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工務店とハウスメーカーどっちがいいの?6つの視点から比較してみた

新築マイホームを考えた時、全ての人が必ずぶつかる壁があります。

それは、会社選びです。

家づくりに失敗しないためには、会社(業者)選択を間違わないことが絶対条件です。

これは、あなたもよく理解していることだと思います。

しかし、総務省の統計によると住宅会社は12万社もあると言われており、どの会社を選べばいいのかわからないですよね・・・

 

あなたに最適な住宅会社を見つけるためには、いくつかのポイントがあります。

そのうちの一つが、【ハウスメーカーor工務店】という選択です。

 

ハウスメーカー vs 工務店

住宅会社選びにおける永遠のテーマとも言えますが、そもそもハウスメーカーと工務店って何が違うのでしょうか?

恥ずかしながら、建築業界にいる私も正直よくわかっていませんでした。

違いがわからないことには、選ぶことができません。

そこで、この記事ではハウスメーカーと工務店の違いを6つの視点から比較してみました。

 

新築一戸建ては大きな買い物です。

この記事を参考にあなたが最適な住宅会社を選ぶためのお手伝いができれば幸いです。

 

ハウスメーカーとは

ハウスメーカーとは、世間一般にも広く使われる言葉ですが、ハウスメーカーという言葉に正式な定義はありません。

従来は【積水ハウス・セキスイハイム(積水化学工業)・大和ハウス・パナホーム・ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)・ミサワホーム・住友林業・三井ホーム】の大手住宅メーカー8社を指す言葉として使われてきました。

最近では大手8社の他にも、一条工務店やタマホームなどの新興住宅メーカーもハウスメーカーと呼ばれることもあり、日本全国で広く展開する住宅会社に対して使われる呼び名として使われています。

 

【関連記事】

おすすめハウスメーカーランキング2018!今人気の会社はここだ!

 

工務店とは

こちらもハウスメーカーという言葉と同様に明確な定義はありません。

主に戸建住宅を請け負う建築専門の建設業者の中で、地場産業として根付いている業者を伝統的に工務店と呼んでいる場合が多いです。

工務店は、個人やメーカーなどから戸建住宅を請け負い、鳶(とび)・大工・左官・板金・電気・水道などの職人の手配や管理、その他工事全体の監督をします。

同じ工務店でも、業務体系に違いがあり、その体系によってタイプわけがされています。

『全国優良工務店100選』(全国優良住宅協議会監修、日本建築出版社、2011年)では工務店のタイプわけを行っている。これによると従来型の棟梁型店、社内に建築士を抱えデザインで他社との差別化を図っている店、外部の建築家の設計による施工だけを行う店、ハウスメーカーの下請けや、特定工法のフランチャイズ業務が中心の店、特定の建材・設備などを使った住宅を商品化・シリーズ化して販売型の店、自社土地購入で建売住宅や売建住宅販売を展開する店などがみられるという。Wikipedia

 

ハウスメーカーと工務店の違い

では、結局ハウスメーカーと工務店は何が違うのか。

どちらも定義付けがされていないので、境界線はあいまいになってしまいますが、一般的な認識として大きく以下の2点が違います。

 

事業展開規模

  • 全国的に展開している会社→ハウスメーカー
  • 地場産業として主に地元に特化して業務を行っている会社→工務店

このように呼ばれることが多いようです。

しかし、一条工務店をはじめとし、○○工務店という名前で全国展開している会社も最近は出てきていますので、事業展開規模での線引きはこれからどんどん難しくなっていきます。

 

業務体系

【ハウスメーカー】

全国規模で展開するために、家づくりを規格化し、商品として家を売っています。

プラモデルのように、『家』という商品を、マニュアルに従って組み立てていると考えてもらえるとわかりやすいかと思います。

 

【工務店】

ある程度の決まりはあるものの、間取りや外観などをお客様と決めて行く形態をとっていることが多いです。

 

ハウスメーカーは『家を売る』、工務店は『家をつくる』というとイメージしやすいと思います。

 

ハウスメーカーと工務店を6つの視点から比較

ここまでハウスメーカーと工務店の違いについて説明してきましたが、ここからはさらに具体的にハウスメーカーと工務店を比較していきたいと思います。

私なりのプロの見解も加えつつ、【価格・技術力・品質・工期・自由度・ローン】の6つの視点からそれぞれを比較してみました。

 

ROUND1.【価格】

まずは、最も悩まれる方の多い価格から。

ハウスメーカーも工務店も価格に幅があるので簡単には比べられませんが、平均的に見ると工務店が安いです。

 

ハウスメーカーの出発点は、『家を規格化して手間を省き、大量に注文して材料費を安くし、住宅のコストダウンを図ろう』というところなので、工事にかかかる費用だけを見ると、圧倒的にハウスメーカーの方が安いです。

