シングルマザーこそ新築一戸建て!住宅ローンに通るための3つのステップ
「シングルマザーだけど、家が欲しい・・・」と思ったことはありませんか?
- 金銭的に将来が不安
- 思いっきり子どもと遊びたい
- ひとり親を子どもに気負わせたくない
- 子どもが大きくなり部屋が手狭になってきた
- 家賃を下げて、教育にお金をかけたい
- 子どもに資産を残したい
子どもを健やかに育てるために「家が欲しい、一戸建てに住みたい」と思うのは当然です。
ですが、「住宅ローンに通るわけがない」と最初から諦めてしまっている方が多いのが現実です。
自分は収入が低いから・・・と、諦めないでください。
一戸建てを建てたいと思っていても、行動に起こせていない方があまりにも多いので、この記事ではシングルマザーが住宅ローンに通るための具体的なステップをお伝えします。
シングルマザーでも住宅ローンが通る方法
家を建てたいと思った時に一番心配になってくるのが、お金のことですよね。
「シングルマザーだから住宅ローンの審査に通らない」という先入観を持っていませんか?
結論からいうと、シングルマザーだから審査に通らないということはないのが実情です。
女性であることや家庭環境などが審査に影響することはほとんどありません。
住宅ローンの申請をした時に、信用情報機関で主に審査される内容は以下の通りで、借りたお金を滞りなく返せる能力があるかという点が一番のポイントになります。
- 年収
- 年齢
- 勤続年数
- 雇用形態
シングルマザーの方でも正社員で収入や信用情報に問題がなければ心配しなくても大丈夫です。
派遣・契約社員や、パートのシングルマザーの方でも、勤続年数などによって安定した収入が見込まれると判断されれば、審査に通るケースももちろんもあります。
では、シングルマザーが住宅ローンに通るためのステップを一つずつ紹介していきます。

【Step 1】フラット35を取り扱っている金融機関を選ぶ
一般的に、住宅ローンが組める最低ラインの年収は200万円からと言われています。
大手銀行の住宅ローンは、年収300〜400万円が最低ラインであることが多いのですが、ネット銀行の一部など金融機関によっては年収100万円程度でも住宅ローンの審査対象となります。
住宅ローンにもさまざまな種類がありますが、年収100〜200万台の方は、フラット35に絞って住宅ローン審査に申し込むのがポイントです。
フラット35とは、長期間(最大35年)に渡って、固定金利で借りられる住宅ローンのことで、住宅ローンを受け取った時点での金利が適用されたあと、支払いが終わるまで金利が変わることがありません。
長期間で借りられるため毎月の返済額が少ないことと、35年間支出額が変わらず将来の資金計画が立てやすいというメリットがあります。
今は金利が低い傾向にあるので、その点でもフラット35はおすすめといえます。
【Step 2】手当・助成金を受け取る
母子家庭への手当や助成金の中には、住宅ローンの審査時に収入に含まれる可能性があるものがあります。
ほとんどの方が児童手当、児童扶養手当は受け取っていると思いますが、他にまだ受け取っていないものはありませんか?
