良い家を安く建てたい!8つのコツで質を下げずにコストダウンを実現しよう!
家を建てる時、できるだけ安く建てたいと思いませんか?
しかし、そうは言っても一生の大半の時間を過ごす「家」の質には妥協したくありませんよね。
もし、質を下げずに良い家を安く建てられる方法があるとしたら、知りたいと思いませんか?
良い家を安く建てるには、費用を抑えても良い部分と、費用をかけてこだわりたい部分をしっかり考えることが大切です。
この記事では、家を安く建てるための8つのコツをお話します。
あなたにとってコストパフォーマンスの良い家を建てるお手伝いができれば幸いです。
まだ家づくりについて何もご存知ないという方は、少し専門的な話になる部分がありますので、基礎知識としてまずはこちらの記事をお読みください。
この記事をより深く理解して頂けます。
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家づくりにかける予算を決める
おうちの悩み.comでは「良い家を安く建てる」ことを推奨しています。
家計を圧迫する金額で家を建てると、ローン返済のために 旅行・外食・趣味などを我慢したり、 子どもに習い事をさせる余裕がなくなったり、普段の生活での楽しみを我慢しなければならなくなるからです。
金銭的に苦しくなると気持ちにも余裕がなくなり、家の中の雰囲気も悪くなってしまいますよね。
そうなったら最悪、家庭が崩壊するかも・・・。
間違った価格の家の購入はあなただけでなく、家族や子どもの将来にも影響を与える可能性があることを覚えておいてください。
収入と支出のバランスがとれた、居心地の良い家を建てましょう!
住宅会社選び
家づくりに失敗しないためには住宅会社を選び間違えないことが最重要です。
住宅会社には大きくわけてハウスメーカーと工務店がありますが、広告費が加算されるハウスメーカーよりも工務店に依頼した方が安価である場合が多いです。
中でも、ローコストを売りにしている工務店であれば、ハウスメーカーに比べてかなり安くに家を建てられます。
しかし、ローコストを売りにしている会社には注意が必要です。
資材の品質を下げることでローコストを実現している会社もあり、品質が悪いことがあります。
いくら安くても、質が低い家には住みたくありませんよね。
家のコストダウンを考える場合、どのように品質を落とさずにコストダウンを実現しているのかの見極めがとても大切です。
質を落とさずコストダウンを実現している会社の多くが工夫している点は次の3点です。
- 建築資材の仕入れルート
- 工事の合理化(無理のない人件費の削減)
- 広告・営業
この3つを工夫し、さらに地元に愛されて長く営業している会社であれば信頼できます。
どの住宅会社にも得意・不得意とする部分や営業担当との相性などもありますので、最初から1社に絞らず、必ず複数の会社を比較するようにしてください。
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家の形をシンプルにする
当たり前ですが、家の形が複雑になればなるほど工事費は高くなります。
一番コストパフォーマンスが良い家の形は、「四角い形」の「総2階建て」の家です。
無駄な凹凸がないことで施工に手間がかからないうえ、近年特に懸念されている地震にも強い設計をすることができます。
時間が経って、売りに出したいと思ったときにもメンテナンスを最小で抑えられるのもメリットのひとつです。
屋根は「片流れ」がおすすめ
屋根の形も様々ですが、スタイリッシュに見えてローコストで施工することのできる「片流れ」をおすすめします。
勾配がきついと施工面積が増えて資材が多くなるうえ、屋根を取り付けるために別の足場が必要になるケースもあるため、勾配はきつくしすぎないように注意してください。
軒(のき:屋根の水下の部分)をしっかりととれば、雨や紫外線から外壁を守ることもできます。
また、屋根が南向きであれば、のちに太陽光パネルの設置を考えることも可能です。
部屋は広々とした間取りに
小さな部屋をいくつも作るより、広い部屋を1〜2つ作る方がコストダウンに効果的です。
部屋が多いと、 壁を作るための材料費・人件費がかかり、部屋ごとにドアや家具、照明も必要になります。
子どもが小さいうちは部屋を広く使い、大きくなったら家具で仕切ってプライベートな空間を確保するなど、その時々のライフスタイルに合わせてアレンジすることができます。
子どもが一人立ちして夫婦だけになったとき、部屋を持て余すということにもなりません。
冷暖房効率が下がってしまうというデメリットがあります。
資材の種類を統一する
家を作る時の材料は、失敗が起きてしまった時のために多めに仕入れをします。
材料の種類が多いと、端材などのロスが出たり、搬入や搬出、処分するための費用がかかります。
そのため全ての部屋の壁紙(クロス)や床材の種類を絞ることで見た目にも統一感が生まれ、無駄なコストも削減することができます。
床材や壁紙など住宅関係の資材には種類が非常に沢山あり、面積の広い床や壁の資材はこだわりすぎると高くなるので、本当に必要なデザインなのか考えて選ぶようにしてください。
また、ドアや手すり、サッシなどはオーダーメイドで作成すると高額になるので、既製品を上手に取り入れるのもコストダウンのポイントです。
コストはかけたくないけれど一味違う雰囲気にしたい・・・という方は、シンプルな既製品を選び、ご自身でD.I.Y.してみてはいかがでしょうか?