しかし、最終的に工務店が安くなるのは、ハウスメーカーと呼ばれる大手住宅会社は、広告宣伝費に多額の費用を投入しており、その費用が建築費に上乗せされているからです。

例えば、建物本体価格3000万円の家を建てるとします。

ハウスメーカーと工務店、それぞれで価格の内訳を見てみましょう。

 

【ハウスメーカー】

  • 工事原価(材料費、職人手間費、経費) 1500万円
  • 会社の利益 1000万円
  • 広告宣伝費 500万円

 

【工務店】

  • 工事原価(材料費、職人手間費、経費) 2200~2400万円
  • 会社利益 500~700万円
  • 広告宣伝費 100万円

 

おおまかにいうとこんな感じです。

ハウスメーカーで建てる場合、一般的に利益と広告宣伝費が価格の50%程度含まれていると言われています。

 

ちなみに、ハウスメーカーや工務店の費用を比較する際、よく「坪単価」を参考にする人を見かけますが、実は坪単価は参考にならないのをご存知でしょうか?

坪単価で会社を比較すると家づくりに失敗してしまう可能性が高いので注意が必要です。

【参考記事】

坪単価で新築注文住宅の費用を判断してはいけない4つの理由

 

ROUND2.【技術力】

ハウスメーカーの場合、受注まではハウスメーカーの営業が行い、契約後の施工に関してはそのエリアの施工会社に丸投げする方法をとっています。

ハウスメーカーとして技術力を評価するというよりは、下請けの工務店の技術力の評価になってしまうため、そもそもハウスメーカーの技術力を測ることはできません。

同様に、一口に工務店と言っても、技術力もピンからキリまであるのが正直なところです。

ハウスメーカー(下請けは○○工務店) vs ○○工務店

ということであれば比べることができるのですが、ハウスメーカーと工務店という大きなくくりでは判断が大変難しいです。

嵯峨根
地域ビジネスは口コミが命で、悪い噂はすぐに流れるため、長く営業を続けられている工務店は、お客様満足度が高いと判断することができます。満足度が高い工務店は、技術力も高いことが多いです!ハウスメーカーで建てる場合、契約前に「施工はどの会社がしますか?」と施工会社を確認してみてください。 

 

ROUND3. 品質

ハウスメーカーの中には、自社オリジナル製品を出していることがあります。

例えば積水ハウスであれば、オリジナルの窓、建具(室内ドアなど)、ネジや細かな部品まで、オリジナルです。

積水の名前を背負った商品ですから、積水のブランドを背負うにふさわしい品質であることは間違いないです。

 

工務店の場合、品質に注意が必要な場合があります。

特にローコストを売りにしている工務店には注意してください。

ローコスト住宅の中には、品質を下げることでローコストを実現している会社もあり、そういった会社の場合は品質がかなり悪いことがあります。

【関連記事】

ローコスト住宅に失敗して後悔しないための6つのポイント

 

しかし、ハウスメーカーの多くはお客様と打ち合わせをしていない下請け会社が施工をします。

工務店の場合、自社で接客をして自社で施工をするケースが多いので、お客様の声や想いは現場に届きやすく、お客様目線で言えば品質の高い家と言えるかもしれません。

もちろん一概には言えませんが、平均的に見るという意味では、部材の品質に関してはハウスメーカーに軍配が、家の施工という観点から見た品質では工務店に軍配が上がります。

 

ROUND4.【工期】

一部の例外を除いて圧倒的にハウスメーカーが早いです。

ハウスメーカーの場合、自社工場である程度できあがったものを現場に運び、それらを組み立てれば家ができあがります。

工場で組み立てられるのは大きな強みで、規模の小さい工務店にはできません。

現場で加工する工程がいらないため、工期はどんどん短縮されています。

【参考記事】

注文住宅で家を建てる流れと入居までの期間は?【新築家づくり入門】

 

ROUND5.【自由度】

確実に工務店の方が自由度は高いです。

ハウスメーカーの家は全国どこでも施工できるように規格化された商品であり、お客様の要望を細かに取り入れられる仕組みになっていません。

反対に、工務店は規格化されていないことが多く、お客様の要望を聞きながら進めていきますので、工務店の方が要望が通りやすいケースは多いと言えます。

 

ROUND6.【住宅ローンの通りやすさ】

地場で長く続いている工務店であれば、長く付き合っている銀行があり、銀行の信用もある程度あるはずです。

逆に、ハウスメーカーは担当もよく変わりますし、施工業者も変わるなど、人が入れ替わってしまうシステムになっているので、なかなか信用を得るのが難しいと思います。

地方の銀行のローンの通りやすさでいえば、工務店が強いでしょう。

 

しかし、最近では都市銀行うや地方銀行、ネット銀行など、住宅ローン借入先を選べるようになってきました。

思いのほか住宅ローンが通しやすい時代になってきているため、それほど意識しなくても問題ありません。

【参考記事】

私の年収だと住宅ローンはいくら借りられる?

住宅ローンの審査基準を知ろう!通らない原因を知って対策を

家を建てるとき住宅ローンの相談は銀行や住宅会社にしても意味がない!?

