骨盤ケアでゆがみを整え、出産リスクと産後ダイエット対策!
妊娠中に腰が痛くなったり、血流が悪くなってむくんだりする妊婦さんも多いと思います。
実はそれらの症状は、骨盤がゆがんでいることが原因の可能性があります。
さらに、骨盤がゆがんでいると、出産時にも様々なリスクがあると言われています。
妊娠中に腰痛に悩まないためにも、出産時のリスクを減らして安産で元気な赤ちゃんを迎えるためにも、骨盤ケアをしてゆがみを整えることが大切です。
骨盤ケアをしていると、産後の回復も早く、ダイエットにも効果的です。
産後太りを1日も早く解消し、美ボディを目指すママさんにとっても、骨盤ケアは欠かせないことなんです。
- 出産時のリスクを減らす
- 産後の回復を早める
- ダイエットで美ボディを手に入れる
これらの効果が期待できる骨盤ケア。
この記事では、妊娠中から出来る骨盤ケアや産後の骨盤ケアについてお伝えします。
妊娠中は骨盤がゆがみやすい
実は骨盤は、朝に閉じて夜に開くというリズムで毎日開閉を繰り返しています。
妊娠すると、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの作用により、骨盤の周辺の筋肉や靭帯が緩み、妊娠前より骨盤が広がりやすくなります。
このような状態で骨盤に強い負荷がかかると、骨盤に「ゆがみ」や「ずれ」が生じてしまいます。
骨盤が広がりやすいうえに、お腹が大きくなって体のバランスが崩れたり、体重の増加によって、常に骨盤に負荷がかかる妊娠中は、骨盤がゆがみやすいので注意が必要です。
ゆがんだ骨盤によるリスク
骨盤のゆがみが重症化すると、妊娠継続や出産、産後にまで様々なリスクをもらたします。
「たかが骨盤のゆがみ」とあなどっていると、とても危険です。
骨盤にのゆがみよるリスクには以下のものがあります。
- 便秘、頻尿
- 切迫早産、早産
- 妊娠高血圧症候群
- 逆子
- 出産に時間がかかる
- 出産前後の大量出血
妊娠・出産・産後のすべてのシーンにおいてリスクのある骨盤のゆがみについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
骨盤のゆがみは危険!妊娠中の腰痛は出産時リスクのサインかも?
妊娠中の骨盤ケア
骨盤のゆがみを整えるには、適度な運動とストレッチが効果的です。
しかし、妊娠中はお腹を圧迫したり、無理なストレッチが出来ません。
中には、運動に制限がかかってしまっている妊婦さんもいたり、安静を医師から指示されている妊婦さんもいます。
そのような場合はどうしたらいいのでしょうか?
骨盤ベルトやさらし
妊婦さん用の骨盤ベルトやさらしを利用してみましょう。
大きなお腹にも負担をかけずに骨盤を支える事が出来る作りになっています。
お腹の重さにより重心がずれてしまった骨盤を支え、腰痛が軽減されたり、歩きやすくなるなどの効果が期待できます。
骨盤ベルトの種類は様々で、中には骨盤だけでなくお腹も支えてくれる骨盤ベルトも販売されています。
あなたに合ったものを見つけてください。
昔ながらのさらしを骨盤にまいて支えるのも効果があります。
さらしは洗濯しやすく、軽いので持ち運びにも便利です。
骨盤ベルトやさらしを利用する際は、くれぐれも締めすぎには注意してください。
強く締めつけてしまうと、骨盤本来の開閉の妨げになるばかりか、お腹を締めつけることで赤ちゃんが危険にさらされてしまう場合もあります。
マタニティヨガ
マタニティヨガをご存知でしょうか?
