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「部屋が乾燥してはいけない」5つの理由と簡単な加湿方法

今年の冬は特に乾燥していると感じませんか?

乾燥していると、咳が出たり、肌がカサカサしたり、目が乾いたり・・・

「ちょっと我慢すればいいでしょ?」と思うかもしれませんが、部屋の乾燥を甘く見てはいけません!

部屋が乾燥したまま過ごしていると、あなたや家族に悪影響を及ぼしてしまいます。

もともと冬は空気が乾燥しやすい季節ですが、寒さ対策に暖房器具を使うと部屋の乾燥がさらに進みます。

今回は乾燥によって起きる可能性のある4つのリスクとその対策をご紹介します。

>>詳しい乾燥の原因を飛ばす

 

乾燥の原因

まず、乾燥とはどのような状態のことを示すのかの説明です。

空気中には、目に見えない水分が含まれています。

その水分を含む事のできる限界の水分の量(飽和水蒸気量)は、空気の温度によって異なります。

  • 気温が高い空気・・・水分を含む量が多い
  • 気温が低い空気・・・水分を含む量が少ない

冷たい冬の空気は多くの水分を含むことができないということがポイント。

例えば、10℃と30℃では飽和水蒸気量が以下のように変わります。

10℃ 最大9.39 g/m3の水蒸気量
30℃ 最大30.3 g/m3の水蒸気量

この最大の水蒸気量を含んでいる空気の状態のことを「湿度100%」と表します

10℃(湿度100%)の空気を30℃まで温めたとすると、30℃の空気に水蒸気が9.39 g/m3しか含まれていない状況=湿度 約30%の乾燥した空気ができてしまいます。

つまり乾燥とは「空気中の水分は増えずに温度だけが上がり、湿度が低い」状態です。

ちなみに、気温が同じでも湿度が高いと暖かく感じます。

同じ気温であっても、湿度の低い秋より湿度の高い春の方が暖かく感じるのはそのためです。

※本記事で表記している「湿度」は相対湿度を意味します。

 

乾燥を放置してはいけない4つの理由

気候の状態や暖房の使用で特に冬に起きやすい乾燥。

ここから、乾燥が原因で引き起こされ、人体に悪影響を及ぼすリスクを紹介していきます。

 

病気にかかりやすくなる

風邪やインフルエンザの原因の80〜90%は空中に飛散したウイルスが体内に入る事です。

空気中の湿度が40%以下になると、ウイルスの水分が蒸発して軽くなり、空中を浮遊する時間が長くなります。

また、空気が乾燥すると、ウイルスを退治する役割であるノドの唾液が少なくなり、粘膜で炎症を起こしやすくなってしまいます。

病気になってしまってからでは免疫力を取り戻すのは大変。

体が弱ると免疫力が下がり、肺炎など別の病気を併発してしまう可能性もあります。

まずは病気を予防することに重点を置くことをおすすめします。

 

乾燥肌になる

皮膚の表面では、皮脂と汗が混ざってできる「皮脂膜」というバリア機能が皮膚を覆って乾燥を防いでいます。

寒くなると血行や新陳代謝が悪くなり、皮脂や汗が出にくくなってしまいます。

さらに、乾燥した空気が皮膚の表面の水分を奪っていきます。

そうして肌が乾燥した状態になると「かゆみ」のある部分が現れます。

その部分をかいて、刺激を与えるとバリア機能が破壊されてさらに痒くなり、悪循環に陥ります。

乾燥肌がひどくなりバリア機能が働かなくなると、アトピーなどの皮膚疾患を引き起こしてしまう可能性もあります。

まずはかゆみが起こらないように心がけたいところです。

 

ドライアイになる

冬は肌だけでなく、「瞳」も乾燥してしまいます。

私たちの目の表面は、常に涙の膜で覆われており、目の乾燥を防ぐ・ゴミやホコリを洗い流す・目に酸素や栄養分を届ける・物を綺麗に見せるという役割を担っています。

そんな私たちの目にとって大切な涙の膜ですが、空気が乾燥していると蒸発しやすくなってしまいます。

最近ではスマートフォンの普及やパソコンを使った仕事など、目を酷使する状況になることも増えてきました。

涙の膜が少なくなると乾き目や疲れ目、かすみ目などの症状を招きやすくなり、ひどくなるとドライアイになってしまうかもしれません。

ドライアイが進行すると、視力低下や痛み、角膜上皮剥離を発症してしまうこともあります。

 

髪の毛がボロボロになり、フケが出る

乾燥した状態では、髪の毛が空気中の水分を受けられないため水分補給が出来ません。

また、血行が悪くなるため、毛根や髪の毛まで栄養が届かなくなり、キューティクルが開いて剥がれ落ちてしまいます。

そうなると、髪の毛がゴワゴワした手触りになったり、よく髪の毛が絡まったり、髪の毛がまとまらなくなったり、髪が切れやすくなったり・・・

美しい髪の毛の方が若々しく、健康的に見えますよね。

髪の毛だけでなく、頭皮が乾燥すると、頭皮の痒みやフケが出る原因に。

フケが出ていると周りの人に不快感を与えてしまいかねないので気をつけたいところです。

 

