イヤ〜な害虫の侵入を予防!簡単にできる5つの対策
暖かくなるにつれて活発に動き、家にやってくるもの…そう、害虫です。
彼らはいつのまにか家の中に侵入していて、ある日バッタリ出会うなんてことも。
- 害虫で不快な思いをしたくない
- お部屋の中では殺虫剤を撒きたくない
- 病気に感染するのを防ぎたい
- 家に害虫が入らないようにしたい
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
害虫はもとから家の中に住んでいる訳ではないので、何らかの方法で家の中に入ってきているはず。
家の中で害虫に出会わないためには、侵入を阻止することが一番ですよね?
今回は、簡単にできる害虫予防をご紹介します。
ちょっと気をつけるだけで虫のいない快適な空間が手に入るので、ぜひ試してみてください!
害虫とは
wikipediaでは、害虫は以下のように定義されています。
人間やペットにとって有害な作用をもたらす虫・・・怖いですね。
一般的に家で出会う害虫と聞いて思い浮かぶのは、ゴキブリ、蚊、ハエなどですが、害虫を部屋で見つけたら、絶対に放置してはいけません!
- 人体に悪い影響が出る
- 衛生面が悪くなる
- 精神的にストレスがかかる
人間にとって悪影響だらけです。
それぞれの害虫の特徴を簡単にご紹介していきます。
ゴキブリ
苦手な方が多いゴキブリ。
見た目が不快なだけでなく、病原菌の媒介や、アレルギーの原因となることもあるので、注意が必要です。
- 集団で生活し、夜行性
- 暖かい、湿気が多い、暗い、狭い場所を好む
- なんでも食べる雑食
- 繁殖力が非常に高い
といった特徴があります。
サルモネラ菌や赤痢菌、小児麻痺ウイルスなどの病原菌を運搬しており、糞や死骸がアレルゲンとなることも。
また、糞で部屋が汚れるといった害もあります。
蚊
蚊は、吸血をするときに吸血対象の体内にかゆみを引き起こす唾液を送り込みます。
蚊アレルギーを持っている場合はそれだけで最悪、死に至ることも・・・。
また、様々な病原菌を保菌しており、唾液と一緒に送り込むことで病気が起こります。
日本では、日本脳炎と、近年ニュースでも第になっていたデング熱が知られています。
ペットの病気としてはフィラリアが有名です。
水のあるところに卵を産む性質があり、幼虫(ボウフラ)は池や下水溝、浄化槽、水田、古タイヤ、墓地の花立、空き缶などに生息しています。
ハエ
ハエは人間が生活している環境に生息しています。
家屋内に侵入し、特に台所、リビング、トイレで多く見られます。
食べ物やゴミ、排泄物など汚いところを選ばず歩き回るため、0-157や大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌など様々な病原菌を媒介します。
また、コバエと呼ばれる小さなハエは病原菌などの媒介はしませんが、繁殖力が強いため大量発生する可能性があります。
まずは、網戸をチェック
最初にも書きましたが、害虫はもとから家の中に住んでいる訳ではないので、何らかの方法で家の中に入ってきているはずです。
被害を受けないために、害虫が侵入できない家づくりを行いましょう。
害虫の侵入の多くの原因が、外に面している網戸にあります。
- 歪んでいて隙間ができている
- 破れてしまっている
- 網目が大きくて虫が通れる
- 汚れが溜まっている
- 網戸を正しく使えていない
網戸には正しい使い方があるのをご存知ですか?