 

結局どっちがいいかわからない・・・

ここまでの比較を見て、それぞれにいいところと苦手なところがあります。

さらに、最近ではハウスメーカーと工務店の線引きは曖昧になってきていて、ハウスメーカーの強みを持つ工務店や、工務店の強みを持つハウスメーカーも出てきました。

そのため、結局どちらを選べばいいのかわからないという方も多いと思います。

 

結局どちらがいいのかわからないという方は、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか?

住宅情報サイト最大手の「SUUMO」が提供する、ハウスメーカー・工務店選びの講座があり、大変おすすめです。

この講座では、建築会社選びのポイントを講座形式で教わることができ、そのうえ個別であなたの悩みを相談することもできます。

 

完全無料で講座を受けられ、営業をされることもないので、利用するデメリットは一つもありません。

全国に80以上ある店舗か、お忙しい方は自宅で講座を受けることができるのも嬉しい点です。

あなたがもし、最適な建築会社と出会いたいとお考えなら、是非一度利用してみてください。

 

 

まとめ

 

ハウスメーカーも工務店も、どちらにも良いところがあり、苦手なところもあります。

それぞれのメリットとデメリットを比較し、あなたの要望を叶えられる方を選んでください。

 

例えば、ブランドに価値を感じる方はハウスメーカーがいいと思います。

反対に、ブランドにはまったく興味が無く、安くて良い家を建てたいと思うのであれば工務店です。

 

家づくりにおいて、会社選びはとても大切です。

会社選びを間違えると、どんなにあなたに知識があっても、どんなにあなたがしっかりと計画を立てても、家づくりは失敗してしまうでしょう。

この記事を参考にメリットとデメリットをしっかりと把握し、あなたに合った会社を見つけて頂ければ幸いです。

 

最後に、会社選びに失敗して新築一戸建ての購入に大失敗したひろしと、大成功した先輩の話をご紹介します。

いい会社に出会うための方法がわかりますので、次はこちらの記事をお読みください。

 

【悲報】新築一戸建てのマイホーム購入に失敗。死ぬほど後悔した話

 

 

ライター紹介 ライター一覧

嵯峨根 和正

嵯峨根 和正

おうちの悩み.com 編集長
株式会社ライフプラスハウス 代表取締役社長
株式会社ドレメ 取締役

「新築を通じてお客様と共にワクワクする未来を創造し、住まいを必要とする全ての人に貢献する」というミッションのもと、今よりも豊かな生活を手に入れる家づくりをご提案させて頂いております。

私の建てる家に興味がある、または私に家づくりの相談をしたい方は、下記のリンクよりライフプラスハウスのHPへ飛ぶことができますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせには100%お返事致しますので、お気軽にご連絡下さい。


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コメント

  1. 大坪佳奈 より:

    こんにちは。ネットをみて投稿しました。分譲地購入で、大手メーカー希望です。しかし工務店を利用すれば、土地を安くしてくれると言われて、メーカーか工務店か悩んでいます。

    1. 大坪 佳奈 様

      コメントありがとうございます。

      特定の工務店で土地が安くなるというのは、気をつけたほうがいいかもしれません。
      建築条件つきの土地もそうなのですが、集客用に相場より安く土地を売りに出し、裏の見えない部分で下げた分の金額を調整していることがあります。

      ですので、土地単体の値段ではなく、最終的な見積もりで比較するのがベストです。

      幸い建築条件がついている土地ではないようですので、希望のメーカーと当該の工務店を両輪で進めるのがベストです。
      できるなら、2社ではなく、何社も比較するのがオススメです。

  2. さーちゃん より:

    土地780万田舎なので、と、建物代3920万です。
    みんなに高い高いと言われます。
    払っていけない!などと、、大手メーカーなので、地震などに強いです。どうでしょうか?工務店で頼んだ方がいいなでしょうか?
    太陽光発電はつけたほうがいいのですか?

    1. さーちゃん様

      ご質問ありがとうございます。

      建物単体で3920万円というのは、
      平均よりは高い家だと言えます。

      払っていけるかどうかは、
      さーちゃん様の収入やご家庭の状況など、
      様々な要因が関係するため、
      私では判断することができません。

      「ハウスメーカーなので地震に強い」というのも、
      工務店でも地震に強い家を設計しているところはございますし、
      メーカーだからという指標ではなく、
      耐震等級を目安にするといいです。

      耐震等級は1〜3まであり、
      数字が大きくなるほど強くなります。

      太陽光発電に関しては、
      地域や土地の形状、
      周辺状況にもよるため判断が難しいですね・・・

      ただ、
      買取価格が大きく下がってきていることや、
      現時点では補助金が出るかわからないこと、
      ネガティブな要因は多いように感じています。

      10年以上かけて元を取るイメージになりますので、
      初期費用に余裕があるならつけても問題ないですが、
      無理をしてつけるくらいならつけなくてもいいと思います。

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