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自然素材の注文住宅とは?メリット・デメリットと家づくりのポイントまで解説!

理想の注文住宅を建てるなら、長い間居心地良く過ごせるような素敵な家を建てたいですよね。

コロナをきっかけに働き方の選択肢も増え、在宅ワークにシフトした人も多く、住宅に価値を置く人も多くなったのではないでしょうか。

そこで、今回は自然素材をつかった住まいをご紹介します。

自然素材の家は、以下のような人にぴったりです。

  • 素朴でシンプルな家づくりをしたい人
  • 家族が健やかに過ごせる安全なマイホームを建てたい人

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

自然素材とはどんなもの?

自然素材とはどんなものなのか、実はそこまで知らない人も多いはず。

自然素材とは、一般的には化学物質を含まない原料からつくられた天然素材のことを指します。

具体的には、無垢材、珪藻土、漆喰などの素材が代表的ですが、他にもたくさんの素材があります。

また、明確な定義はありませんが、その自然素材を使用し、化学物質を含んだ素材を避けて建てた家を『自然素材の家』と呼んでいます

 

注目されている理由

自然素材を使った家は、人工的に生み出された建材を使用しないため、健康面で安全といわれています。

最近は、食べ物や運動など、健康を重要視する人も多いため、アレルギーを持っている人や、健康住宅に興味のある方を中心に人気を集めています。

また、自然素材は焼却の際に有害な物質を出しません。

もし家を建て替えで壊すことになった際も、燃やした後は自然に還すことが可能ですので、『環境に優しい住宅』としても注目されていますよ。

 

注文住宅でよく使われる自然素材の種類

さきほど、自然素材の中でもメジャーな3種類を挙げましたが、どんな特徴があるのかは素材によって異なります。

それぞれ素材の個性を理解して建築する必要がありますので、一緒に見ていきましょう!

無垢材(ムクザイ)

無垢材とは、自然の木から切り出してそのまま使用している木材です。

体に良い自然素材を好む人が多くなったため、自然素材の床材といえば『無垢材フローリング』が挙げられるくらい、近年では人気を集める床材となりました。

色・形・節や木目の模様などが多彩で、木によって、製材の仕方によって、様々な表情を見せてくれます。

オンリーワンの素材であり、年月が経つほど、愛着が湧いてくる空間となるでしょう。

また、自然素材だからこそ感じることができる温かみのある優しい質感、安心感をもたらしてくれる木材の心地よい香り、熱伝導率の低さから外気の影響を受けにくく、過ごしやすい室内にしてくれるなども特徴です。

ちなみに、最近では複合フローリングという、複数の合板を張り合わせた下地材の表面に、天然材やシートを張り合わせた、無垢のテクスチャーを感じられる床材も一般的になっています。

どちらを選んでも、自然の温かみを感じられる優しい空間が演出されること間違いなしです。

 

珪藻土(ケイソウド)

まず珪藻(ケイソウ)とは、珪藻頁岩 (ケイソウケツガン) と呼ばれる海中の珪藻 (プランクトン) のことをさします。

珪藻土とは、プランクトンの殻が化石となり、それが積み重なることでできる土のことです。

主に、壁や天井の塗料に使われます。

珪藻土の性質は、なんといっても湿度調整の効果や消臭効果に優れているところでしょう。

湿気を吸収・放出することで、室内の臭いを吸収し、脱臭&消臭してくれる嬉しい効果が。

また、最近ではバスマットやコースターなどにも使用されているため、ますます身近な存在になりました。

質感はザラッとしていて、光が当たるとうっすら影が浮かび上がるため、味わいのある壁を演出できます。

 

漆喰(シックイ)

