【売却体験談】マンション売却で後悔した7つの事例
一生に一度経験するかどうかのマンション売却。
大きな金額が動くため、できる限り失敗せず、スムーズかつ納得できる金額で売却したいですよね。
ただ、なんの知識もなく売却活動を始めることはかなり危険な行為です。
間違った売却活動によって、何百万円も損してしまうことにもなりかねません。
マンションを賢くスムーズに売却するには、失敗するパターンを把握しておくがとても大切です。
この記事では、マンションを売却で起こりやすい7つの失敗事例をご紹介します。
【失敗事例1】内覧対策を怠ってしまった
売却活動を始めてすぐに何件かの内覧がありましたが、どれも契約には至らず、半年が過ぎてしまいました。
不動産会社に原因を尋ねたところ「マンションを綺麗に清掃してみては?」とのことでした。
確かに忙しくて掃除ができていなかったので、早速ハウスクリーニングを依頼して部屋を綺麗にしました。
すると1ヶ月で買い手が見つかりました。
初めから綺麗に掃除しておけば、もっと早く売却できていただろうなと反省しています。
対策:玄関、リビング、水回りを綺麗にすべし!
内覧者は新たな住まいを探しにやってきます。
清潔感のない散らかった状態では購入のモチベーションが下がってしまいますよね。
マンションは第一印象がとても重要です。
急な内覧にも対応できるよう普段から綺麗な状態を保つようにしておいてください。
特に玄関やリビング、水回りなどは目につきやすいので念入りに清掃しておきましょう。
また、内覧の際は子供やペットは外出させてゆっくり内覧できる状態にしておくとより良いですね。
【失敗事例2】査定価格の高さで不動産会社を選んでしまった
マンション売却のために、数社に査定を依頼しました。
ほとんどの業者が2,000万円前後の金額を提示する中、1社だけ2,500万円を提示してきたのでその不動産会社と媒介契約を結びました。
なんの動きもなく3ヶ月が経過したので、不動産会社に相談したところ、値下げを持ちかけられるばかりで、10ヶ月後に結局1,700万円で売却することになりました。
対策:査定額の根拠を確認すべし!
なるべく高く売却したいという売主の心理につけ込み、売れないとわかっていながら高い査定価格を提案し、媒介契約を結んでから売却価格を下げていくといった業者は少なくありません。
こうなると、時間がかかる上に売却価格も下がってしまいます。
このようなことを避けるために、高い査定価格の根拠や内容は詳しく確認するようにしてください。
理由もなく高い査定価格が算出されているようであれば、その業者との媒介契約は避けた方が良いでしょう。
不動産会社との媒介契約を結んだあとに不信感を抱いたら、どのような売却活動をしているのかなど具体的な施策を確認し、契約を継続するかの判断材料にしてください。
【失敗事例3】不動産会社を安易に決めてしまった
不動産会社はたくさんあり過ぎてどこを選んでいいのかわからず、大手不動産会社なら安心だと思い、お願いすることにしました。
しかし、売り出してから3ヶ月が経ってもなんの反響もなく、きちんと売却活動が行われていないのではないかと疑問を感じ始めました。
そこで、この業者とは更新をせず、新たに地元の不動産会社に依頼したところ、2ヶ月で買い手を見つけることができました。
対策:不動産会社は必ず比較すべし!
大手だからといって必ずしも適切な売却活動ができるとは限りません。
抱えている物件が多く、担当者が内覧に立ち会えない、報告・連絡が密に取れないなどといった場合もあります。
不動産会社によって得意・不得意などのジャンルも違います。
大手だから安心とすべてを任せっきりにしてしまうのではなく、大手・地域密着型を含めた複数の不動産会社の査定や売却計画の提案を受けて、本当に信頼できる不動産会社と担当者を見極めることが大切です。
【失敗事例4】売却と購入のタイミングを誤った
一戸建て購入のため現在のマンションを売却することなり、すでに気に入った物件が見つかっていたため、売却前からその一戸建てを押さえていました。
不動産会社から提示された査定額をもとに、マンションの残債返済と住宅ローンでの新居購入を計画。
売却活動を始めてすぐに購入希望者が現れましたが、希望価格より200万円低い額を提示されたため新居のお金のこともありお断りしました。
その後、なかなか契約までには至らず、結局半年後に希望価格より500万円低い額で売却。
押さえていた一戸建ては資金が足りず、別の一戸建てを購入することになってしまいました。
対策:売却後に新居を決めるべし!
