幼稚園選びに失敗しないための8つのポイント!
「子どもの幼稚園選びをそろそろ始めないと!」と考えていらっしゃるあなた!
子どものためにも、出来るだけ良い幼稚園を選びたいものですが、何を基準に選んだらよいのか判断が難しいですよね。
安心して任せられる環境や、子どもやママとの相性なども考え始めたら、なかなか決めることができません。
何を大事にするかは人それぞれなのですが、この記事では幼稚園選びにおいて特に見ておくべき大切なポイントをお伝えします。
大切なポイントをしっかりと抑え、幼稚園選びの参考にして頂ければと思います。
公立幼稚園と私立幼稚園の違い
幼稚園には公立と私立があります。
公立か私立かによって、教育の方針や施設設備、園の雰囲気なども変わってきます。
公立と私立の違いをご説明します。
公立の幼稚園
幼稚園の約4割が公立の幼稚園で、各市町村の自治体が運営しています。
文部科学省による指導要領をもとに保育プランを立てているため、教育方針はどの公立幼稚園も大体同じです。
学費が私立に比べて安いのが特徴で、私立に比べると保育ものびのびしている所が多いようです。
私立の幼稚園
社会福祉法人、学校法人、キリスト教、仏教寺院など、民間が運営しており、方針もそれぞれ違います。
入園するのに受験が必要な幼稚園もあります。
学費は公立に比べると費用が高い分、環境設備が整っているところが多いのが特徴です。
付属の小学校から、最大で大学までエスカレーター式で進んでいける幼稚園もあり、受験をさせてでも入らせたいと考える親御さんも多いです。
入園までの流れ
幼稚園は義務教育ではないため、自治体からの案内や連絡等が特にありません。
直接申し込みをするところがほとんどで、自分で調べて動く必要があります。
園にもよりますが、入園までの流れはおおよそ以下のようになっています。
- 9月頃 幼稚園見学会
- 10月頃 入園説明会(願書の配布)
- 11月頃 願書の受付・面接・面談・合否の連絡
- 12月頃 入園手続き
- 2月頃 入園準備の説明会、制服や教材等の受け渡し
- 3月頃 体験入園日
早い方で、入園の1年以上前から幼稚園の情報収集を始めるママもいます。
プレ幼稚園って?
プレ幼稚園とは、幼稚園入園前の体験期間のことをいいます。
プレ幼稚園があることによって、その園の保育を体験できたり、慣れておくことができるというメリットがあります。
幼稚園には2年保育と3年保育があり、それぞれ本入園となる年齢の1年前からプレ幼稚園が始まりますが、実施している園としていない園があります。
プレ幼稚園を考えている場合は、応募の半年前あたりから情報収集をはじめ、年末年始あたりに応募がはじまり、4月にプレ幼稚園がスタートします。
途中から始めることができるところもありますので、希望する場合は直接幼稚園に問い合わせてみましょう。
幼稚園選びのポイント8つ
それでは、幼稚園選びに失敗しないために、チェックすべき8つのポイントをご紹介します。
通園の方法
幼稚園は毎日通う場所ですから、通園距離や通園方法も重要なポイントです。
幼稚園バスは、通いたい幼稚園が遠くても通うことができ、天候に左右されないメリットがある一方で、費用がかかります。
また、長時間バスに乗って通うことが子どもの負担になってしまうことも。
自転車や徒歩での登園は、費用がかからず、子どもとのコミュニケーションの時間も取ることができます。
また、毎日幼稚園に行くので、先生やママ友とも顔を合わせて会話する時間が取れますよね。
その反面、雨など荒天の場合は通園が大変になってしまうデメリットも。
給食かお弁当か
幼稚園では、完全給食・給食とお弁当の混合・お弁当持参と3つのパターンに分かれます。
給食の場合ですと、大きく分けると園内調理か、給食センターやお弁当屋さんなどからの配送の2つの方式があります。
お弁当づくりを負担に感じるママは、給食がある幼稚園を選ぶのも一つですが、給食には給食費がかかります。
また、好き嫌いの対応は園によって色んな方針があり、「一切残してはダメ」という園もあります。
小食で好き嫌いも多い子どもに無理をさせたくない…という方はお弁当が向いているかもしれないですし、頑張って食べられるようになってほしいという方は給食がいいかもしれないですね。
給食といっても内容は様々なので、栄養面などがしっかりと考えられてるか、実際にどのような献立が組まれているのかを確認しておくことをオススメします。
アレルギーのあるお子さんでしたら、どのように対応をしているのかということは確認しておくべき点です。
教育方針に共感できるか
子どもの教育に対する考え方は人それぞれです。
