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家の方角はどこがベスト?運気の良い家づくりと疲弊しないコツ

「運気が良くなる家の向きってあるの?」

「縁起がいいと言われる土地の方角は?」

 

1度購入してしまうと後から簡単に変えることができないのが家づくり。

失敗を恐れるあまり、暮らしやすさ以外にも、より良い家にするためにはどうすれば良いかを探し続けてしまう人がいます。

後悔しないように家相や風水といったキーワードに行きつく人もいるのではないでしょうか?

 

今回は、家相を意識した家づくりについて詳しく解説しました。

運気をあげることも重要ですが、その事ばかりに集中してしまうと家づくりが難航し、いつまでたっても家が仕上がらない恐れもあります。

記事を最後まで読むと、運気の良い家づくりのポイントが分かり、肩の力を抜いて家づくりを楽しむことができますよ。

 

家相について

風水と同一視されがちな家相ですが、実は古来より“理想的な部屋”を作るために部屋の配置や方位を追求した統計学の一つといわれ、一方風水は、その土地や自然が放つ“気”を中心に考えられた環境学の一つとして扱われています。

家相は、住む人の生活体験上から生まれた統計学なので、水回りや寝室など各部屋には適した方位があり、それに基づき間取りや家の向きを考えるといったものです。

 

注文住宅を建てる場合、より運気が良い家になるようあらゆる方面から情報収拾をする人も多くいると思います。

風水や家相は昔の人の知恵と経験が積み重なった教えですね。

 

「昔と今では時代が違う」という意見もあるかもしれませんが、太陽の光や風など自然が私たちに与える影響は変わっていません。

 

ただ一つ注意したいのは、家相に囚われすぎて家に住む人のライフスタイルや習慣を無視した家づくりをしてしまう恐れがあるということ。

あくまでも、運気が良くなる考え方の一つとして参考にしましょう。

 

家の方位とは

 

中国発祥の風水は衣食住を中心に運気を向上させるものです。

 

例えば、持ち物やインテリアでも色彩の力を用いて運気をあげるといった効果を目指したものですね。

 

家相は、主に日本の建築学や環境学をミックスした統計学が発展してきたもの。

四季のある日本では日当たりや風向きなどその土地ならではの性質があり、これらを基に住みやすい快適な環境を追求したものが家相といえます。

 

例えば、北東の玄関は運気が良くないとか、南東のリビングは運気が良いなど、家の位置だけでなく間取りも運気の良い方位が決まっているのです。

このように、立地のいい土地が見つかっても、「方位的にあまり良くない…」といった悩みも後をたちません。

 

もちろん、方位的に良くないとされていても家具の配置を工夫したり、お清めをしたりすれば、運気向上も目指せるので安心してくださいね。

 

人気の方角は

 

家づくりにおいて、人気の高い方角は『南向きの物件』です。

南向きの部屋に窓を配置すれば、季節を問わず日当たりがよく、心地よい風が通り抜ける、居心地の良い環境を作ることができます。

こうした明るい部屋は心理的にも安定感を与え、子どもの成長にも良いといわれていますね。

 

その一方、南向きだけが良い方角よいうわけではなく、他の方角でも問題はありません。

一昔前までは住まいの気密性や断熱性が低かったため、日中日差しが届かない家は住み心地が悪かったこともありましたが、建築技術が高い現代では南向き以外の住宅でも快適に過ごせます。

 

ただし前述したように、家相の考え方を取り入れるならば方角は重要ポイントのひとつ。

できるならば運気があがる方角が理想ですよね。

 

その他、店や事務所などを構えている人は方角で商売運向上を図る人もいます。

 

例えば、南東向きの玄関は吉方とされていて人気の方角です。

 

来客に恵まれやすい玄関といわれ、飲食業や事務所・オフィスに適しています。

さらに玄関を清潔に保てば、良い運が舞い込むといわれており、こまめに掃除することを心がけると良いでしょう。

 

鬼門となる方角

 

家相では、鬼門は重要視されるキーワードのひとつ。

鬼門とは、家の中心から見た北東の方角をさします。

鬼門は古来より鬼(邪)がいる方位とされており、玄関・キッチン・トイレは鬼門に配置することを避けるべきとされていますね。

 