たとえ住宅ローンの審査に含まれなかったとしても、本当はもらえるはずのお金を受け取れていないなんて絶対嫌ですよね。
母子家庭が受け取れるお金一覧
- 児童手当
- 乳幼児、義務教育就学児の医療費助成(マル乳・マル子)
- 児童扶養手当(通称 母子手当)
- 児童育成手当
- 母子家庭の住宅手当
- ひとり親家族等医療費助成制度(マル親)
- 自立支援教育訓練給付金
- 生活保護
- 特別児童扶養手当
- 障害児福祉手当
▷シングルマザー(母子家庭)が受け取れる手当の完全ガイド!計算から手続きまで徹底解説

今回、おうちの悩み.comでは独自に、手当や助成金を住宅ローン審査時の収入含むことが可能なのかを調査しました。
結果は以下の通り。金融機関によって違うので、参考にしてみてください。
最低年収目安 | 金融機関 | |
100万円 | ARUHI | 国からの支給の手当のみ収入に含むことが可能。 地方自治体からの手当は含まない。 |
楽天銀行 | 手当は年収に含まず、基本的に就労収入で審査。 | |
イオン銀行 | 内容にもよるが国や市からの手当は含まないことが多い。会社からの住宅手当は含まれるケースがある。 | |
200万円 | auじぶん銀行 | 仮審査時点に源泉徴収票と合わせて手当についても記載して提出。本審査時に内容や金額を確認する。考慮はするが一概には言えない。 |
他メガバンク等 | 審査時の収入に手当や助成金は含まない |
auじぶん銀行はフラット35の取り扱いがなく、ARUHI、楽天銀行、イオン銀行はフラット35を取り扱っています。
楽天銀行、イオン銀行は原則団信への加入が必要。ARUHIは任意となります。

【Step 3】 負担なく返せる額を計算する
無理をして住宅ローンを組んで、生活費がカツカツになってしまっては元も子もありません。
生活費と支払う額をしっかりと考えて資金計画を行いましょう。
返済できる範囲のひとつの目安として、負担なく返済しやすい「返済負担率20〜25%」を意識してください。
▶︎【住宅ローン】私の年収で負担なく返済できる額ってどれくらい?
返済負担率20〜25%とお伝えしたのは、年収によって支出できる金額が違い、年収によって適切な負担率があると考えているためです。

実際に私がシングルマザーの方の家を建てた時は、当社の提携住宅ローン会社と協力し、適切な返済負担率の計算をしたこと、児童手当と児童扶養手当を年収に含められたことで無事ローンを通すことに成功しました。
もしも住宅ローンが通らずお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご相談ください。
母子家庭の新築一戸建てをおすすめする6つの理由
シングルマザー方が新築一戸建てをおすすめする理由は以下の6つ。
- 固定費が下がる可能性がある
- 子どもと思いっきり遊べる
- 気持ちに充足感が出る
- プライベートな空間が確保できる
- 資産として子どもに残せる
- 教育ローンの融資が通りやすい
ひとつずつご紹介していきます。
固定費が下がる可能性がある
シングルマザーの方は、シングルマザーになるまでの経緯で大きなストレスを感じ、自分と子どもの将来について不安を抱えていますが、中でもやはり金銭的な不安が占める割合は大きいですよね。
充分な広さの居心地の良い部屋を借りようと思うと、家賃はそれなりに高くなってしまいます。
もしも安くて価値のある家を建てることができたら、住宅ローンの支払い額が家賃を下回る可能性が高いのです。
新築一戸建てを建てることで、金銭的な不安を解消しながら、浮いたお金は貯金に回したり、子どもと過ごす時に使うお金にすることで、より生活の質が上がります。
子どもと思いっきり遊べる
集合住宅と違って、一戸建てであれば隣や下の階の住人に気を遣ったり、逆に上の階の住人の足音が気になったり、肩身の狭い思いをしてストレスを溜めながら生活することはありません。
子どもの泣き声や笑い声、走り回る音を気にせず、子どもと思いっきり遊ぶことができるということはかなりのメリットではないでしょうか。
気持ちに充足感が出る
「うちは片親だから」と子どもに遠慮させたり、肩身の狭い思いをさせたくないですよね。また、他人にも「あの家は片親だから」なんて言わせたくないですよね。
家を建てるというのは、ある意味社会的に認められやすい状況になるということでもあります。
気兼ねなくストレスフリーな環境で、安心のできる広い家でのびのびと暮らせることは子どもにとってもお母さんにとっても充実した毎日になりますよ。