火災のリスクが高まる

空気が乾燥していると、部屋に置いてある紙や衣類の繊維などが水分を含みにくく、火がつくと燃え広がりやすい状態となります。

総務省が発表している平成30年(1 月~3月)における火災の状況(概数)によると、建物火災の原因の上位にコンロ(11.7%)、ストーブ(10.5%)、タバコ(9.5%)がベスト3にランクインしています。

特に冬は、コンロやストーブを使う機会が増えます。それらの火が乾燥した紙や衣類にうつると、あっという間に燃え広がってしまいます

また、コンセントやコード類に乾燥したホコリがたまっていると、ちょっとした漏電から発熱・発火してしまう可能性も。

火災については加湿するだけで全てを防ぐことはできませんが、コンロやストーブのスイッチが切れていることを確認する、近くに紙や衣類を置かない、掃除をこまめにするなど日々ちょっと気をつけることで、全てを失うかもしれない火災を防ぐことができます。

万が一、火が発生した時にすぐに燃え広がらないように部屋の湿度を保っておくことも大切です。

編集部
他にも乾燥によって静電気が身体にたまると肩こりや頭痛なども起こり、疲れやすくなると言われています。これらの乾燥によるデメリットには注意が必要ですね。

 

 

家庭にあるもので簡単に加湿

乾燥がいかに人の体にリスクをもたらすかをお分りいただけましたでしょうか?

ここからは家にあるものを使って無料で簡単にできる加湿方法をご紹介していきます。

私たちが生活をするうえでの適正湿度は、40%~60%

湿度が低すぎるとウイルスの繁殖を促し、高すぎるとカビやダニが繁殖しやすくなるので、適切な湿度のキープを心がけてください!

 

洗濯物を室内で干す

普段はベランダや外に干している洗濯物を部屋干しするだけで、部屋の湿度を上げることができます。

その際、3つのポイントに気をつけてください。

  • 抗菌効果のある洗剤を使う
  • 洗濯物同士がくっつかないようにする
  • 暖房の風が当たる場所に置く

抗菌作用のある洗剤は菌の繁殖やイヤな臭いを防ぐ効果があります。

エアコンなど、暖房の風が当たる位置に洗濯物を干しておくと、水蒸気が風に乗って部屋全体の湿度を均一に上げやすくなります。

日が当たりやすい窓際などに置いたり、部屋干し用の洗剤を使ったりするのも良いと思います。

それでも部屋干しには抵抗があるという方は、洗濯物の代わりに濡らしたタオルを暖房の風が当たる場所に置いておくのも効果的です。

 

霧吹きで水をまく

霧吹きを使うと、水が霧状になり空気に触れる表面積が大きくなるため、水蒸気に変化しやすく湿度の上昇を早く感じることができます。

霧吹きで水をまくときには以下のポイントに気をつけてください。

  • 床が濡れるので滑らないように注意
  • 暖房の風が当たる位置で霧吹きをする
  • 湿度が低下しないよう何度か霧吹きする

霧状になるとはいえ、すぐに水蒸気に変わるわけではなく、水蒸気になりきれなかった水は床に落ち、床が濡れてしまいます。

踏んで滑ってしまわないようにくれぐれも注意してください。

暖房の風が当たる位置で霧吹きをすることで霧が空気中に舞う時間が長くなるうえ、部屋全体を加湿することができます。

ただし、霧吹きの場合はしばらく経つと全ての水が蒸発して乾燥してしまうので、暖房をつけている間は湿度が低下しないよう何度か霧吹きする必要があります。

 

お湯を沸かし、部屋に置く

やかんや電気ケトルでお湯を沸かして部屋に置いておきます。

湯気が出るため冷たい水を置いておくよりも水蒸気化しやすいため湿度が上がりやすく、お湯なので室温を上げることもできます。

洗面器や縁の大きな器に移しておくとより効果的。

くれぐれもやけどに注意してくださいね。

 

アイテムを使って便利に加湿

ここまで試してもまだ乾燥を感じるのであれば、多少お金はかかってしまいますが効果的な加湿アイテムを使いましょう!

加湿器を使う

その名の通り、最も加湿効果が高いのが加湿器です。

最近では様々なタイプが販売されています。

それぞれのタイプにメリット、デメリットがあるのでお部屋の状態と好みに合わせて選んでみてください!