その他、鬼門である北東にリビングを配置するのは凶相といわれており、おすすめできません。

凶相とは、運気が悪いこと。

 

例えば、健康運が悪く常に疲れている、夫婦仲が悪くなった、努力が成果に結びつきにくくなったなど。

 

北東は日当たりが悪いため、暗くかつ寒くなりがちなので、もし鬼門の位置にリビングを配置するのであれば、暖かみのある暖色系のインテリアがおすすめです。

 

現代の日本では、限られた土地に家を建てるため、どうしても間取りの制限がでてきてしまいますが、内装カラーを明るくしたり、インテリアを工夫したりすることで、運気アップへと繋げてみましょう。

 

裏鬼門とは

 

裏鬼門は、鬼門の反対に位置する南西の方角をさします。

鬼門同様に邪がいる方位とされ、間取りや配置に気を付けないといけない方角です。

南西は部屋に西日が強く差し込むことで、室内の温度が高くなりがち。

ブラインドやカーテンなどで日差しを調整し風通しを良くすれば凶作用を和らげることも叶います。

 

鬼門・裏鬼門は、常に清潔にしておくことで運気ダウンを防げるので、この位置にゴミ箱は設置しないように注意しましょう。

 

他にも、運気ダウンを改善する対処法は以下の通り。

  • 盛り塩を置く
  • お札を貼る
  • 水晶などのパワーストーンを置く

ただ置くだけでなく、掃除をこまめにすることを忘れず行いましょう。

 

方角で見る間取りの見方

 

家相では、運気が上がる方角を吉方位、運気を下げる方角を凶方位といいます。

 

例えば、人が集まるリビングは、東・南東・南・北西が吉方位。

反対に、北・北東・南西・西は凶方位といわれています。

 

また、子ども部屋の場合は、北・東・南東が吉方位で、北東・南西は凶方位です。

日当たりのよい位置に子ども部屋を配置することで、心身ともに健康な子が育つといった面と、その他、北側の日が当たらない部屋に配置すれば、集中力が高まるといった面で良しとされているのです。

 

吉方位や凶方位など配置すると良い部屋がある半面、トイレは不浄とされていて吉になる方位がありません。

トイレには、不浄を吸い込むといわれる炭を置くことで運気の改善に繋がりますよ。

また、置き場所として床にじか置きはせず、陶器や天然素材のかごにいれてインテリアとして飾るのもおすすめです。

更に、炭は消臭効果もあるので浄化と消臭の一石二鳥になりますね。

 

家の日当たりがいい方角は?

一般的に日当たりがいい方角は南向きの物件です。

南向きの方角は、朝から夕方まで室内に採光が届くので明るく暖かい環境を作ることができます。

 

また、家相的な面から見ると以下のような特徴をもつ賃貸マンションは、良い運気を運ぶと言われています。

  • ベランダやバルコニーが南向き
  • 外観はシンプルな形で色は白などの明るめ
  • 5階より下層部分の1階、もしくは3階が良い
  • 鬼門・裏鬼門・家の中心に玄関・トイレ・キッチンがない

家相を気にしすぎるあまり、なかなか条件に合う物件が見つからないという問題もしばしば。

 

家づくりで家相を本格的に取り入れるなら、一戸建てが最適です。

家の向きや間取りの細部まで理想に近づけたいのであれば、注文住宅を選択すれば物件探しに疲弊せず順調に仕上がりますよ。

 

窓の位置と方角

 

家相では、東側に窓を配置すると運気が向上するといわれています。

太陽が昇る東側は、午前中に日が明るく差し込むので目覚めの良い朝を迎えられるでしょう。

朝日を浴びることで、体内時計が整い心身共に健康的な生活を送れるようになります。

 

また、東側に位置する寝室は子ども、もしくは若い夫婦が利用すると良いでしょう。

夜はしっかり眠れて、朝はカーテンを開け、陽光と空気の入れ替えをすることで良い『気』を取りこむことができおすすめですよ。

 

家を建てるおすすめの方角

 

新築一戸建てを建てる場合、周囲の環境のほか、日当たりや風通しの良さなどが気になりますよね。

より快適な環境にするのであれば、どの方角がベストなのでしょうか?