ヨガを妊婦さんでも無理なく行えるようにしたものをマタニティヨガと呼びます。
ヨガは体のエクササイズやリラックス効果があります。
赤ちゃんが産まれたら一緒にヨガに通うママも最近では多いです。
しかし、一見ゆるやかな動きに見えるヨガですが、妊娠中の体には負担が大きい場合もあります。
無理をせずに行うようにしましょう。
動悸やめまいなどが起きた場合はすぐに安静にして休んでください。
産後の骨盤ケア
妊娠、出産を終えたママ。
大仕事を終えて一安心・・・と思うのもつかの間、産後のママは体が本調子ではない中で、赤ちゃんのお世話が始まります。
何事も赤ちゃん優先で、ついつい自分の産後ケアをおろそかにしてしまうママが多いのですが、骨盤ケアは産後6ヶ月以内が最も効果的で、この時期にしっかりとケアすることが大切です。
骨盤が歪んだままだと、産後の回復が遅れるだけでなく、肩こりや腰痛、むくみや冷え性、不妊などの婦人科系トラブルに繋がりやすくなってしまいます。
産後1ヶ月は骨盤ベルトがオススメ
出産により、骨盤の周りの靭帯や筋肉が柔らかくなっているため、産後1ヶ月は骨盤を矯正しやすい時期です。
骨盤を正常な位置で安定させると、産後の回復が早いだけでなく、代謝が良くなり、産後のダイエットに効果的で、ケア次第では妊娠前よりスタイルがよくなるママもいます
しかし、産後1ヶ月は悪露(おろ)と呼ばれる出血が続いたり、妊娠、出産による体のダメージが強く残っているため、美しいスタイルを手に入れたい気持ちはわかりますが、決して無理はせず、ゆっくり休んで体調を整えることを優先してください。
産後1ヶ月の骨盤ケアは主に骨盤ベルトに頼り、体の回復と赤ちゃんの世話に集中してください。
整体やマタニティヨガ
体調が少しずつ回復して、思うように動けるようになったら整体やマタニティヨガに通うのもおすすめです。
授乳や抱っこ、赤ちゃんを気にして寝づらい体制で寝るなど、ママの体は凝り固まっています。
整体は骨盤ケアだけでなく、マッサージの効果も期待できるので、とてもオススメです。
骨盤ケアと同時に、全身の固くなった筋肉をプロにほぐしてもらいましょう。
マッサージが苦手な方は、マタニティヨガがオススメです。
ゆっくりと運動をして、心身ともにリラックスすることができます。
毎日赤ちゃんの世話をするのはとても大変なことです。
身体だけでなく、心も疲れてしまいますので、時には気分転換をすることも大切です。
託児所がある施設もありますので、パパに預けられない時は託児所に預け、整体やマタニティヨガで気分転換をしましょう。
まとめ
妊娠中は、骨盤に負荷がかかりやすく、骨盤がゆがみやすい時期です。
骨盤がゆがんでしまうと、出産時に様々なリスクをもたらしてしまいますので、骨盤ケアをして骨盤を正常な位置で安定させることが大切です。
妊娠中の骨盤ケアには、骨盤ベルトやさらしを利用してください。
お腹を閉めすぎないように注意しながら、骨盤を固定しましょう。
また、出産後も骨盤ケアは大切です。
妊娠中に筋力が低下してしまい、産後に体重が戻りにくかったり、たるみが目立ってしまうママも多いと思います。
しかし、産後は身体の回復に努めながら赤ちゃんのお世話に追われるため、妊娠中に落ちてしまった筋力をすぐに戻すことはとても難しいですよね。
出産後に骨盤ケアをすると、筋肉がしっかり使えるようになるため、体全体の血行改善に繋がると同時に、筋肉がつきやすくなります。
その結果、基礎代謝があがり、産後ダイエットに効果的です。
さらに、骨盤が正常な位置にあると姿勢が良くなり、見た目にも綺麗になります。
産後1ヶ月程度までの骨盤ケアは骨盤ベルトを利用します。
その後、徐々に自由に動けるようになってきたら、マタニティヨガや整体が効果的です。
心身ともにリラックスする効果がありますので、たまには赤ちゃんを預け、ママ自身のケアもしてあげてください。
妊娠中、産後ともに、骨盤ケアは本当に大切です。
この記事を参考に骨盤ケアをし、快適なマタニティライフ、産後のママライフを送って頂ければ幸いです。