プロが教えるリビングインテリア!4つのポイントを抑えておしゃれな空間に
食後にテレビを見ながらくつろいだり、家族だんらんをしたり、コミュニケーションをとるためにリビングはとても大切な役割を持っています。
時には来客もあったりして、もっとも利用頻度が高く、一番過ごす時間が長い部屋でもありますよね。
そんな家の中心ともいえるリビング。
誰もがおしゃれな空間にしたいと思いますよね?
ちょっとしたポイントを抑えるだけで、快適でくつろげる空間にすることができます。
家族構成やライフスタイルに応じて、リビングをおしゃれで快適にしたい!
そんなお悩みを解決するため、この記事ではリビングインテリアをおしゃれで快適にコーディネートするポイントを、インテリアコーディネーターがご紹介します。
おしゃれで快適なリビングを作るポイント
おしゃれで快適なリビングを作るには、4つのポイントを意識してください。
- リビングインテリアのイメージ
- カラーコーディネート
- レイアウト
- ディスプレイ
それぞれについて、詳しく説明します。
リビングインテリアのイメージ
心地よい部屋を作るには、まずは好きなインテリアのイメージをつくることから始めます。
自分の好きなイメージや、家族の好きなイメージをすり合わせてカタチにしていきますが、インテリアのイメージを言葉にして共有するのは難しいと思います。
そこで、雑誌やインターネットなどから写真を集めてみるのが有効です。
好きな写真を集めるうちに、だんだん好きなインテリアのイメージが固まります。
この記事でおおまかなイメージを決められるよう、代表的な3つのスタイルをご紹介します。
ナチュラル
木や土などの自然素材を取り入れた、リラックス感のある人気の高いスタイルです。
観葉植物を飾ったり、無垢の床材を使用して素材の質感を大切にします。
モダン
直線的なデザインの家具を利用し、カラーは無彩色、クールな印象のスタイルです。
有名な建築家の手がけた家具などは存在感があり、セレブに人気です。
ジャパニーズ
私たちに馴染みの深い、和風のインテリアです。
畳の上での「床座スタイル」はくつろぎ感があります。
日本人には根強い人気のスタイルで、リビングの一角に和室を設置したおうちも多く見かけます。
以上、代表的な3つのリビングインテリアのイメージを紹介しました。
一言にナチュラルと言ってもフェミニンナチュラル、シンプルナチュラルなどがあったり、他にもカントリーやトラディショナルなど、数えきれない程のスタイルがあります。
組み合わせて独自のスタイルを編み出しても楽しいですね!
ここでご紹介した3つのイメージは、自分がどのようなスタイルが好きなのか、おおまかなイメージ決定の参考程度にしてください。
カラーコーディネート
カラーコーディネートの基本に、ベースカラー、アソートカラー(メインカラー)、アクセントカラーと言われる3つの配色があります。
色の配分は、それぞれ70%、25%、5%にするのがコツです。
床や壁、天井といった大きな面積をしめる色がベースカラー、カーテンや家具などの中程度面積をしめる色がアソートカラー、挿し色程度がアクセントカラーになります。
リビングを広く見せようと思えば、ベースカラーは白やベージュにすると空間がのびやかに広く感じます。
反対に黒やブラウンにすることで高級感のある空間を演出できます。
多くの人が使う部屋ですから、奇抜な色より落ち着いてくつろげるカラーにするケースが多いです。
インテリアのカラーコーディネートについて、さらに詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
プロが教えるインテリアカラーの3つのポイントと参考にしたい4つのテイスト
レイアウト
リビングを家族全員がくつろげる空間にするためには、人数分の居場所作りが必要です。
人数分のソファを置くスペースがなくても、お気に入りの椅子を組み合わせるなどの工夫次第で快適な空間にすることができます。
視界に入るものによって、空間の広がりや居心地の良さまで変わってきますので、家族構成や過ごし方によってレイアウトを変えてください。
たとえば、ソファの向きを変えるだけでも部屋の中の見せたいものをコントロールできます。
レイアウトを考える際は色や配置だけでなく、向きまで意識できると上級者のインテリアコーディネートと言えるでしょう。
参考に、主なレイアウトの例を紹介します。
視線オープン型
ソファをキッチンに向けたレイアウトです。
キッチンとリビングの距離が縮まり、視線と会話が行き交います。
キッチンから子供の遊ぶ姿が見え、家族の食事の時間がバラバラでも食卓とソファでの会話ができます。
ただし、ソファからキッチンの雑然とした様子が見えてしまうデメリットもあります。
視線セパレート型
キッチンを背にソファを配置したレイアウトです。
ダイニングとリビングの空間が、それぞれ独立しています。
ソファに座るとキッチンが見えないので、落ち着いた空間となります。
来客の多い家や、視線を屋外などに向けたいときに有効なレイアウトです。
折衷型
視線オープン型と視線セパレート型の中間(いいとこどり)の型です。
ソファが壁面に背を向けているので、視線はダイニングにも窓側にも向きます。
ダイニングから外やベランダに出るのにスムーズです。
ディスプレイ
空間を生かしたディスプレイは、暮らしを豊かに彩るスパイスとなります。
好きな物をただ並べるだけでなく、質感・色・形のバランスをとることで、人目をひくような素敵な演出になります。
ディスプレイには、何かあなたなりのルールに従って配置することが大切です。
例えば、プロが撮る写真のディスプレイは、全体が三角形になるように意識されています。
対照的に配置する、連続性を持たせるなど、規則性を持たせたりしてディスプレイを楽しみましょう!
きっとあなたならではのおしゃれで心地よい空間が生まれるはずです♪
まとめ
いかがでしたか?
リビングを快適な空間にするためのポイントをいくつかご紹介しました。
- 好きなインテリアイメージを明確にする
- 広く見せるには白を基調としたコーディネートをする
- ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの配分を70%、25%、5%にする
- ソファの配置で視線をコントロールして用途に合わせた空間作りをする
- オリジナルのディスプレイを楽しむ
インテリアコーディネートは奥が深いですが、いくつかのポイントを押さえるだけでおしゃれで快適な空間が出来上がります。
この記事を参考におうちの中心となるリビングのコーディネートを、是非あなたも楽しんでください。
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