1. TOP
  2. 新築
  3. 新築で人気のキッチンは?後悔しないサイズの選び方やおしゃれに造るコツ

新築で人気のキッチンは?後悔しないサイズの選び方やおしゃれに造るコツ

注文住宅を建てるときに、主婦や料理をする人にとって重要なポイントのひとつである『キッチン選び』。

せっかくなら、おしゃれで使いやすいキッチンにしたいと思いませんか?

この記事では、新築住宅で人気のキッチン、最適なサイズの選び方など、キッチンづくりに役立つ情報をインテリアコーディネーターがお伝えしていきます。

新築住宅のキッチン選びに悩んでいる方も、キッチンリフォームをお考えの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

新築におすすめ!人気のキッチン5種

毎日料理をつくる人にとって、キッチンは大切な場所。

しかし、キッチンといってもさまざまな種類があるので「どんなキッチンにすればいいのか分からない…」と悩んでしまいますよね。

まずは、新築住宅で人気のキッチン5種類をご紹介します。

あなたの好みや、調理スタイルに合ったものを選んでみてくださいね。

 

システムキッチン

『システムキッチン』という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

システムキッチンとは、シンク、コンロ、グリル、収納スペース、食器洗い乾燥機など、調理に必要な設備が一体化されているキッチンのことを指します。

キッチンメーカー各社が販売するシステムキッチンは、調理から洗い物までキッチンでの動きをスムーズにする工夫がされており、機能性の高さは抜群です。

また、ワークトップにつなぎ目がないため、日々の掃除がしやすいというメリットもあります。

新築住宅で圧倒的な人気を誇るシステムキッチン。

このような機能性の高さや動線への工夫、日々のメンテナンスのしやすさというメリットは、選ばれる理由も納得できるものです。

実際にキッチンを選ぶときは、ほとんどの方がシステムキッチンを採用していますよ。

 

対面キッチン

最近は、シンクやコンロをリビングに向けてレイアウトする『対面キッチン』が主流になってきています。

キッチンで作業をしているときでも家族やゲストとの会話が楽しめたり、カウンターを設置しホームバーにすることで家族の憩いの場になったりすることも。

またカウンターをつけることで、料理の配膳や後片付けがラクになるパターンもあります。

作った料理をカウンターに置き、それを別の人が配膳・後片付けをすることで、家族と協力することができ、コミュニケーションも取りやすくなります。

このような付加価値は、対面型キッチンの人気を後押ししている理由のひとつです。

対面式キッチンは、家族とのコミュニケーションを大切にしたいご家庭におすすめのタイプと言えるでしょう。

 

アイランドキッチン

(出典:LIXIL  システムキッチンリシェルSI

「アイランドキッチン」は、その名の通り、キッチンの四方が壁と接しておらず、”島”のようになっているのが特徴です。

開放的でおしゃれな雰囲気なので、ドラマや映画のセットで見かけることも多いのではないでしょうか。

アイランドキッチンは壁と面していないため、そのまわりをクルクル回ることができます。

そうすることで、配膳や片付けといったキッチンでの動線がスムーズになり、大人数で調理をするときやホームパーティーをするときにも便利です。

住宅展示場やモデルハウスなどで採用されていることも多く、動線の確保のしやすさだけではなく、開放感のある高いデザイン性からも根強い人気を誇っています。

 

壁付けキッチン

「壁付けキッチン」は、壁側にシンクやコンロを配置するキッチンです。

メリットは、料理のにおいがリビングに広がりにくく、油はねの掃除がラクになるというところ。

また、キッチンのすぐ後ろにダイニングテーブルを置くレイアウトにすれば、配膳の動線も簡単に確保できますよ。

対面型キッチンよりも省スペースになるので、マンションや狭小住宅など、間取り制限がある場合でもおすすめできるタイプです。

 

コの字型キッチン

「コの字型キッチン」は、U型キッチンとも呼ばれ、3方向をシンク・コンロ・作業カウンターで囲まれたキッチンのことです。

  • 広々とした調理台で作業できる
  • キッチン家電を置けるスペースが多い
  • キッチン収納がたっぷりとれる

など、比較的メリットの多いキッチンといえます。

シンク・コンロの位置を自由に決められるので、調理スタイルに合わせてさまざまなレイアウトができるのも魅力的なポイントですね。

調理に特化したコの字型キッチンは、料理の専門家にも好まれているスタイルなので、料理が好きな人には特におすすめです。

 

 