水まわりの場所はまとめる
キッチン、お風呂、洗面、トイレなどの水まわりはできるだけ近い位置にまとめることで給排水管などの設備を節約することができます。
トイレや水まわりを1階と2階に分けて作る場合は、上下で同じ位置にくるような間取りにして集中させるとコストダウンできるうえ、メンテナンスもしやすくなります。
さらに給湯器からの距離を短くすることで、ガス代などのランニングコストも抑えられます。
メーカーをおまかせする
システムキッチンや洗面台、トイレ、ほか設備機器などのメーカーや品番に特にこだわりがないという場合はメーカーや品番を住宅会社におまかせするという方法があります。
多くの住宅会社は安く仕入れる独自のルートを持っています。
安く仕入れられるメーカーの物であれば、安く提供してもらうことができるので、ぜひ工務店に確認してみてください。
【番外編】コストカットしない方が良いポイント
コストダウンの意識が高すぎるあまり、あれもこれもと削減してしまいそうになりますが、居心地の良い家を作る為にはコストカットをしない方が良いポイントがあります。
コンセントの数
スマートフォンの充電器や、Wi-Fiルーター、パソコン、プリンターなどの周辺機器、夏は扇風機、冬はヒーターや加湿器、キッチンには炊飯器やケトル、電子レンジ、トースターにコーヒーメーカー・・・
挙げてみるとキリがないほど、電気で動かしているものが多いことがわかります。
コンセントの数を減らしすぎてしまうと、タコ足配線が増えたり、使いたい時にわざわざ付け替えたりしなければならなくなります。
少なくて不便な思いをするよりも、少し多いくらいの方が快適に過ごせるのではないでしょうか。
窓の数、大きさ
窓は適切な場所に、適切な大きさを設置するのが大切。
太陽にはビタミンDの生成や体内時計のリセットなど、健康を維持するための働きがあります。
日当たりの良い部屋は、子どもの成長にもいい影響を及ぼすと言われています。
コストダウンを気にしすぎるあまり、採光する窓を減らし暗い部屋にしてしまうと、電気・暖房代が高くついたり、憂鬱な気分になりやすいなどのデメリットがあります。
特に家族と長い時間を過ごすLDKは日当たりがよく、明るい部屋である方が良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は安く家を建てるための8つのコツをご紹介しました。
- 家づくりにかける予算を決める
- 住宅会社選び
- 家の形をシンプルにする
- 屋根は「片流れ」がおすすめ
- 部屋は広々とした間取りに
- 資材の種類を統一する
- 水まわりの場所はまとめる
- メーカーをおまかせする
ちょっとした工夫でコストを削減することができます。
家づくりにおいて、無理のない返済計画で予算を決めること、そして家づくりのパートナーとなる会社選びはとても大切です。
売り上げのために予算を上げる提案をしてくる会社にはくれぐれも注意してください。
あなたとあなたの家族に親身になって家づくりを考えてくれる会社に出会うことを祈っています。
記事中でもご説明したように、家づくりに失敗しないためには会社選びが最重要です。
そこで、次は会社選びに失敗して新築一戸建ての購入に大失敗したひろしと、大成功した先輩の体験談を読んで頂くことをおすすめします。
良い会社に出会い、家づくりを成功させたい方はぜひチェックしてみてください!
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