最高の家を建てるためには間取りが重要!良い間取りを作る5つの条件
最高にかっこいい外観に、最新のキッチン、お風呂にはスチームサウナも完備!
かなりお金はかかったけど、最高の家が完成した!!
と思ってワクワクして入居したものの・・・
いざ入居してみると住みにくくて仕方がない。
ちょっとした不便も、毎日積み重なると大きなストレスになります。
「ワクワクしたのは最初の2ヶ月だけ。今ではできるなら建て直したいとと思っています。」
家を建てて、こんな思いをされている方が実はたくさんいらっしゃいます。
なぜそんなことになってしまうのか?
その原因は、多くの場合「間取り」にあります。
どんなにかっこいい外観でも、どんなにお金をかけていい設備を整えても、間取りが悪ければ良い家とは絶対に呼べません。
良い家を建てるためには間取りがとても重要です。
そんな間取りの失敗をする方が減るよう、この記事では間取りで失敗せず良い家を建てるための方法をお伝えします。
実際に住宅をご提案しているプロとしての立場から見える、失敗するお客様の特徴などもご紹介しますので、家を建てる際の参考にして頂ければと思います。
この記事で間取りで失敗しない方法を知って、最高の家を建てて頂ければ幸いです!
お金をかければ良い家?
まず、あなたの考える良い家とはどのような家でしょうか?
もしかして、お金をかけないと良い家が建てられないと思っていませんか?
反対に、お金をかければ良い家ができると思っていませんか?
残念ながら、かけたお金と家の満足度は決して比例しません。
大切なことは、どのような目的で、どこにお金をかけるかということです。
1000万円代で家を建てても満足して生活されている方もいれば、3000万円、4000万円とお金をかけたにも関わらず、できるなら建て直したいと思っている方もいます。
まず、何のために家を建てるのかを考えてみてください。
新しい家で、「今よりも良い暮らしをするため」ですよね?
そう考えると、家を建てるときに一番に考えなければいけないことは、利便性です。
どんなにかっこよくても、どんなに良い設備が整っていても、不便な家は暮らしにくい、失敗したと感じてしまいます。
反対に、シンプルな外観でも、特別な設備がなくても、便利で使い勝手がよければとても暮らしやすく、満足できます。
そして、家の使い勝手を決めるのは「間取り」です。
便利で使い勝手のいい間取りを考えることが家づくりに失敗しないための絶対条件と言えます。
間取りの失敗トップ5
間取りで失敗したと感じている人は、どこに不便を感じているのでしょう?
間取りの失敗トップ5をご紹介します。
最低限この5つを意識して間取りを考えるだけでも、かなり暮らしやすい間取りにすることができます。
コンセントの位置
生活において、電気は欠かせないものとなっています。
テレビ・パソコン・スマホ・エアコン・ドライヤー・冷蔵庫など、生活に必要な電化製品はあげればキリがないほどたくさんあります。
そしてこれらの電化製品を使用するためには、コンセントが必要です。
間取りを計画する際、テレビやエアコン、冷蔵庫といった大型家電は配置する位置がある程度決まるので、意識してコンセントを設置します。
しかし、そのほかで使用するコンセントの計画を忘れてしまうことがよくあります。
いちいち移動してコンセントを利用したり、家中延長コードだらけになってしまわないよう、生活している状態をできるだけはっきりと思い浮かべ、細かくコンセントの配置を考えてください。
次の3箇所には絶対にコンセントを多めに用意しておくことをオススメします。
- リビングなど家族が長く居る場所
- キッチン周り
- 寝室の枕元
コンセントが適切な位置にあるだけで細かなストレスが解消され、とても暮らしやすい空間になります。
スイッチの位置
コンセント同様、照明のスイッチの位置にも気を使えると、細かなストレスが軽減できるいい間取りになります。
スイッチを計画する際は、生活動線をよく考えて計画してください。
「ドアの後ろにスイッチがあってドアを締めないとスイッチをつけられない」
「玄関ポーチの照明が靴を履いたまま消せない」
よくこのような失敗を聞くことがあります。
部屋の用途や家族の動きを考え、部屋の中につけるのがいいのか外につけるのがいいのか、ドアの右側か左側かなどを考えて配置してください。
部屋の大きさや広さ
私は現在家づくりのご相談を受けておりますが、広い部屋、大きな家を建てたいと言う客様が多くおられます。
しかし、部屋は大きければいいというものではありません。
