【円満なご近所付き合いを!】新築で家を建てる時の挨拶回りのマナー・定番ギフトを解説!
いよいよ新築工事。新居での生活に、期待と不安で胸がいっぱいのタイミングではないでしょうか?
これからご近所の方とも末永く付き合っていくこととなります。
せっかくのご縁ですから、頻繁に顔を合わせるご近所の方との関係は良くしたいですよね。
円満なご近所付き合いのためには、最初に顔を合わせる挨拶回りがとても重要です。
この記事では、なぜ挨拶回りが重要なのか、タイミング、定番の持参ギフトなどを紹介します。
この記事が新居での生活を気持ちよく送るためのお役に立てば幸いです。
先に定番ギフトを確認したい方はこちら
挨拶回りが重要な理由
当たり前のことですが、挨拶はコミュニケーションの第一歩です。
きっちり挨拶ができる人というのは印象が良く、信頼できます。自分自身や一緒に暮らす家族の印象は良くしておきたいですよね。
特に、新たにその地へ引っ越すという人にとっては、挨拶回りが今後のご近所付き合いの良し悪しを決めてしまうといっても過言ではありません。
また、近隣の住民同士がお互いの顔を知っておくことは防犯にもなります。
挨拶周りのタイミングを逃してしまった場合、生活が始まってからでは、時間をとってコミュニケーションをとる機会はなかなかありません。
ぜひ積極的に挨拶しましょう!
新築時の挨拶回りのタイミング
新築の家を建てるにあたっての挨拶のタイミングは以下の2回です。
- 新築工事が始まる前
- 引っ越し当日
それぞれのポイントを解説していきます。
新築工事が始まる前
新築工事の前の挨拶は、トラックなどの工事車両の通行や、工事中の騒音、土埃など、工事中にご迷惑をかけることに対するお詫びや、今後のご挨拶の意味があります。
地鎮祭の日に住宅会社の営業や、現場監督など、住宅会社側の人間が簡単な挨拶文と粗品を持ち、ご挨拶に回ります。
工事中に問題や近隣からクレームがあった時に住宅会社側で対応するため、このときに施主として同行は必要ありません。
しかし、挨拶文や名刺をポストに入れるだけなど、挨拶回りをおろそかにしたり、クレーム対応が悪い住宅会社があったりと、ご近所の方の不満やトラブルが発生している事例もあるようです。
住宅会社側がどのような挨拶文・粗品を持っていくのか、何軒先まで回る予定にしているのかなどの事前確認をしてください。

引っ越し当日
家が完成し、ついにご近所付き合いがスタートする大切なタイミングです。
荷物の搬入がひと段落した時点で挨拶回りを始めてください。
挨拶回りで伝えるポイントは以下の4点です。
- 引っ越してきた場所
- 工事・引っ越しでご迷惑をかけたお詫び
- 家族構成、職業などの簡単な自己紹介
- これからのお付き合いのお願いの挨拶
可能であれば、家族全員で訪問できるのがベスト。家族構成を伝えられますし、お互いに子供がいる場合は、共通の話題でコミュニケーションがとりやすくなります。
さらに自分の子供の顔を覚えておいてもらうことで、子供にトラブルがあった時に協力してもらいやすくなります。
また、出勤や帰宅時間が不規則な仕事をしている場合はそれもお伝えすることで、ご近所の方が不安になることを防ぐことができます。
過去の災害では、倒壊した建物に閉じ込められた多くの人が近隣の住民に助けられたという例も多くあります。
地震や台風、大雨などによる災害がいつ起きても不思議ではない今だからこそ、お互いに助け合うため、家族構成を伝え合っておきたいですね。
挨拶回りのマナー
挨拶回りには、マナーがあります。
どこまで回るのか、何時に行けばよいのかというポイントを以下で解説します。
何軒先まで回るのが良い?
挨拶回りにいく範囲は、一般的に両隣・前後・はす向かい(斜め前と斜め後ろ)です。
また、その地域で自治会などの活動が行われている場合は自治会長への挨拶も回っておくと、困ったときに力になってくれたり、地域の情報を教えてもらったりできるかもしれません。
ご近所への挨拶の際に自治会長のお宅を訪ねておくなど、情報収集を行ってください。

お伺いする時間帯は?
挨拶に行く時間帯も、相手の迷惑になりにくい時間で考えます。
時間帯としてはすでに起きている可能性の高い午前10時頃から夕食の時間にかからない午後5時頃までが良いです。
できれば、昼食どきの12時〜午後1時頃は避けましょう。
また、初めての訪問のため、暗くなってから行くことも避けてください。
時間帯を変えて何度か訪問しても会えない、タイミングが掴めないという場合は、無理に訪問する必要はありません。
手土産と簡単な挨拶文を書いた手紙を添えてドアノブにかけておくなど、相手のタイミングで受け取れるようにします。
次に顔を合わせたタイミングでご挨拶をするようにしてください。
持参ギフトはどのような物が良い?
挨拶回りに持参するギフトは、500円〜1,000円程度で受け取った相手が負担に思わない程度の消耗品がおすすめです。
『御挨拶』または『粗品』と贈り主の名前を書いた熨斗をつけてお渡しします。
熨斗は水引が白と赤の蝶結びのものを選びましょう。
間違いなしの定番ギフト
引っ越し挨拶の定番のギフトでは
- 衣料用 洗濯洗剤
- 石鹸、ハンドソープ
- タオル
- ラップ、スポンジ、保存袋などのキッチン用品
- 入浴剤などのバス用品
- 地域のゴミ袋
- お菓子の詰め合わせ
などが挙げられます。
これらは引っ越し挨拶の定番として一般的ですし、渡して「非常識だ!」と思われる可能性は低いと考えられます。
ですが、好みの分かれる可能性が高いタオルはできるだけ柄のないシンプルなものを、すぐに食べるかわからないお菓子は消費期限の長いものを選んでください。
遠くから引っ越して来る場合は、もとの地域の特産品のお菓子などを贈るのも良いですね。
最近では高級ティッシュペーパーやトイレットペーパー、密封されたお米、緑茶や紅茶、ご当地クオカードなど持参ギフトにもバリエーションが増えているようです。
インターネットで検索すると、引っ越し挨拶用にパッケージされた商品や、可愛く包装されたギフトが手軽に購入できます。
具体的にギフトを探したい方はこちらの記事も参考にしてください。
引っ越し挨拶の人気ギフト30選!定番から新定番!?までご紹介
まとめ
円満なご近所付き合いのためには、挨拶回りが重要な理由をおわかりいただけましたでしょうか?
ポイントは以下の4点です。
- 挨拶はコミュニケーションの第一歩!積極的に挨拶回りをする
- 着工前の挨拶回りは住宅会社側の人にお任せするが、回る家や粗品などは事前に確認
- 引っ越し当日の挨拶はできるだけ家族全員で、迷惑な時間帯は避ける
- 持参するギフトは500〜1,000円程度の物に熨斗をつけてお渡しする
この記事では一般的なマナーやギフトについてお伝えさせていただきましたが、何よりも相手の立場になって心をこめてご挨拶することが大切だということを忘れないでください。
この記事が新居での快適な暮らしのお役に立てば幸いです。