漆喰とは、珊瑚礁に由来する石灰に、水や粘土などを練り合わせてできた自然素材のこと。

耐火性・耐久性に優れていること、経年劣化があまりないことから、住宅の壁や天井などに塗る素材として採用される場合が多いです。

例えば、日本のお城の壁や蔵は白い壁が多いと思いますが、この素材がまさに漆喰。

また、私たちが馴染みのあるものだと、グラウンドの白線などにも使用されていますよ。

質感はツルッとした手触りで、奥行きのある白色が特徴的ですが、光が当たるとさらにその色合いが引き立ちます。

 

自然素材の家のメリット・デメリット

住まいに自然素材を使用することで、得られる恩恵はたくさんあります。

しかし、もちろんデメリットもありますので、自身が建てる家に自然素材がマッチしているかどうか一緒に見ていきましょう。

 

自然素材のメリット

まずは、自然素材のメリットから解説していきます。住宅に自然素材を検討している人は、参考にしてみてくださいね。

 

素材そのものを楽しめる

自然素材は、もともと自然界にあるものをそのまま使用するため、素材そのもののテクスチャーや色味を加工せずに用いることが多いです。

そのため、手触りや色合いも素材により様々。

また、自然素材は経年変化も楽しみの一つです。

長い年月が経つほど素材に味が出てきて、ますます愛着が湧いてくるでしょう。

例えば木材の場合、メンテナンスをしながら大切にしていくと、だんだんと色が濃くなり、趣のある雰囲気が味わえます。

素材自体に色のバラツキがあるものも多いので、多少の傷や汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイントですね。

 

身体にやさしい

自然素材を使用した家のメリットとして外せないのが、『健康に配慮した暮らし』ができることです。

家を建てる際、住宅の塗料、接着剤、合板フローリング、合成ゴムなどを使用しますが、これらに化学物質が含まれていることが多いです。

もちろん、必要があって使用してはいるのですが、この接着剤や防腐剤などに含まれる化学物質が原因でシックハウス症候群を引き起こし問題となりました。

シックハウス症候群とは 

近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
出典:厚生労働省

例えば、集成材は、水分による反りが少ないなどの利点がある反面、接着剤や防腐剤にホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれていることがあり、健康被害が危惧されています。

一方で自然素材の家は、建材に化学物質が含まれていない天然の素材を用います。

シックハウス症候群などのリスクを減らし、身体にやさしい家づくりを実現できる上、素材が持つ調湿効果などが期待できることから、化学物質過敏症の方も快適な生活が送りやすいといわれています。

今でこそ、そのような問題は少なくなっていますが、一生に一度のマイホーム。

可能な限り化学物質が少ない安全な家の方が、家族も快適に過ごせるでしょう。

 

調湿効果で快適な暮らしができる

自然素材には、素材によって蓄熱性、調湿性、消臭性など、さまざまな機能性を兼ね備えているのが魅力の一つです。

例えば、珪藻土や無垢材、炭などは調湿効果があり、水分を吸い込んだり吐き出したりすることで、室内の温度・湿度を一定に保ってくれる効果があります。

理由は、素材に多く含まれる『細孔』というとても細い穴。

細孔は、湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥している時はそれを放出してくれます。

その結果、冷暖房の効率がよくなる上、加湿器や除湿機もあまり使用せずとも、快適な暮らしが期待できます。

マイホームの素材には非常に適しているといえるでしょう。

 

耐久性が高い

自然素材の住宅は「自然のものだから劣化しやすそう」と耐久性に不安を感じる方もいるかもしれません。

しかし、その逆で、多くの自然素材は耐久性が高く、適切なお手入れをすることで長く使えるのが大きなメリットです。

例えば、柱や梁など住宅を支える部分や、壁・床に無垢材を使用することで『耐久性の高い家』を作ることが可能。

というのも、無垢材は自然の木を加工せずに使う木材ですので、耐久性は鉄やコンクリートと同レベルだからです。

その上、無垢材の床は通常の集成材の床よりも剥がれにくく、表面に傷がついてもヤスリ掛けできれいになるので、補修しながら長く使うことができますよ。

 