マンションを売却して新たに住居を購入する場合、売却したお金を新居の一部として計画することがあります。
そういった場合、売却価格は不動産会社の査定価格より下回ることが多いということを踏まえて計画を立ててください。
また今回のケースのように売却前に新居を決めてしまうと、心理的に売却価格を変更しづらくなってしまいます。
多少の値下げに応じなかったことによって、なかなか売れずに最終的にかなり値下げした金額で売却するといったことになりかねませんので、売却が決まってから新居を決定するようにしてください。
【失敗事例5】囲い込みをされてしまった
マンション売却のため、ある不動産会社と専属専任媒介契約を締結しました。
売却価格は相場だし、条件が悪いわけでもない・・・
しかし2ヶ月経ってもなんの反響もなかったので、囲い込みでは?と不安になり確かめることにしました。
他の不動産会社で自分の物件を問い合わせてみると、内覧した人はいないにも関わらず「すでに交渉中です」と内覧を断られたため、囲い込みが発覚。
そこですぐに他の不動産会社に依頼したところ、無事売却することができました。
対策:信頼できる不動産会社を選ぶべし!
問い合わせや内覧希望などがまったくなく、不動産会社がやたらと値下げを進めてくる場合は囲い込みを疑ってください。
囲い込みとは、媒介契約した物件を他社に契約させないために、物件情報を開示しなかったり、他社からの問い合わせに「申し込みが入っている」などと嘘をつき、紹介依頼に応じないといった行為です。
自社で物件情報を抱え込み、買主を見つけることで売主、買主の双方から仲介手数料を得ることを目的としています。
このような業者がいるということを認識した上で、信頼できる不動産会社を選んでください。
【失敗事例6】不要なリフォームをしてしまった
マンション売却にあたって、築年数がかなり経っているので、リフォームして高く売却しようと500万円かけて工事をしました。
そして査定価格に600万円を上乗せして売り出したのですが、内覧止まりでなかなか契約には至らず、半年後に結局400万円値下げする形で売却することになりました。
リフォームせずに売却すればよかった・・・
対策:リフォーム代金は回収できないと考えるべし!
リフォームすると高値で売却できると考えている方が多く、リフォームで高額な費用がかかっても、その費用を上乗せした価格で売却すればリフォーム代は回収できると考えてしまいがちです。
しかし、不動産の査定額に大きく関係しているのは築年数であり、リフォームされたからといって物件価値が上がるわけではありません。
また最近では、自らリフォームやリノベーションを行う前提で物件を探している方が増えており、綺麗であることより、値段が安い方が重要視される傾向にあります。
マンションを掃除で綺麗にする必要はありますが、リフォームは基本的に不要と考えておいてください。
【失敗事例7】売却時期を間違えた
新たな新居を購入するため、マンションを売却することになりました。
仕事上、夫婦ともに3月末までは多忙でマンション売却に向けての時間が取れないため、4月から売却活動を始めようと思い不動産会社を訪問しました。
不動産会社には「この時期は物件の動きが消極的なので、時期を待って売り出すか、時間がかかることを理解した上で売却活動を始めた方がいいです」と言われました。
早く売却したかったので、すぐに売り出したのですが、なかなか売却できず結局6ヶ月後に売却することになりました。
対策:売れやすい時期を狙うべし!
不動産には売れやすい時期と売れにくい時期があります。
年度代わりとなる4月までに引っ越しを考えている人が多く、それに合わせて1~3月に住宅を購入する人が増えてきます。
一方で、この時期を過ぎた4月以降は物件の動きが少なくなります。
長期間売れ残っている物件は「ワケあり物件」と誤解されて敬遠されてしまうので、売れにくい時期に売り出すことは避けてください。
自身の事情やタイミングも大切ですが、売却しやすい時期を踏まえた上で売却計画を考えることも大切です。
さいごに
失敗事例を7つご紹介しましたがいかがでしたか?