家庭の教育方針と園での方針が合っているか、園の方針に共感できるかどうかはとても大切なポイントになります。
幼稚園の教育方針は主に3つのタイプに分類されます。
1つめは、勉強に力を入れて受験を意識しているお勉強系幼稚園です。
しつけ、漢字、計算、音楽、英語、工作をはじめ、知育、早期教育にも力を入れています。
2つめは、たくさん外遊びをさせて体を動かすことに重点を置いているのびのび系幼稚園です。
「自然に触れ合う」「泥んこになって遊ぶ」「畑で自分で食べる野菜を育てる」など、お勉強よりも自然や遊びの中で精神を育む教育を掲げている幼稚園が多いようですね。
3つめは、モンテッソーリ、シュタイナーなど独自の教育理念に基づいた教育を施す幼稚園です。
子どもの自主性を尊重する自由教育を実践しています。
園内は、独自の考え方に基づいた建物や教具、遊具(自然のものや生活道具などが多い)が準備され、子ども達が思い思い自由に遊べる環境が整えられています。
事前の説明会や園開放や一日入園体験などには積極的に参加して、園の保育方針について十分な情報を集めましょう。
子どもたちや先生はイキイキしているか
設備や教材、建物の様子も大切ですが、教育現場で一番大切なのはやっぱり「人」です。
説明会や見学会を通して、園児たちの雰囲気は自分の子どもに合っているかどうか確認することはとても大切です。
見学の際には、園児たちが遊んでいる様子や表情をよく見るようにしましょう。
子どもたちだけでなく、先生の表情もイキイキしているか、特定の子どもだけを相手にしていないか、泣いている子や子ども同士のトラブルにどう対処しているかなども、しっかり見極めたいところです。
園長先生にも、実際にお話をしてみましょう。
園を取りまとめる園長先生が明るく朗らかな印象であれば、先生たちの雰囲気にも通じているものです。
先生と保護者のコミュニケーションが密に出来るか
園側に子どものことを相談しづらい雰囲気であると、親の不安は高まってしまいますよね。
お便り帳や定期的な保護者面談があるのか、園長や先生と気軽に話せるかなど、子どもの様子が気になった時にすぐ相談できる手段がきちんと用意されているかどうかは、確認しておくべきポイントです。
安全管理がきちん出来ているか
大事な我が子の命を託す園として、安全対策がしっかりと取られているかはとても大切です。
- 施錠
- 不審者対策
- 部屋に危ないものを置いていないか
- 地震対策
- 避難訓練は定期的にやっているか
安全性に気をつけているかをチェックしておきましょう。
延長保育や預かり保育は利用できるか
子どもを幼稚園に通わせながら仕事がしたいと考えているママは、延長保育や預かり保育の利用については、事前によく聞いておきましょう。
夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、預かり保育が利用出来ない園もあります。
入園してから仕事に差し支えてしまっては大変ですので、利用のしやすさについては抑えておきましょう。
行事やイベントはどのくらいあるのか
幼稚園の年間行事がどのくらいあって、親の参加の有無についても確認することをオススメします。
「基本的に親が幼稚園に足を運ばない月はなく、行事準備などで参加を求められる。」というようなイベント盛りだくさんの幼稚園も。
イベントがたくさんあると、親子ともにたくさんの思い出を作れるし、ママ友との交流も増えて親しくなれるメリットがあります。
一方、これらの行事は事前準備も含め平日に行われるものも多いので、行事が多いと仕事をしているママにとってはかなりきついかもしれません。
親や夫などに頼れなかったり、上の子の学校行事と日程がかぶるなどの理由で、親一人で未就園児とともに行事に参加しなければならない場合もあると思うのですが、下の子を見ながら行事に参加するのはとても大変です。
通わせている親に、働いている人が多いのか、専業主婦が多いのか、どんな傾向の園なのかを見学の際に確認しておきましょう。
まずは見学から
キレイで魅力的なパンフレットをつくっている幼稚園もありますが、実際に見学に行くと「思っていたのと全然違う!」というようなところも実在します。
なので、現場の見学をして雰囲気を体感するは大前提です。
見学をする前に、まずは夫婦で話し合って、我が子への教育の方針の確認をし、共有し合いましょう。
子どもの性格や興味・関心を考えて、入園後どのようなところを伸ばしてあげたいか、どのように成長して欲しいのかを考えます。
幼稚園見学の際には、自分たちの望んでいるイメージに合うかどうか照らし合わせてみましょう。
何かで迷ったとき、夫と共有していればとても心強いものですよ。
ぜひ、夫婦で協力して幼稚園選びを始めてくださいね。