自然素材のデメリット

自然素材にはメリットがたくさんあることは理解できましたでしょうか。

続いて、デメリットについても解説していきます。

価格が高い

自然素材は、自然界にあるものが中心ですので、量に限りがあるものばかりです。

その上、使用できるまで育つのに、長時間必要な素材もあったり、素材を扱う職人さんの技術レベルも相応のものが必要であったりするため、手間がかかることは避けられません。

当然ですがその分、建築費用も割高になる可能性も大きいです。

ただ、メリットでお伝えしたように自然素材は長く使えるため、最終的には割安になることも十分あります。

自然素材の家は初期費用が少し高くなることを把握し、予算を多めに考えておきましょう

 

自然ならではの傷や割れが生じる

自然素材はそのモノの本来の特徴を活かしたメリットが沢山ありますが、反対にそれがデメリットとなることもあります。

例えば、無垢材などで使用される『木』です。

自然のままの木を切って使用するため、木そのものが本来持っている繊維の向きなどにより、曲がったり縮んだりします

床材だと、時期によっては、すき間ができてしまったり、せり上がったりすることもありますし、乾燥すると、人間の肌のようにザラザラした手触りになってしまうことも。

要所要所でメンテナンスが必要になりますので、注意してくださいね。

 

色や模様のバリエーションが少ない

自然素材は、人工的な着色等をほとんどせず、ありのままの素材を活かすため、色や模様のバリエーションは少なくなってしまいます

当然ですが、細かいデザインや希望を自分で決めることもできません。

空間に強弱をつけたい場合は、違う素材を組み合わせたり、どうしても鮮やかな色味を取り入れたい場合には『新建材』を取り入れたりする必要があるでしょう。

新建材とは・・・新素材や新製法を用いて生み出された人工建材のこと。 具体的には、ビニールやプラスチック製などの材料が広く普及しています。

 

自然素材の家と従来の家との違い

自然素材の家についてのメリット・デメリットはわかっても、従来の家と比べたら実際に何がどう変わるのか、まだしっくり来ていない人も多いかもしれませんね。

そこで、続いては従来の家と比較して、どのような違いがあるのかを解説します。

 

住みごこち

自然素材の家は、土を使った壁や木の床など、自然のままの素材をふんだんに使用している家のため、従来の家に比べて、住み心地が違うと感じる人が多いです。

メリットでも解説しましたが、素材が持つ機能性の一つとして、部屋の温度・湿度を調節し、においの吸収やカビにも効果があります。

家で洗濯物を干した際に発生する、生乾きの臭いや、料理をした後の臭いも残りにくいため、暮らしのストレスが少し減ることで「違い」を感じる人も多いかもしれませんね。

 

メンテナンス

自然素材の家は、メンテナンスに苦労しそうというイメージがあるかもしれませんが、実はそこまで大変ではありません。

従来の家と同様、自然素材の家にも適切なメンテナンス方法がありますので、特別構える必要はありません。

また、従来の家は長年住んでいるとリフォームが必要ですが、自然素材の家は丈夫で長持ちであることが特徴的。

日々のメンテナンスは欠かせませんが、大規模なメンテナンスはあまり必要ないことも魅力の一つです。

 

コスト

自然素材の家は、従来の家に比べて費用が高くなる傾向があります。

デメリットでも記載しましたが、自然素材は有限で加工の工程も手間がかかっているため、割高になることは致し方ないこと。

しかし、メンテナンス面でも述べましたが、ほとんどリフォームを必要としない場合もあります。

初期費用は従来の住宅と比較して割高になるものの、維持費は自然素材の家の方がかからずに済むため、トータルで考えるとあまり差はないこともあります。

自然素材には人工的な建築材には無い価値があることに加え、維持費も考慮すれば、長い目で見て検討する価値は十分にあるでしょう。

 

注意!自然素材でよくある失敗例とその対策

メリット、デメリットが分かっていたとしても、実際に住んでみたら出てくる悩みは多くありますよね。

そこで自然素材の家にありがちな失敗例から、その対策までをお伝えします。

 

