリットデメリットとおすすめメーカー
新築やリフォームをするときのキッチン選びは、毎日使うものだからこそ妥協したくない、どんなキッチンにすればいいかわからない・・・と悩んでしまいますよね!
アイランドキッチンやI型などさまざまなレイアウトがある中で、シンクとコンロが90度に配置されたL型キッチンはムダな動きがなく家事効率が良いと人気です。
実際、使い勝手はどうなのでしょうか?
ここでは、L型キッチンのメリットデメリット、選ぶときのポイントをお伝えします。
L型キッチンを検討している方は、ぜひ素敵なキッチン選びの参考にしてください!
L型キッチンとは
L型キッチンとは、その名のとおりシンク、コンロ、作業台が「L」のカタチになっているキッチンです。
スムーズな動線で短時間でパパッと調理できるので、効率重視派の方におすすめです。
部屋のコーナー部分に沿ってレイアウトする壁付けキッチン、L型のどちらかをリビングに向ける対面式キッチンなどがあり、ライフスタイルによってお好きなレイアウトにできる自由度の高さも魅力ですね!
L型キッチンのメリット
広々としていて使いやすいと人気のL型キッチンですが、まずはメリットについて見ていきましょう。
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カウンターを2つくっつけた形のL型キッチンは作業スペースが広いうえ、体の向きを90度変えるだけでシンクとコンロを行き来できてとても効率的です。
もしI型キッチンで同じ広さを確保しようとすれば、シンクとコンロが離れすぎて作業効率が悪くなってしまいます。
そしてコンロを壁付けにできるので、リビングへの油はねやニオイの広がりを防げて、掃除がラクなのもうれしいですね!
一辺をリビングに向けた対面式キッチンなら、コンロで調理をしているときも、横を向くだけでリビングにいるお子さまの様子を見られて、コミュニケーションをとりやすくなります。
毎日の家事効率を考えると、広くて作業効率が良く、お掃除もラクなL型キッチンはとても使いやすいレイアウトといえるのではないでしょうか?
L型キッチンのデメリット
では、L型キッチンのデメリットについても見ていきましょう。
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L型キッチンにできる「コーナー部分」のスペースは、背の低い女性だと奥まで手が届きにくいためデッドスペースになりがちです。その下の収納についても同じで、スライド式などの便利な収納棚をフル活用する必要があるでしょう。
また一直線のレイアウトができないために、キッチンにはある程度の幅と奥行きが必要になります。だいたい縦横180cmくらいはキッチンスペースになると考えておいたほうがいいでしょう。価格もI型キッチンより2~4割ほど高くなります。
間取りによっては、冷蔵庫や収納棚の置き場所に困ることもあるかもしれません。
使いやすいキッチンの条件は、以下の3つです。
①冷蔵庫は入り口側に
⇒調理中にほかの家族が使いやすい
②冷蔵庫はシンク側に
⇒調理の流れがスムーズ
③(対面式の場合)シンクはリビング側に
⇒汚れやすいコンロを壁付けにするため
これらをL型キッチンですべて実現しようとすると、どうしても無理が生じてしまい「冷蔵庫の置き場所がない・・・」なんてこともあるんですよね。あくまでも理想なのでこだわりすぎる必要はないのですが、レイアウトがうまくまとまらずにL型キッチンをあきらめてしまう方も多いようです。
L型キッチンは一度決めてしまえば使いやすいですが、スペースや予算など最初にクリアするべき問題が多いといえそうですね。
キッチンレイアウトに悩んだら
L型キッチンにしたいけどうちの間取りだと難しいかな・・?と迷ったら、【ブロッコリーシミュレーション】がおすすめです。
ブロッコリーをゆでる工程では、以下のようにシンク、コンロ、冷蔵庫、作業台をまんべんなく使います。
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この一連の流れがスムーズにできるのであれば、L型キッチンはとても使いやすいキッチンになるでしょう。
反対にどこかの工程で不便を感じるようであれば、他のキッチンレイアウトを検討したほうがいいかもしれません。
ちなみにブロッコリーシミュレーションは、すべてのキッチンレイアウトに使えるので覚えておくと便利ですよ!