 

1.スチームタイプ

スチーム式は、ヒーターによる加熱でお湯を沸かし、温かい蒸気を部屋に放出します。

メリット 加湿力が高い

抗菌力に優れておりお手入れが簡単

部屋が寒くならない

デメリット 加湿されるまで多少の時間がかかる

他のタイプより電気代がかかる

吹き出し口が熱くやけどに注意

こちらのタイプは強力に部屋を加湿したい方雑菌の繁殖が気になる方におすすめです!

編集部
ちなみに私は自宅ではスチームタイプを使用しています。使うたびに煮沸消毒された状態になるため雑菌が繁殖しづらいこととシンプルな構造でお手入れが簡単なことが選んだポイントでした。

 

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2.気化タイプ

気化式の加湿器は、水を含んだフィルターに風を当てて加湿します。

メリット 電気代が安い

吹き出し口が熱くない

デメリット 加湿力が弱い

室温が若干低下する

フィルターの交換が必要

こちらのタイプは、ダントツで電気代が安いためコストをかけたくない方やお子様がいて安全に使用したい方におすすめです!

 

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3.超音波タイプ

超音波式の加湿器は、水に超音波を当ててミスト化し放出します。

メリット デザインが豊富

低価格で手に入る

電気代が安い

デメリット 雑菌が繁殖しやすい

こまめなお手入れが必要

水中のミネラルで部屋が汚れる可能性がある

こちらのタイプは、小型化されたものやデザイン性に優れておしゃれなものが多いのが特徴。ペットボトルに刺して使用できるタイプもあります。

オフィスで使いたい方インテリアにこだわりたい方におすすめです!

 

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4.ハイブリッドタイプ

ハイブリッド式で主流なのが、気化タイプの加湿器にヒーターを組み合わせたもの。

水を含んだフィルターを、ヒーターで温めた風に当てて加湿します。

メリット 全てが平均的

電気代が比較的安い

デメリット 本体の価格が少し高い

手入れが難しい

気化タイプよりも加湿量は多いですが、スチーム式より電気代は抑えられるのが特徴。

両方のいいとこ取りをしたいという方におすすめです。

 

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5.ペーパータイプ

ペーパー式の加湿器は、水の入った容器に浸した紙から水が蒸発することで加湿します。

電気を使用せず、自然な乾燥で加湿するという一番原始的な方法です。

メリット 電源を必要としない

音が鳴らない

デザイン性が高い

値段が安い

デメリット 加湿効果が出るまでに時間がかかる

雑菌が繁殖しやすい

こまめに水を変える必要がある

こちらは安心・安全でエコロジーなうえ、お手頃な値段で買うことできます。

デザイン性が高く可愛らしいものも多く販売されており、女性に人気です。

おしゃれに自然な加湿ができるため、オフィスや店舗での使用ペット用の加湿器を探している方などにおすすめです。

 

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デスク上などで使用できる小型のタイプにはこのようなおしゃれな物もありました。


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観葉植物を置く

加湿器ほどではないですが、部屋で観葉植物を育てるのもちょっとした乾燥対策になります。

植物は定期的に水をあげていると、吸収した水を葉っぱと土から蒸発させてくれます。

葉っぱの大きな観葉植物の方が水分の蒸発量が多いのでおすすめ。

部屋にグリーンがあると癒されることも間違いなしです。

 

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※同商品が無いため、amazonは類似商品です。

 

加湿機能のある暖房器具

いろいろ試してみたけど、なかなか満足のいく加湿効果を得られない・・・という方は、最終手段として暖房器具を変えてみてはいかがでしょうか。

加湿機能のないエアコンは、とても部屋を乾燥させてしまいます。

SHARPの加湿機能付きのセラミックファンヒーターは、温度・湿度の自動調整機能もついています。

効果的な反面、価格も高いので全て試してみてもダメだった場合の最終手段として導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、「部屋が乾燥してはいけない」4つの理由と簡単な加湿方法をご紹介させていただきました。

部屋が乾燥していると、以下のようなリスクが考えられます。

  • 病気にかかりやすくなる
  • 乾燥肌になる
  • ドライアイになる
  • 髪の毛がボロボロになり、フケが出る

どれもなってしまってから元に戻すのは大変です。

部屋の乾燥を防ぐために無料で簡単にできる方法、アイテムを使って効果的に加湿する方法も紹介させていただきました。

ご自身の状況に合わせて、40%〜60%の湿度を保つように心がけていただければと思います。

適切な湿度を味方につけて、冬を健康に過ごしましょう!

 

 

 

ライター紹介 ライター一覧

おうちの悩み.com 編集部

おうちの悩み.com 編集部

【おうちの悩み.com】所属の一級建築士、一級施工管理技士、宅地建物取引士、木造耐震診断士、適合証明技術者、インテリアコーディネーター、住宅ローンアドバイザー、大工、塗装業者、主婦からなる情報発信チーム。
常に新しく、正しいおうちに関する悩み解決情報を提供していきます。

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