東西南北それぞれの特徴を見てみましょう。

 

東向きの物件

 

メリットは、朝日が部屋に入り、午前中明るく洗濯物が乾きやすいということ。

デメリットは、夜勤などで朝起きる習慣がない人は朝日が睡眠妨害になる場合があります。

小さな子どもが居るファミリー向けに良い方角ですね。

 

西向きの物件

 

メリットは、西日のおかげで夕方になっても室内が明るいということ。

デメリットは、西日が強すぎて家具の日焼けや外壁の劣化がすすみやすいことです。

起床時間が遅く、昼過ぎからメインに活動し始める人に向いた方角。

 

南向きの物件

 

メリットは、部屋に日が差し込む時間が最も長く、冬でも暖かく明るい部屋が作れること。

デメリットは、土地や物件の人気が高く、なかなか空きが見つからないでしょう。

日中家にいることが多い在宅ワーカーや専業主婦のいる家庭に向いている方角です。

 

北向きの物件

 

メリットは、日差しが1日中届かないので夏は涼しく、人気がない方角のため比較的安価。

デメリットは、日当たりがないので日中でも暗く寒いので光熱費がかかる。

出張など家を空けることが多い人向けの方角ですね。

 

それぞれにメリットやデメリットがあるものの、家を建てるおすすめの方角は南向きが最も人気が高いでしょう。

そのため、南向きの物件は価格が高めに設定されていることも。

ただし周辺に高い建物があり、日中も日影になっているなど環境を見極めないと思っていたよりも部屋が暗く湿気が溜まりやすくなってしまう場合もあります。

 

家相面だけでなく、その土地の気候や周辺環境もしっかりと見極めが必要ですね。

 

土地購入と方角の関係性

前述したように、人気の高い南向きだからといって100点の土地だというわけではありません。

方角によってメリットデメリットがあり、また間取りづくりが最も重要です。

デメリットとなってしまうところは、さまざまな対処法を取り入れることでマイナス部分は半減することができますよ。

 

土地選びに最も大切なことは、その家に住む人のライフスタイルや習慣に合わせて設計すること。

方角を決めてから土地選びをしてしまうと、住む人のライフスタイルに合わず結果的に住みにくい家になってしまう恐れがあります。

家相を取り入れて良い運気が舞い込む家づくりができたとしても、本来住む人が暮らしにくいと感じてしまうと何の意味もないでしょう。

 

土地探しをする際に気を付けたい優先順位はこちら。

  1. 家族のライフスタイルや習慣を知る
  2. 周辺環境や暮らしやすい動線を含んだ間取りを考える
  3. 家相にあてはめ、土地探しや対処法をうまく取り入れる

家づくりにおいて重視すべき点は、暮らしやすさが1番です。

家相だけに囚われずに多角的に見て決めることをおすすめします。

 

まとめ

 

家の方角について詳しく解説いたしました。

それぞれの向きにメリットデメリットがあるだけでなく、家相的にも良いとされる方角があります。

 

例えば、北東の玄関は運気が良くないとか、南東のリビングは運気が良いなど。

 

家相は、風水とよく似ていますが、土地や気候など統計から割り出された科学的根拠に基づく学問の一つといわれています。

昔の人々が培ってきた経験と知識を基に考えられているので、簡易的な占いよりも信憑性は高いでしょう。

ただ、家相にこだわるあまり「理想の土地がいつまでたっても見つからない」や「動線を優先すると家相的に悪い間取りになってしまう」など家づくりを難航させる原因の一つにもなりかねません。

 

あくまでも家づくりにおいて家相は補佐的な役目といえます。

 

家づくりや土地選びで最も優先させるべき順番はこちら。

  1. 家族のライフスタイルや習慣を知る
  2. 周辺環境や暮らしやすい動線を含んだ間取りを考える
  3. 家相にあてはめ、土地探しや対処法をうまく取り入れる

多くの人が一生に一度の大きな買い物だからこそ、慎重になるのも分かりますが、完璧をもとめるのではなく、家族が安全で快適に暮らせる家づくりを目指したいですね。

 

 

くれぐれも、マイホーム作りは慎重に…

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和田光代

和田光代

建築マニアなライター。
一眼レフ片手に旅行するのが趣味。

世代を超えて愛され続ける家とは?をテーマに
建築について勉強中です。

一戸建て、マンション、アパート、団地などへの7回の引っ越し経験から、
居心地の良い家づくりを提案します♪

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