後悔しない!新築キッチンの適切なサイズの選び方

キッチンは、コンパクトなタイプから広々とした大きなものまで、さまざまなサイズがあります。

サイズ選びを間違えてしまうと、使いにくいと感じてしまったり、その不便さにストレスを感じてしまう可能性も。

家を建てたあとに後悔しないためにも、身長、ライフスタイル、家族構成に合った適切なサイズを選ぶことが大切です。

そこで、ここからはキッチンのサイズ選びで失敗しないためのポイントをお伝えしていきます。

 

間口は165㎝以上

キッチンの間口(横幅)は、165cm~300cm程度が一般的です。

注文住宅においては、250cm前後の間口を採用するケースが多くなっています。

普段の調理でどのくらいのスペースが必要となるのか、現在のキッチンサイズをチェックしてみてください。

とくに、

  • シンクの幅
  • まな板を置くスペース
  • 洗いカゴの場所

など、それぞれのご家庭で必要な大きさが異なるスペースもあるので、適したサイズを選ぶことが大切です。

しかし、間口が広すぎると動線が長くなり、かえって不便になってしまうこともあるので、間口の広さには注意するようにしましょう。

このような影響は、スペースを広げるたびに幅や大きさを都度確認するようにすると失敗を防げますよ。

 

ワークトップは身長に合わせる

ワークトップの高さは、主にキッチンを使う人の身長に合わせて選ぶのが基本です。

最適なワークトップの高さは、以下の計算式で求めることができます。

【身長÷2+5cm】

【早見表】

身長 高さ
150cm 80cm
160cm 85cm
170cm 90cm

わずかな違いではありますが、料理や洗い物は毎日行うものなので、高さが合っていないと肩や腰に負担がかかってしまいます。

キッチンメーカーのショールームで高さを決める機会があれば、いつも使っているスリッパを持っていき、試してみるのもよいでしょう。

 

奥行きはキッチンの種類で決める

キッチンの標準的な奥行きは65cmです。

しかし、アイランドキッチンのように両側から使えるタイプの場合は、奥行き80cm~100cmと、標準的な奥行きよりも15㎝以上広くなります。

このようなパターンもあるため、奥行きはキッチンの種類によって決めるようにしましょう。

身長が低く、奥まで手が届きにくいという方は、奥行き60cm以下のサイズを選ぶのがおすすめです。

 

通路は80㎝以上を確保する

キッチンの最適な通路幅は80cm程度。

動線が不便になってしまうので、この通路は広すぎても狭すぎてもよくありません。

通路幅は80㎝程度を想定しながら、普段のキッチン内での動線を想定したうえで間取りを検討しましょう。

なお、キッチンを2人以上で使うご家庭の場合、スムーズにすれ違いができるように通路幅を120cmほどにするのがおすすめです。

 

ワークトライアングルを意識する

キッチンでの作業は、基本的にコンロ・シンク・冷蔵庫の3ヶ所の行き来となりますよね。

この3点を結んだ線は、「ワークトライアングル」と呼ばれています。

ワークトライアングル(キッチントライアングル)

理想的なキッチン動線は、この形が正三角形に近く、尚且つ三辺の合計が、360cm~600cmになるものがもっとも使いやすい範囲と言われています。

調理中の動線がスムーズになるように、ワークトライアングルの形や辺の長さを意識してレイアウトを検討するようにしましょう。

 

 

新築キッチンをおしゃれに造るコツ

せっかく注文住宅を建てるなら、お客様からも一目置かれるようなおしゃれさのある洗練されたキッチンにしたいですよね。

最後の項目では、新築住宅でおしゃれなキッチンを造るコツをお伝えしていきます。

 

空間をトータルコーディネート

おしゃれなキッチンにするコツは、キッチン単体で色や素材を決めるのではなく、リビングダイニング空間も含めたトータルコーディネートを意識すること。

たとえば、

  • 扉・ワークトップの色や質感
  • フローリングの色
  • 壁紙

など、LDK全体のインテリアテーマに沿ってコーディネートすることで、キッチンだけが浮いてしまうことがなくなり、洗練されたおしゃれな空間になります。

 

採光や照明にこだわる

キッチンスペースは、採光や照明にこだわることで、一気におしゃれな空間になります。

  • 小窓や高窓をもうけて自然光を取り込む
  • ダウンライトを埋め込み、スタイリッシュな雰囲気にする
  • 間接照明で高級感を演出する

一昔前にスタンダードだった、”白い蛍光灯のみのキッチン”は、薄暗く寒々しい印象を与えてしまいます。

自然光と照明器具をうまく使うことで、明るく開放的なキッチンを目指しましょう。

 

