妊娠中にはなぜ葉酸が必要なの?胎児のために栄養素を知ろう
妊娠がわかると、嬉しさと幸せと同時に、沢山の不安や心配事が増えてしまいますよね。
今まで、ついつい自分を甘やかして食べたい物だけ食べてしまって、片寄った食生活を送ってしまっていた妊婦さんも多いと思います。
しかし、これから生まれてくる大切な赤ちゃんのことを考えると、そのままではいけませんよね。
妊娠をきっかけに、「妊娠中に摂りたい栄養素」で調べたりする妊婦さんも多いと思います。
妊娠中に必要な栄養素を調べると、必ず目にするものの一つに「葉酸」があります。
ネットでも、本でも、テレビでも、必ず目にする栄養素「葉酸」は、胎児の発育に不可欠です。
これから元気な赤ちゃんを生んで頂くために、この記事では、葉酸についてまとめました。
- 葉酸とは何か
- 葉酸がなぜ必要なのか
- 葉酸不足になるとどうなるのか
- 葉酸が含まれている食べ物
- 効率良く葉酸を摂る方法
葉酸の必要性や効率の良い摂り方など、葉酸について知ってほしいことを全てまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。
葉酸とは何か?
葉酸とは、水溶性のビタミンB群の一種です。
代謝に深く関わりがあり、タンパク質や核酸といったDNAやRNAの合成に働きかけて、細胞の生産や再生を助けて体の発育を促してくれます。
また、赤血球の生産を助ける造血ビタミンでもあります。
特に核酸は、細胞の核中にあり遺伝情報を保存しています。
その核酸の遺伝情報により、体が形成されていくのです。
そんな核酸の合成に働いてくれるのが葉酸です。
なぜ妊娠中は葉酸が必要なの?
妊娠中は初期、中期、後期全てにおいて葉酸は必要な栄養素です。
葉酸を摂らないと、胎児の発育に支障が出る他、母体の健康にも大きな影響をおよぼします。
妊娠初期は積極的に摂取!先天性奇形の予防
特に妊娠初期には、赤ちゃんの細胞分裂が盛んに行われて、脳や脊髄などの重要な器官が形成される時期です。
そのため、葉酸が不足しているとうまく細胞分裂がされず、器官の形成が進まず、先天性奇形の神経管閉鎖障害のリスクが高まります。
神経管閉鎖障害になってしまうリスクもあります。
新景観閉鎖障害には2つあり、脳が形成不全になる無脳症と、脊椎骨が形成不全になる二分脊椎症があります。
無脳症になってしまうと、脳が成長されない為に多くが死産になってしまいます。
二分脊椎症になってしまうと、運動障害や排泄障害が現れる可能性もあります。
妊娠初期は赤ちゃんの生命にとって一番重要な時期です。
病気のリスクを少なくするためにも、葉酸を積極的に摂取したい時期です。
また、この時期に赤ちゃんの骨も形成されます。
葉酸に加えてカルシウムも大事な栄養素ですので摂取するように意識してください。
貧血によるリスク
妊娠中期、後期は赤ちゃんに常にママの血液を運んでいる為に貧血になりやすくなります。
突然のめまいや立ちくらみによる転倒や、大切なお腹をぶつけてしまうなど、妊娠中の貧血はとても危険です。
充分な栄養が赤ちゃんにも届かなくなってしまいます。
妊娠中の貧血は、葉酸不足による悪性貧血、鉄分不足による鉄欠乏性貧血、さらにストレスやホルモンの乱れにより、自律神経が不調になり低血圧になる脳貧血と三種類あります。
どの貧血であっても、症状が重症化すると失神してしまって転倒して流産してしまうケースもありますので、日頃から体調の変化には気を付けて、何か違和感があれば病院かクリニックにすぐ連絡しましょう。
妊娠初期を過ぎてからも葉酸は常に意識して、貧血予防の為にも鉄分も積極的に摂るようにしましょう。
妊娠中毒症の予防
葉酸は、妊娠後期にかかりやすい妊娠中毒症を予防してくれます。
その他に、つわりの軽減や、将来子どもの自閉症リスクの低下、母乳の出を良くして栄養価を高めたり、妊婦さんの免疫力を高める効果があります。
さらに、産後の子宮回復の促進効果や、便秘改善による美肌効果があることなどが分かっています。
妊娠前も産後も葉酸は大切
葉酸は産後うつや肌荒れ、子宮の回復、母乳の質の改善など、産後にもとても大切な効果があります。
妊娠中だけでなく産後も継続して葉酸の摂取をしましょう。
また、妊活中の方も葉酸は赤ちゃんの健康へ大きく影響する栄養素なので、妊娠前から意識して、赤ちゃんの為に積極的に摂取しましょう。
葉酸が含まれている食べ物
葉酸はどのような食べ物に含まれているのでしょうか?
