妊娠超初期に見られる兆候と症状!あなたの妊娠の可能性は?
最近なんとなく体調が悪かったり、よく寝たはずなのに昼間眠くて仕方なかったり、風邪をひいたのかと思っていたら、実は妊娠していたという話を聞くことがあります。
これは、妊娠超初期に見られる兆候と、風邪の症状がよく似ていることのよって起こる勘違いです。
妊娠に気づくのが遅れれば遅れるほど、視覚や聴覚に障害が残ったり、発育不全や、最悪の場合流産の危険性も高まります。
赤ちゃんを元気に生んであげるためには、1日も早く妊娠に気づき、赤ちゃんのために行動してあげることが大切です。
妊娠に気づくことができず、赤ちゃんを危険にさらしてしまわないために、この記事では妊娠超初期の兆候と、妊娠の見分け方をご説明します。
0~4週の超初期は妊娠に気付きにくい
妊娠兆候や妊娠症状は人によって異なり、同じ人でも妊娠の度に症状が違うこともあります。
そのため、妊娠しているのに、風邪や生理前の症状だと勘違いして、妊娠になかなか気付かないケースがよくあります。
妊娠を意識し始める理由のほとんどは、生理が遅れているから検査してみたというものです。
この頃には妊娠から2ヶ月程度経っていることも多く、常習的に生理不順のある方の場合、さらに気づくのが遅れてしまうこともあります。
妊娠超初期と言われている妊娠4週目までの時期は、市販の検査薬では陰性になりやすいのも、妊娠に気づくのが遅れる原因となっています。
市販の検査薬が陽性を示すようになる時期の目安は、生理予定日の1週間後以降とされています。
妊娠の心当たりがある場合、その時期に一度検査をしてみてください。
妊娠初期に見られる症状
多くの妊婦さんは、妊娠4〜5週目からつわりなどさまざまな妊娠初期症状が出始めます。
ただし、妊娠症状は出る時期にも症状にもかなりの個人差があるので、一つの目安として考えてください。
中には妊娠症状が全くあらわれない妊娠さんもいます。
逆に、全ての症状にあてはまっても妊娠していない人もいるので、不安な場合は病院で検査をしてもらいましょう。
妊娠初期症状には以下のものがあります。
だるさが続く
妊娠すると高温期が続くために、体が熱っぽく微熱が続く場合があります。
妊活中の方や、妊娠の可能性がある方は、妊娠反応がまだ出ない妊娠超初期でも、むやみに抗生剤や解熱剤などを服用する事を避けましょう。
薬を服用すると、胎児やこの後の妊娠に影響を及ぼす可能性があります。
あまりに辛い場合は、病院やクリニックに相談して診断してもらいましょう。
頭痛
妊娠初期に現れる頭痛は、生理前のホルモン状態による血管の収縮が原因と考えられます。
さらに、妊娠によるホルモンバランスの乱れにより、普段の生理前の頭痛より辛かったり、頭痛が続いてしまう事もあります。
ストレスによっても頭痛は起きてしまうので、なるべく無理はせずにリラックスして、休めるときは休みましょう。
妊娠の可能性がある場合に、強い頭痛が続くと吐き気やめまい、動悸が起こる事もあります。
我慢できない場合は自己判断せずに病院やクリニックで診断してもらいましょう。
肌荒れやニキビ
妊娠によるホルモンバランスの変化で、肌荒れやニキビが出来やすくなります。
今まで肌荒れやニキビに悩んだことがない人でも、突然ニキビ肌になってしまうことも。
私の場合は、妊娠超初期に顔や背中、二の腕までニキビが出来てしまい、顔はまぶたにまでできました。
そのときは妊娠の症状だと気付かず、皮膚科に通っても、ただの肌荒れと診断されました。
肌荒れやニキビだけでは、医師ですら妊娠しているとは気づけないようですね。
妊娠中は薬の服用も限られてしまうため、まずは最低限できることとして、栄養バランスの整った食生活と睡眠をしっかりとり、生活習慣を気を付けてみましょう。
ホルモンバランスが落ち着く妊娠後期頃には落ち着くことが多いですが、私の場合は産後の授乳中まで症状が続きました。
期間に差はありますが、一時的な症状なので、あまり気にしすぎてストレスを溜めないようにしてください。
常に眠気がある
生理の前は眠くて仕方がない時もありますが、生理の眠気と同様に、妊娠すると黄体ホルモンが分泌されるために眠気をもよおします。
眠れる環境であれば、無理をしないで休んで下さい。
眠れない環境の場合は、気分転換に散歩や軽い運動をするなどして乗りきりましょう。
