妊娠中の国内旅行で注意したいこと!万全の準備で素敵なマタ旅を
出産すると、赤ちゃんの世話に追われてしまい、ママの自由な時間はめっきりと少なくなります。
そのため、赤ちゃんが産まれる前にゆっくりと旅行を満喫したいと考えている妊婦さんも多いですよね。
国内旅行ならもしもの時も安心だし、特に安定期なら大丈夫だと安易に考えたりしていませんか?
もちろん、妊娠中に旅行をしてはいけないわけではありませんが、慎重に旅行プランをたてる必要があります。
楽しい旅行になるはずが、行かなきゃよかったと後悔する旅行になってしまった・・・
なんて、絶対に避けたいですよね?
そこで、この記事では、妊娠中の国内旅行のプランの立て方や注意点など、妊娠中でも安心して旅行に行くために知っておきたい情報をお伝えします。
妊娠中に海外旅行に行く機会のある方もいらっしゃると思います。
できるだけ避けた方がいいですが、キャンセル料がかかる、結婚式に呼んでもらっているなど、どうしても行きたい時もありますよね。
そんなときは、こちらの記事を参考に、注意点を抑え、事前にしっかりと準備をし、必ず万全の状態で行くようにしてください。
妊娠中の海外旅行はリスクだらけ?!飛行機での注意点と事前準備
最悪の事態を想定して旅行プランをたてる
旅行をするなら、まずは旅行先や目的を決めると思います。
旅行先によって、新幹線や飛行機、車など、交通手段も様々です。
妊娠中である以上、体調に考慮し、体に負担の少ない旅行を第一に考えましょう。
妊婦さんによって妊娠症状は違いますが、空港での待ち時間や、気圧、シートベルトによる締め付けを考慮して飛行機はできるだけ避けた方がいいです。
妊娠中は頻尿になりやすい為、すぐにトイレに行けるよに高速道路を使わず一般道を利用するなど、移動ルートの選択もとても重要になります。
いつどこで何が起こっても対応できるよう、常に最悪の事態を想定し、時間にゆとりのある旅行プランをたてましょう。
また、必ず妊婦健診の際に、医師にいつどこに旅行に行くかを伝えておきましょう。
病院やクリニックによっては、事前に医師の診断書を書いて渡してくれます。
いくら自分では体調が良いと思っていても、医師に相談した結果、旅行を見送るように指示された場合はしっかりと受け入れましょう。
妊娠中の旅行のリスク
妊娠中に旅行に行くリスクとして、風疹があります。
妊娠中は風疹の抗体が少なく、感染しやすいので、なるべく人混みは避けましょう。
風疹ウイルスに感染しても、妊婦さん自身にはそれほど悪影響はなく、発熱や軽い発疹程度です。
しかし、胎盤を通して胎児が感染してしまうと先天性風疹症候群を引き起こす可能性があります。
先天性風疹症候群にかかると、先天性心疾患で生まれつき心臓が弱かったり、視覚や聴覚に障害を持って生まれてしまう可能性があります。
風疹ウイルス以外にも、妊娠中は他の感染症にも注意が必要です。
妊婦さんに影響の少ないウイルスであっても、おなかの赤ちゃんには大きなリスクとなってしまうことがあります。
人混みを避けたり、マスク、手洗い、うがいなどの感染症対策を心がけてください。
妊娠中でも比較的リスクが低い時期は?
妊娠中に旅行に行くなら、比較的リスクが低いのは妊娠中期です。
この時期は妊婦さんの体調が安定し、胎盤も出来上がり、赤ちゃんの成長する環境が整う時期で、安定期と言われています。
旅行するのであれば、この時期に行くようにしましょう。
妊娠初期は、胎児の成長が著しく進む時期で、妊婦さんも日によって体調の変化が激しく、また、胎盤が安定していないために流産しやすい時期です。
妊娠初期はなるべく安静にして自分の体調と胎児の成長を優先すべきです。
旅行は避けた方がいいでしょう。
妊娠後期は、お腹が大きくなって動きにくく、お腹の張りも頻繁に起こる時期です。
この時期に無理をし過ぎると、胎盤が剥がれてしまったり、予定日よりもかなり前に破水してしまう可能性もあります。
早産にならないためにも、妊娠後期はのんびりと負担をかけないように過ごすことが大切です。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって体は敏感になっています。
そのうえ体型も変化しているため、旅行先でいつもと環境が変わると、とても疲れて体に負担がかかってしまいます。
比較的妊娠中期が旅行には向いているとお伝えしましたが、妊娠中に絶対に安全と言いきれる時期はありません。
安定期でもリスクはありますので、絶対に無理はしないようにしてください。
妊婦さんにおすすめの施設やサービス
少し強く言ってしまったので、妊娠中の旅行はリスクと隣り合わせに思われたかもしれませんが、マタニティー旅行を推奨している施設や宿、公共交通機関もたくさんあります。
最近では「マタ旅」とも言われていて、旅行会社でも妊婦さん用の旅行プランなどが販売されています。
妊婦さん限定価格で旅行に行けたり、妊婦さんの栄養バランスを考えた食事プラン、マタニティーマッサージを受けられるプランなど、妊婦さんにうれしいプランがあります。
また、航空会社や鉄道会社でも、妊婦さんを配慮してさまざまなマタニティーサービスをしていることがあります。
広めの前方の座席や、トイレに近い座席、空調の整った座席などを優先して確保出来たりします。
マタ旅のツアーで申し込みをしなくても、交通機関や宿泊先に妊娠している事を事前に伝えると、色々と配慮をしてくれるかもしれませんので、事前に調べてみましょう。
是非、妊娠中に旅行する際はマタニティーサービスを利用して、無理なく負担の少ないマタ旅をしましょう。
妊娠中の旅行の持ち物と必需品
旅行のプランが整ったら、次は持ち物の準備です。
普段の旅行準備に加え、何を持って行けばいいのでしょうか?