おすすめメーカー別 特徴と価格帯
とことん作業効率が良いL型キッチンは、お手入れのしやすさや、機能面において優れたキッチンを選ぶことでさらに使いやすくなります。
キッチンの各メーカーは、グレード別にシステムキッチンが用意されています。
おすすめのメーカーごとに違いを見ていきましょう。
タカラスタンダード
(出典:タカラスタンダード レミュー)
タカラといえば、ホーロー素材が人気です!
タカラスタンダードのシステムキッチンの特徴は以下のとおりです。
- ホーロー素材なのでお手入れがラク
- シンクの下に食洗機がつけられる
- リーズナブルな価格設定
タカラスタンダードのシステムキッチンを価格帯別に分けてみました。
シリーズ | 価格帯 |
レミュー | 96~258万円 |
トレーシア | 46~180万円 |
エーデル | 31~119万円 |
リフィット | 24~123万円 |
サイズやオプションによって100~200万円ほどの価格差がありますが「必要なものがひと通りそろっていればいい」というのであれば、リーズナブルな価格でL型キッチンが実現できそうです。
タカラスタンダードの一番人気はやっぱりレミュー。デザイン性が高く、収納力も抜群です!
タカラの売りでもあるホーロー素材はお手入れしやすく、耐久性に優れた丈夫な素材。
熱に強い、匂いがつきにくい、マグネットがくっつくなど、キッチンに欠かせないポイントを楽々クリアしたいわゆる“間違いないキッチン”です。
Panasonic(パナソニック)
(出典:Panasonic L-class)
パナソニックは、家電を使いやすくする工夫が充実しています!
パナソニックのシステムキッチンの特徴は以下のとおりです。
- IHコンロに力を入れている
- 深型食洗機がついている
- クッキングコンセントがある
パナソニックのシステムキッチンの種類を価格帯別に分けてみました。
シリーズ | 価格帯 |
L-class | 129万円~231万円 |
リフォムス | 114万円~204万円 |
ラクシーナ | 110~195万円 |
リビングステーションV-style | 90〜143万円 |
パナソニックは価格がやや高めですが、それ以上に魅力的な設備がたくさんあります。
一番のおすすめは、最大4つの鍋を並べられる「マルチワイドIH」。これはホントに便利で、一度にたくさんの料理ができるので忙しい主婦の方には大助かりです!
3つのコンロが横並びになった「トリプルワイドコンロ」も使いやすいと評判です。
“高性能な最新キッチン”をお求めの方にはパナソニックがおすすめです!
TOTO
(出典:TOTO ミッテ)
TOTOは、水まわりの設備が優れていてエコにもしっかり配慮されています!
TOTOのシステムキッチンの特徴は以下のとおりです。
- 節水効果が高い
- 足もとでも水栓を操作できる
- シンクのヌメリをおさえる除菌水がある
TOTOのシステムキッチンの種類を価格帯別に分けてみました。
シリーズ | 価格帯 |
ザ・クラッソ | 92~147万円 |
ミッテ | 79~137万円 |
シリーズは2つですが、シンクまわりにTOTOならではの素敵な仕掛けが盛りだくさん!
イチオシの機能は「水ほうき水栓」。幅広なエアインシャワーで、面倒なグリルの網や大きな鍋がサッと洗いやすいと大人気です!
足もとで水を出せる「フットスイッチ」を併用すれば、40%と高い節水効果も得られますよ。
雑菌やヌメリをおさえる「きれい除菌水」や、花びらが舞い散る柄が美しすぎるクリスタルカウンターも素敵です!
“きれいでエコなキッチン”にしたい方は、繊細な気配りが光るTOTOのキッチンがおすすめです♪
まとめ
いかがでしたか?
- 効率的に家事をこなしたい!
- 作業スペースは広い方がいい
L型キッチンのメリット
- 作業スペースが広い
- 移動距離が短い
- 掃除しやすい
- 壁付け:料理に集中できる
- 対面式:コミュニケーションがとれる
L型キッチンのデメリット
- コーナー部分のデッドスペース
- 広いキッチンスペースが必要
- 価格が高い
- 間取りによってはレイアウトが難しい
キッチンはそれぞれのご家庭やライフスタイルによって、最適なレイアウトがまったく異なります。簡単に取り替えられるものではないので、後悔しないように選びたいものですよね!
各メーカーそれぞれ魅力的な機能があって迷ってしまうかもしれませんが、大切なのは「あなたがキッチンに何を求めるのか?」を明確にしておくことです。
あなたが素敵なキッチンを選んで、楽しい新生活が送れることを祈っています!
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