事前に失敗事例を知っていれば、同じ失敗をしないように対処することができます。
不動産会社は査定価格の高さだけで安易に選ばず、本当に信頼できる会社を選ぶことが大切です。
そのためには、なるべく多くの不動産会社を比較することをおすすめします。
そうはいっても、不動産会社を1社1社訪問して査定してもらうのは時間も手間もかかって大変ですよね。
簡単に不動産会社を比較するなら、一括査定サイトという無料のサービスを利用するのがおすすめです。
インターネットで簡単に登録できて、自宅にいながら一度に複数の不動産会社を比較できるので、時間も手間もかかりません。
しかも、あなたの家のエリアでの売却を得意としている会社だけが査定をしてくれるので効率が良く、売却の成功率も高まります。
まずは相場を知りたい、どんな不動産会社があるのか知りたいという方は、ぜひ利用してみてください。
一括査定サイトは50サイト以上ありますが、その中でもおうちの売却.comがおすすめしている優良サイトを5つご紹介します。
LIFFUL HOME’S
LIFFUL HOME’Sは、不動産・住宅情報サイトの最大手が運営している一括査定サイトです。
不動産に関する圧倒的な情報量の中から厳選された優良業者を紹介してもらえます。
【メリット】
- 登録業者数は1,700社以上とかなり多い
- 知名度が高く東証一部に上場もしているので安心感がある
【デメリット】
- 大手の不動産会社はあまり多くない
【こんな人におすすめ!】
- 大手の運営しているサイトを利用したい
- 地方での売却を考えている
HOME4U
HOME4Uは、日本初の一括査定サイトをはじめた先駆者です。
大手と地域密着型の不動産会社がバランス良く登録されているのも特徴です。
【メリット】
- NTTグループが運営をしているので安心感がある
- 悪徳企業を排除するシステムが徹底されており、厳選した不動産会社のみ登録されている
- 業界最長の16年という運営歴と実績がある
- プライバシーマーク取得の運営体制により個人情報がしっかり守られる
【デメリット】
- 登録業者数が厳選の1,300社なので、他サイトよりも選択の幅が少なくなる可能性がある
【こんな人におすすめ!】
- 個人情報の管理がしっかりしているサイトを利用したい
- 大手と地域密着型の会社をバランスよく比較したい
イエウール
イエウールは、サービス開始から一気に利用者が増えている利用者数N0.1の優良サイトです。
【メリット】
- 登録業者数は1,600社以上
- 大手の14社を幅広くカバーしている
- 地域密着型の業者も多数登録されているため地方の売却にも強い
【デメリット】
- 登録業者数が多いため優良業者以外も混ざっている可能性がある
【こんな人におすすめ!】
- 1番人気のあるサイトを利用したい
- 地方での売却を考えている
すまいValue
すまいValueは、不動産会社の最大手6社のみが集結した一括査定サイトです。
ブランド力が強く、宅地建物取引士の資格保有率も96%と圧倒的に高いのも特徴です。
【メリット】
- 大手不動産会社6社が合同で運営しているため安心感がある
- 対応するスタッフがいずれも確かな知識と経験を持っている
- 売却後のアフターフォローが充実している
【デメリット】
- 店舗数が少なく、大都市に偏っているので地域密着型の業者との比較ができない
【こんな人におすすめ!】
- ブランド力を重視したい
- 都市部での売却を考えている
イエイ
イエイは、運営事務局のサポートがしっかりしていて、不動産売却がはじめてという方にも安心のサイトです。
また、賃貸として出すなら家賃はいくらか?などの査定も合わせて行うことができます。
【メリット】
- 提携の不動産会社が1,700社以上
- 売主に代わって不動産会社に断りの連絡を入れてもらうサービスがある
- 10年以上の運営歴がある
- 24時間年中無休で受付可能であり、サポート体制が充実している
【デメリット】
- WEB会社が運営しているため、不動産会社の査定サイトと比べると、スタッフの不動産に関する知識・経験が劣っている
【こんな人におすすめ!】
- 困ったときになにかとサポートをしてもらいたい
- 都市部での売却を考えている
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ただ、そのサイトにしか登録されていない業者もいるので、5サイトをうまく組み合わせて利用し、本当に信頼できるあなたに合ったパートナーを探してください!
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