旅行の荷物が多くなってしまいますが、いつ何が起きても必要最低限困らないように、以下の6つは絶対に忘れてはいけません。
- 母子手帳
- 病院の診察券
- 健康保険証
- 処方されている薬
- マタニティーマーク
- 免許証などの身分証
母子手帳には、必ず緊急連絡先を記入しておきましょう。
マタニティーマークは目立つ場所に必ず付けることを忘れずに。
さらに、旅行先の気温や標高差にも注意してください。
感染症にも対策が必要です。
体を冷やし過ぎないように、寒さ対策は季節に関係なく、万全に準備しておきましょう。
- 清浄綿
- マスク
- エチケット袋
- 日焼け止め
- 帽子
- 大きめのタオル
- 薄手のカーディガン
- 厚手の靴下
- 気圧ソックス
- 生理ナプキン
- 使い捨てカイロ
- あめ玉やガムなどお菓子
- 保湿用品(リップクリーム、ボディークリーム)
- 骨盤ベルト
- サプリメント
- うがい薬
ここまで準備できれば、ほとんどの事態に対処できます。
妊娠中の国内旅行の注意点
いくら国内旅行であっても、旅行先の宿や観光地によっては病院やクリニックが近くになかったり、山の中などで電波状態が安定してないような場所への旅行は避けましょう。
また、標高差や一日の気温差などが激しい場所への旅行も控えたほうがいいです。
レジャー施設や人気観光地の場合も、人混みで気分が悪くなって突然めまいに襲われたりしないように、小まめに休憩をとって水分補給を怠らないように心がけてください。
温泉や温水プールなども、妊娠中はのぼせやすかったり、お腹が重くて転びやすいため、一人での入浴は避けましょう。
人混みでは人とぶつかってよろけて転倒してしまったり、お腹に人や物がぶつかってしまったりします。
常に周りにも気を付けて、なるべく混む時間帯は避けるようにしてください。
同伴者が妊婦さんに対して注意する事
妊婦さんは自分の体を支えて歩く事が精一杯の場合があります。
あまりお腹は大きくなくても、日によってお腹が張って動く事が難しかったり、足がむくんでしまって早く歩けないこともあるのです。
なるべく率先して荷物持ちをしてあげて下さい。
段差や階段、エスカレーターなどに乗る際も体を支えてしっかりとサポートをしてあげて下さい。
また、妊婦さんは人生で何度も経験する事が出来ないマタ旅を存分に楽しんでしまうと思います。
つい自分では気付かないうちに無理をしてしまっていたり、マタ旅で気持ちが大きくなってしまいがちですが、顔色や歩き方、トイレの回数など、些細な事であってもすぐに異変を察知してあげて下さい。
落ち着いて冷静な判断をする事も、同伴者の役目です。
冷静に妊婦さんを見て、最大限の配慮をしてあげましょう。
素敵なマタ旅を楽しみましょう!
妊娠中は普段の体とは全く違い、少しの環境の変化や気温差でも疲れてしまいます。
自分の体は自分が一番わかっているつもりですが、旅行先ではついつい無理をしてしまいがちです。
お腹の中の大切な赤ちゃんを守れるのはママしかいない事を忘れずに。
くれぐれも無理をしないでとびきりのマタ旅の思い出を作って来て下さい。
そしていつか、最愛の赤ちゃんとマタ旅の思い出の場所を巡ってみても素敵ですね。
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