壁のキズや汚れが目立つ場合

匂いを吸収することや耐火性が高いというメリットがある『珪藻土』や、壁の素材によく使用される『漆喰』はメリットがある一方で、シミやひび割れがしやすいというデメリットの面もあります。

電球のスイッチや、ドアノブ付近など、人が触れる機会が多い場所は、細かいキズや汚れでも目立ってしまいます。

対策の一つとして『腰壁パネル』を設置する方法があります。

人の目に触れる機会が頻繁にある場所に、漆喰や珪藻土を使用する際は、腰壁パネル仕上げにするとキズや汚れを予防することが可能。

腰壁パネルはデザインも豊富なので、建物の色味や家具、キッチンの雰囲気に合わせて取り付けることもできますよ!

 

床のキズや汚れが目立つ場合

床に使用される代表的な素材は、無垢材です。

木といえど種類は豊富にあり、種類によっては表面の硬さが異なってくるため、なるべくキズがつきにくいものを選ぶのが良いでしょう。

具体的には、杉、ヒノキなどの柔らかい木材は避けて、メイプルや欅のような比較的硬めの木がおすすめです。

建てた後だと、改修するためにはコストも時間もかかってしまうため、最初の段階でよく検討することが大切ですね。

 

自然素材を使用した家の施工事例や自然素材が得意な工務店のご紹介

ここでは、実際に自然素材を取り入れた事例や、自然素材の建築が得意なハウスメーカー・工務店を紹介します。

家を建てる際のヒントにしてみてくださいね!

 

施工事例1(無垢材を取り入れたフローリング)

自然素材の家を建てる上で、メジャーであるのが、無垢材のフローリングです。

部屋の中である程度の割合を占める床を木材にすることで、全体的に柔らかい印象のお部屋となるだけでなく、素足で歩いたときの心地よさも味わえます。

 

施工事例2(畳)

い草を編み込んだ畳も立派な自然素材です。

最近はめっきり和室を作る家は減ってしまいましたが、デザイン次第ではとてもおしゃれで洗礼された空間を演出することが可能。

また、家事・育児の家族のためのお部屋から、お客様を迎える応接室まで、畳部屋は多目的に使用可能なので重宝します。

 

自然素材が得意な大手ハウスメーカー・工務店

自然素材が得意な大手ハウスメーカー・工務店をいくつかご紹介します。

こちらで紹介できるのはほんの僅かですが、ぜひ参考にしてみてくださいね!

大手ハウスメーカー

  • 住友林業(人にも環境にも優しい、木の魅力あふれるわが家をご提案)
  • クレバリーホーム(美しさも、健やかさも。ひとクラス上を、日常に)
  • 積水ハウス(新しいクオリティが実現する、自分スタイルの豊かな暮らし)

工務店

  • 高砂建設(高砂建設は知っている。“ほっと”癒される健康的な空間を)
  • REGARD(無垢材のぬくもりや自然素材の心地よさを感じる、アトリエ建築家による巧みな空間設計)
  • One’s Life ホーム(無垢の木や珪藻土、自然塗料やタイルなどにこだわった建築家との家づくり)

 

まとめ

今回は、自然素材の住宅について、メリット・デメリットから失敗例まで紹介しました。

新築で家を建てるなら、費用面なども気になりますが、自然素材だからこそ味わえる魅力もたくさん知っていただけたと思います。

今後数十年という長い間、マイホームはずっと一緒にあり続ける存在のため、ぜひご家族にあった家づくりの参考になれれば嬉しいです。

 

 

 

くれぐれも、マイホーム作りは慎重に…

 

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ライター紹介 ライター一覧

佃井 心春

佃井 心春

普段は社内SEとして、都内勤務しているOLです。
マイホームの購入一生モノです。
読者様の悩みが解決できるよう、分かりやすく説明していきます。

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