食べ物に含まれている葉酸を天然葉酸といいます。
天然葉酸が主に含まれている食べ物を種類別に紹介します。
野菜類
- 枝豆
- ほうれん草
- モロヘイヤ
- ブロッコリー
- かぼちゃ
果物類
- バナナ
- キウイ
- いちご
- みかん
- アボカド
キノコ類
- エリンギ
- まいたけ
- えのき
その他
- 焼きのり
- 納豆
- レバーペースト
- たたみいわし
- うなぎの肝
- ほたて
- うに
- 豆腐
注意が必要な食材
葉酸は多くの食材に含まれているので、組み合わせるといくつも料理が出来そうですね。
手軽に摂れる食材もたくさんあります。季節により、店頭に並んでない食材もありますが、ほとんど手頃に手に入る食材ばかりです。
果物類は、果糖も含まれているために、妊娠糖尿病になるリスクもあるために摂りすぎには気を付けて、適度な量を摂取しましょう。
うなぎの肝も、うなぎに含まれるビタミンAレチノールを過剰に摂取すると、胎児に先天性異常があらわれるリスクがあるために、妊娠3ヶ月目までは特に注意が必要とされています。
食べる量に注意して、過剰摂取には気を付けましょう。
ウニは生ものなので、妊婦さんは食べないほうがよいと思われがちですが、実は葉酸がほうれん草の3倍も含まれていて、鉄分とカルシウムも豊富に含まれています。
しかしながら、うにもうなぎの肝と同様に、過剰摂取に注意が必要な食品です。
妊婦さん以外でも食べ過ぎると下痢をしやすくなります。
どんな食材でも過剰摂取には気を付けるようにして、ぜひ、スーパーに行った際にはこれらの食材を手に取って、積極的に摂取して下さい。
葉酸を効率よく摂取する方法
天然葉酸は水溶性の為、とても水に溶けやすい栄養素です。
さらに、加熱にも弱く、胃酸で分解されやすいので、摂取量の50%しか体内に吸収されません。
普段以上に葉酸を必要としている妊婦さんの場合、食品から必要な量を摂取するのはなかなか難しいと言われています。
そのため、葉酸はサプリメントで補うのが一般的です。
スーパーやドラッグストアー、ベビー用品を扱うお店には必ず葉酸のサプリメントがおいてあるので、見かけたことがある方も多いと思います。
サプリメントに含まれている葉酸は、合成葉酸といわれています。
天然のほうがいいと思っている妊婦さんも多いのですが、実は厚生労働省が推奨しているのは合成葉酸です。
つまり、厚生労働省が妊婦さんへのサプリメントの摂取を推奨しているということなんです。
おすすめの葉酸サプリメント
先ほども説明したように、天然葉酸だけで必要な分の葉酸を摂取するのはとても難しいのが現実です。
葉酸サプリメントは多くのメーカーから販売されていますが、実は成分に大きな違いはないので、自分の飲み慣れたメーカーや、飲みやすい大きさや形状の物を選びましょう。
メーカーによっては、鉄分やカルシウムなども含まれたサプリメントも販売されていますので、一度にたくさんのサプリメントを飲むのが苦手な妊婦さんは、一度に複数摂れるサプリメントを選ぶのもいいと思います。
たくさんある中でどの葉酸サプリがいいか迷っている方は、“ショウガヨウサン”がオススメです。
実は葉酸をはじめとする妊婦に必要な栄養素は、摂りすぎてもいけないということをご存知でしたか?
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妊娠中の食生活も楽しむ!
つわりや頭痛、怠慢感、お腹の張りや違和感といった体調の変化が毎日変わる妊娠生活ですが、あとで思い返せば長い人生のうちの10ヶ月です。
食べたい物が食べられなかったり、安静を余儀なくされて動けなかったりと辛い毎日を送っている妊娠さんもたくさんいると思いますが、ママのそんな頑張りはお腹の赤ちゃんにはちゃんと一番に伝わっています。
赤ちゃんも、ママに会うために頑張ってお腹の中で成長しようとしています。
そんな赤ちゃんのために、成長の元となる栄養を正しい量摂るようにしましょう。
なかなか食事だけで摂取するのは難しいので、厚生労働省も勧めるサプリメントに頼るのがオススメです。
おうちの悩み.comでは、あなたの妊活・妊娠生活を応援しています。