ご家族構成や生活体系に合わせて、最適な広さにすることが大切です。
ただ、最適な広さというのはそれぞれのご家庭によって違うので、最終的にはあなた自身で考える必要があります。
例えば、ご夫婦で料理をすることがあるならキッチンは広くなくてはいけませんし、寝るときにしか利用しない部屋であれば広い必要はありません。
必要以上に狭いと使い勝手が悪くなり、必要以上に広いと掃除が大変なうえ、その部屋にかけたお金がもったいないです。
リビングやほかの部屋を広くするため、玄関・キッチン・バルコニーなどを削るという計画もよく見かけますが、本当にその大きさでいいのか、あなたの生活をベースに、最適な広さを考えましょう。
収納
収納に関する失敗もよく耳にします。
収納が少なすぎたという失敗はイメージしやすいかと思いますが、反対に収納が多すぎたという失敗も結構あります。
収納を作りすぎると、その前のスペースが使えなくなるため、返ってものが置けなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
そういったことを防ぐために、収納はあえて作らず、収納スペースとして確保しておくのがオススメです。
スペースとすることで、生活の変化に合わせて使い方を変えることができます。
全て収納にしてしまうのではなく、スペースに家具を置くといったイメージももってみてください。
収納を設けるなら、具体的に何をどんな風におきたいのかを事前にある程度決めておき、置きたいものにあった広さや奥行き、高さを考えることが大切です。
窓の配置
窓の配置による失敗には、採光と視線の二つがあります。
まず採光について。
日の入り方は方位によってまったく違うので、大きな窓を配置すれば明るくなるというわけではありません。
方位それぞれの日の入り方は次のようになります。
東・・・比較的低い位置から朝日が入る
西・・・比較的低い位置から夕日が入る
南・・・高い位置から最も多く光が入る
北・・・1日を通してあまり日が入らない
採光では、方位の特徴を考慮して窓を配置をすることが大切です。
次に、視線の問題です。
明るい家にしたいからと、大きな窓をたくさんつけようと考えていませんか?
窓の配置を考えるときには、隣の家の窓の位置や、道路からの見え方などを意識しなければいけません。
例えば、隣の家の大きな窓と自分の家の大きな窓が向き合っていたらどうでしょう?
お互いの家が丸見えになってしまいますよね。
「せっかく大きな窓を設けたのに1日中カーテンを締めている」といった窓配置の失敗は、本当によくあります。
窓の配置は、方位の特徴と周囲の環境を考えて計画をしてください。
その他にも・・・
- 吹き抜けにしたら暖房効率が悪い
- トイレの位置を失敗して音やニオイが気になる
- バルコニーの方向を失敗して洗濯物が乾かない
- 子供部屋を快適にしすぎて子供が部屋から出てこない
間取りに関する失敗は、数えきれないほどあります。
失敗しないためには、ここで紹介したような失敗があるということを覚えておき、対策をすることが大切です。
良い間取りで住みやすい家に!
最高の家を建てるためには、良い間取りであることは絶対条件です。
先ほどご紹介した失敗トップ5を頭に入れておき、最低限その5つに気をつけるだけでも、かなり良い間取りができると思います。
- くつろぐところにコンセントはあるか?
- 窓は適切な位置についているか?
- あなたの家族が生活するには狭すぎ(広すぎ)ないか?
- 収納は足りているか?多すぎないか?
- スイッチの場所は生活動線上にあるか?
実際に生活している姿をイメージしながら、これらのポイントを考えてみてください。
これらのポイントを抑えたら、実際に住宅会社に行き、間取りを作成してみてください。
実際に間取りが出来上がると、よりリアルに生活をイメージすることができますので、そのイメージをもとに、さらに修正を加えて最高の間取りが完成します。
このとき、できれば複数の住宅会社で間取りを作成すると、より理想に近い生活を実現できる間取りができる可能性が高まります。
ただ、あなたに合っていない住宅会社に依頼しても理想の間取りを作ることはできません。
あなたの要望を得意としている会社に依頼することが大切です。
ただ、無数にある会社からあなたの要望に合った会社を探すのはとても大変で、時間がかかってしまいます。
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