背面収納やパントリーのような収納を作る

おしゃれなキッチンの条件として、余計なものがなくいつもスッキリと片付いていることが挙げられます。

キッチンをきれいに保つためにもっとも重要なポイントは、なんといっても収納力の高さ。

それを実現させるために、調理器具や小物がたっぷり入るような、背面収納やパントリーを作るのがおすすめです。

キッチンと同色のカップボードを選べば、統一感が出てさらにおしゃれになりますよ。

 

アクセントにタイル床を使う

キッチンが無難な雰囲気になってしまいそうなときは、床をタイル素材にすることで、ラグジュアリーな雰囲気を演出することができます。

もともと水回り向きの素材であるタイルは、油汚れに強く耐水性も高い優れもの。

キッチンの床として、とてもおすすめの素材なのです。

ダークカラー、大理石調、テラコッタ調など、さまざまな色・柄があるので、取り入れるだけで雰囲気をがらりと変えてくれます。

インテリアのアクセントとして使い、おしゃれなキッチン空間をつくりましょう。

 

キッチンカウンターを設置する

対面キッチンのご紹介した項目でも少し触れた、『キッチンカウンター』を設置して、ホームバーをつくるのもおすすめです。

カウンターをダイニングテーブル代わりに使えば、配膳や片付けもグッと楽になります。

カウンター上部に、同じデザインのペンダントライトを複数吊るしたり、スポットライトでカウンターを照らしたりすると、おしゃれ度がさらにアップしますよ。

 

ワークトップの素材にこだわる

キッチンのワークトップにはさまざまな素材があります。

ワークトップの種類によって、キッチンの雰囲気はガラッと変わります。

スタイリッシュな雰囲気にするならステンレスキッチン、高級感のあるキッチンにするなら大理石のワークトップなど、目指す雰囲気に合ったものを選んでみましょう。

機能面においても、それぞれメリット・デメリットがあるので、キッチンメーカーのショールームでしっかりと確認し、使いやすいものやこだわりに合うものを選んでみてくださいね。

 

オプションを上手に活用する

キッチンメーカーが販売しているシステムキッチンには、たくさんのオプションが用意されています。

  • 掃除の手間がいらない「レンジフード」
  • 調味料の汚れがつきにくい「セラミックワークトップ」
  • 汚れた手でハンドルを触れなくてすむ「タッチレス水栓」

など、きれいなキッチンを保つための機能が盛りだくさん。

このようなオプションを上手に利用することで、機能的でスタイリッシュなキッチンにすることができます。

 

 

まとめ

キッチンは、使わない日の方が少なく、生活の中心となるような大事な場所です。

キッチンを使いやすくおしゃれにするためには、キッチンの種類や作業動線、リビングダイニングとのコーディネートを考えてプランを練ることが大切です。

また、収納スペースも上手に活用することで、常にスッキリとしたきれいなキッチンにすることができます。

便利でおしゃれなキッチンで、毎日が少しでもハッピーになるお手伝いができれば幸いです。

 

 

\ SNSでシェアしよう! /

おうちの悩み.comの注目記事を受け取ろう

新築で人気のキッチンは?後悔しないサイズの選び方やおしゃれに造るコツ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

おうちの悩み.comの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

喜多田 弓子

喜多田 弓子

元クロス職人のインテリアコーディネーター。
趣味は掃除と整理整頓♪ストレス解消は食べて寝る♪

素敵なインテリアは心のオアシスです。
内装の専門知識と経験を生かして、日々の暮らしに彩りを添えるような、わくわくする空間づくりの記事をお届けします!



→ライフプラスハウスのHPはコチラ

→ライフプラスハウスのTwitterはコチラ

→おうちの悩み.comのTwitterはコチラ

→代表 嵯峨根のTwitterはコチラ

→代表 嵯峨根のInstagramはコチラ

→代表 嵯峨根のInstagramはコチラ

こちらの記事も一緒に読まれています

  • 旗竿地とは?メリット&デメリットや購入前の注意点、建設ポイントを解説

  • 高気密・高断熱住宅ってどんな家?メリットデメリットや建てる時のポイント

  • 地下室のある家のメリットデメリットは?費用相場と活用方法を解説

  • 坪単価で新築注文住宅の費用を比較してはいけない4つの理由

  • キッチン計画は【レイアウト・トライアングル・プランニング】が大切

  • 新築住宅の標準装備という落とし穴!充実した装備は住宅会社の罠?