実は以下のアニメのように窓の右側を開けるのが正しい使い方です。
窓の作りの都合上、左側で網戸を使うと隙間ができてしまうため注意してください。
※メーカーによって左側の窓を全開にしていれば隙間ができないものもあります。
一般的な住宅では、網目サイズ「18#(メッシュ)」(1.15mm前後)の網戸を使用しており、ある程度の害虫は侵入を防ぐことができますが、2mm前後のショウジョウバエなど小型の虫は通り抜けられる可能性があります。
歪みや破れが原因で隙間がある場合はもちろん、網目が大き目な場合は他の害虫も簡単に通り抜けて家に侵入してしまいます。
そういった害虫への対策は、網戸の張り替えで対応するのがベストです。
張り替え用の網戸は、ホームセンターや通販で購入可能。
家に侵入してくる虫のサイズと、網目の細かさをチェックして購入・張り替えを行ってください。
通販サイトでは防虫効果を高めた30メッシュの商品も販売されています。
※amazonの商品はカット売りではありません
「隙間や破れはないけれど、網戸の張り替えは大変だわ!」という方には網戸にかけるスプレータイプの虫除けがおすすめです。
定期的にスプレーすることで害虫の侵入を阻止します。
人体やペットへの影響が気になる方向けに、安全な成分でできたスプレーもありました。
また、網戸の溝に汚れや水が溜まっていると害虫を引き寄せる原因となるので、網戸はこまめな掃除をすることも大切です。
すぐにできる!簡単な害虫対策
次に、簡単にできる害虫予防方法をまとめました。
あなたやご家族が不快な思いをする前に、ぜひ試してみてください。
断捨離をする
害虫は基本的に、食べ物を探しに人の家に侵入します。
食べ物となるものは虫によりますが、人間やペットの食べ物や飲み物、髪の毛、布、紙など様々。
つまり、食べ物がなければ害虫は侵入してきません。
余分な食品や、布、紙などは思い切って処分してください。
特に、台所の棚や流し台の下、ゴミ箱の周辺、クローゼットやたんす、物置や屋根裏部屋などの頻繁に物を出し入れしない場所は要注意。
すでに害虫の住処になっている恐れがありますので、気をつけて片付けてくださいね。
断捨離をすることで必要な物・そうでない物がはっきりわかり、掃除もしやすくなります。
害虫予防はもちろん、気持ちもすっきりするのでとてもおすすめです!
掃除をする
断捨離ができたら、次にすべきことは掃除です。
食べ物のカス、皮脂や髪の毛、ホコリ、紙類は床に落ちやすいので、特に気をつけて取り除きます。
床の隅にはホコリがたまりやすいので、できるだけこまめに隅々まで掃除機をかけるようにしてください。
もしも掃除中に害虫の死骸や糞などが見つかったら周辺に卵を生んでいる可能性があるため、虫除けになるミントの天然精油(ハッカ油)やレモンの果汁を薄めた溶液をスプレーしておくのがおすすめです。
※ただし。動物の種類によってはミントやレモンが健康に影響することがあります。
ペットを飼っている方はミントやレモンがペットに影響がないか調べ、影響がない場合のみ実施するようにしてください。
ハッカ油は比較的安価で手に入れることが可能です。
侵入ルートを塞ぐ
通気口や換気口、壁と床の隙間なども侵入ルートになります。
エアコンや換気扇が作動していないときは室外機や通気口から害虫が自由に出入りできてしまうので、空気の流れを妨げないよう、ストッキングや排水溝ネットなどをかぶせて、入れないように工夫しましょう。
壁と床の隙間にはテープやパテなどを使って塞いでおけば、部屋に侵入してきません。
LED照明に変える
虫には紫外線のある方へ集まる性質があります。
蛍光灯は紫外線を発生させ、その紫外線が蛍光管の内側に塗られている蛍光塗料に当たることで発光する仕組みです。
そのため、窓や玄関など外に近い場所で蛍光灯を使用していると虫を引き寄せている可能性があります。
紫外線を発していないLED照明に変えることで、虫を引き寄せにくくなります。LED照明は寿命が長いのが最大のメリットです。
電球変更の手間やコスト削減、環境保護といったメリットもあるので、まだ蛍光灯を使用されている方はこの機会に変更を検討してみてはいかがでしょうか。LED照明に付け替えるまでは、夜はできるだけ光が漏れないようにきっちりとカーテンを閉めるように心がけてくださいね。
繁殖を防止する
そもそも、虫が家の近くに集まらない環境づくりをすることが大切です。
ベランダや庭などの家の周りに水が溜まっていると蚊やコバエが発生するうえ、ゴキブリが水分補給できる環境となってしまいます。
長時間水が溜まってしまわないように努めてください。
使っていないプランターをひっくり返したり、片付けたりすると良いと思います。
また、ゴミを置きっ放しにしないことも大切。
ゴキブリやハエの餌になり繁殖を助長することになりかねませんので、ゴミ袋は放置せずきちんと処分するようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
家の中で害虫に出会わないためには、侵入を阻止することが一番です!
- 網戸の隙間をなくし侵入を防ぐ
- 断捨離、掃除を行い部屋を清潔に保つ
- 通気口や換気口などの侵入ルートを塞ぐ
- LED照明に変える
- 繁殖しづらい環境をつくる
以上の方法をご紹介させていただきました。
今回は紹介しませんでしたが、ダニも人間に悪影響を及ぼす害虫です。
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