胸が張る
妊娠初期症状でもっとも多いのは、胸の張りや痛みです。
妊娠すると、黄体ホルモンや乳腺の発達により胸に張りや痛みを感じます。
胸の張りや痛みは排卵後にも起こるため、生理中も同じ症状が起きることがあります。
胸が張って痛みがあるのに、出血等の生理の症状がなければ妊娠の可能性があります。
下痢
妊娠初期や生理前後に、下痢をしやすくなる人もいます。
黄体ホルモンの影響によるもので、お腹を下しているわけではありません。
水分補給はしっかりして、下痢止めなどの薬は避けましょう。
あまりに症状が続く場合などは病院やクリニックで診断してもらいましょう。
少量の出血、おりものの変化
妊娠初期の出血にはくれぐれも注意が必要です。
着床出血と呼ばれる、卵子と精子が受精して受精卵となり子宮内膜に着床した時に起こる少量の出血症状もありますが、化学流産による出血の可能性もあります。
化学流産とは、妊娠反応が出たにも関わらず、超音波検査で確認出来る前に流産してしまった状態をいいます。
生理が遅れていた場合、生理の出血との判断が難しいですが、普段とは違った出血を確認したり、継続して出血している場合など、ほんの少しでも違和感を感じたときは早めに病院やクリニックで診察してください。
また、妊娠するとおりものも変化します。
おりものの量が多かったり、色や匂いがいつもと違った場合は、医師に相談してしっかり診察してもらいましょう。
感染症を起こしてしまっている場合もあります。
吐き気や胃のムカつき
食べ物の匂いが突然気持ち悪く感じたり、胃がムカムカすることがあります。
匂いに敏感になるのはつわりの症状の一つですが、ご飯が食べられないなど、症状がひどい場合は早めに病院やクリニックに行きましょう。
妊婦さんが服用出来る吐き気止めを処方してくれます。
くれぐれも市販の薬を服用してはいけません。
必ず医師に処方された薬を服用してください。
基礎体温の変化
普段から基礎体温をつけている人は、妊娠するといつもと違う高温期が続いて妊娠に気付く人もいます。
妊活中の人は、基礎体温を細かく気にしてしまいがちですが、いつもと違う変化があっても落ち着いて様子をみましょう。
下腹部痛
生理の時もなんとなく下腹部に重い痛みが起こる事がありますが、妊娠による痛みの可能性もあります。
あまりに痛みが強い場合は、すぐに病院に行って診察してもらいましょう。
食べ物の好みの変化、食欲の変化
早い人では、妊娠4週目頃から食べ物の好みや食欲の変化が起こります。
やたらと酸っぱいものが食べたくなったり、私の知っている人では土が食べたくなったという人もいます。
これもつわりの症状の一つですが、栄養バランスをしっかり考えて塩分や糖分、油分など摂りすぎには注意しましょう。
誰一人として同じ症状はありません!
妊娠を心待ちにしていたり、長い間妊活を頑張っていた人は、妊娠初期症状に似た症状が現れると嬉しくなって気持ちが焦ってしまい、過度に妊娠初期症状に敏感になってしまいます。
人と違った症状が続いたり、自分にだけ違う症状が現れると不安にもなってしまいます。
でも大丈夫です。
誰一人として同じ妊娠症状が現れる事はありません。
中には妊娠初期から出産まで、全くつわり症状がなかった妊娠さんもいれば、初期から出産までつわり症状に悩まされた妊娠さんもいます。
妊娠超初期は、妊娠に気付きにくく、お酒やタバコ、薬の服用などをしてしまうことがありますが、赤ちゃんの命が始まるとても大切な時期です。
妊娠の可能性がある場合は、症状がなくても胎児の成長に悪影響をおよぼす可能性のあるものの接種は控えてください。
また、過度な運動や疲労の蓄積にも気を付けてください。
無理はせずに休めるときは休みましょう。
どんな些細な事であっても、見て見ぬふりはしないで時期を見て検査や病院に行ってみて下さい。
愛しい命が誕生しているかもしれません。
妊娠がわかると、積極的に摂取したい栄養素が「葉酸」です。
妊娠中の食事や栄養について調べると、葉酸を必ず目にすると思います。
それほど大事な葉酸ですが、葉酸は水に溶けやすく、実は自然に接種するのが難しい栄養素でもあります。
そんな葉酸の大切さと、効率の良い接種方法をまとめた記事がありますので、妊娠がわかった方や、「もしかして妊娠したかな?」と感じている方は、こちらの記事をお読みください。