プライベートな空間が確保できる
今住んでいるマンションや公営住宅などの間取りが、1LDKや1DKの方も少なくないはずです。
成長するとともに、思春期や反抗期を迎える子どもは自分の心と身体の変化に敏感になり、自分だけの時間が欲しいと感じるようになることもあります。
しかし、それなりの広さの間取りで部屋を借りようと思うと、そのぶん家賃は高くなってしまいます。
子どもの成長に合わせてプライベートな空間を確保してあげるという意味で、部屋の多い一戸建てはメリットがあります。
資産として子どもに残せる
賃貸住宅の場合、家賃を何年払い続けたとしても家は残りませんし、何歳になっても払い続けなければいけません。
住宅ローンは、完済したあと払い続ける必要はありませんし、土地や建物が資産として残ります。
ずっと健康で働くことができていればいいですが、あなたが大きな病気になり働けなくなったときや、事故に遭ってしまったとき、そしてもしものことがあったとき・・・。
家を購入していれば、子どもが路頭に迷うことがなく、住む場所があるという状況はとても安心に繋がりますよ。
万が一のときに家を売って、生活費にすることもできます。
教育ローンの融資が通りやすい
子どもが大きくなるにつれて上がってくるのが、子どもの教育費です。
塾や習い事の費用、大学や専門学校への進学費用など様々な場面でお金が必要になります。
できるだけ子どもの希望する進路に行かせてあげたいですよね。
そのためには、教育にお金をかける必要があります。
まとまったお金が手元にないとき、利用したいのが教育ローンです。
一般的に、教育ローンなどの融資は、不動産などの固定資産を所有していた方が通りやすくなります。
安くて良い家を建てる方法
住宅ローンを申し込みたい会社を数社見つけたら、次は家を建ててくれるハウスメーカーや工務店を探します。
様々な住宅がありますが、中でも本体価格1,000万円台の家=「ローコスト住宅」がおすすめです。
ローコスト住宅とは、建材や住宅の設備を大量仕入れしたり、施工を効率化するなどの企業努力によって、品質は損なわずに低コストでの家づくりを実現している住宅を指します。
私が代表を務めている株式会社ライフプラスハウスもローコスト住宅を得意としており、シングルマザーの方の住宅を請負った実績がありますが、高品質のローコスト住宅を建てる会社を見つけるには大切なコツがあります。
それは、最初から1社に絞らずきちんとカタログや資料を読み、数社を比較すること。
比べて初めて、その会社の良し悪しや、家の適正価格がわかりますし、数社の営業担当と会うことで、自分と会う担当者に出会う可能性が上がるからです。
とはいっても時間もお金もないシングルマザーは1社ずつカタログを取り寄せるのは大変だと思いますので、住宅情報サービス大手「LIFULL HOME’S」が提供している一括カタログ請求を使うのが便利です。
1,000万円から家づくりができるメーカーに絞ってカタログを取り寄せることができてオススメです。
お金がかからず無料で利用できますので、気にる会社のカタログは今すぐ取り寄せてみてくださいね。
気になるローコスト住宅のハウスメーカーをぜひいくつかピックアップしてみてください。
まとめ
今回はシングルマザーの方こそ新築一戸建てをおすすめする理由と、その方法を説明させていただだきましたが、いかがでしたか?
自分の収入と住宅ローン、教育費などの将来的に子どもにかかるお金、生活費、毎日の充実した時間・・・。
いろいろと考えることはあるかと思いますが、私は、新築一戸建てを建てたことによって、ストレスのない充実した毎日が過ごせるのであれば、検討する価値はあると思います。
なによりも、お母さんが毎日笑顔でいることをお子さんは望んでいると思いますよ。
大切なことは、安くて品質の良い家を建てることで、そのパートナーとなるハウスメーカーや工務店は、1社に絞らずかならず数社比べることです。
自分と家族の人生(ライフプラン)に対して真剣に考え、向き合ってくれる営業担当、技術力を持ったハウスメーカーに出会えるか。
家を建てるには、沢山のお金と時間を費やし、この先の長い人生に関わることだということを絶対に忘れないでください。
いい家を建てたいと考えておられるなら、少なくとも3社、できれば5〜7社程度検討することをおすすめします。
もし、1社に絞って家を建てると、今からご紹介するような大失敗の未来が待っているかもしれません・・・
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