ARUHIの住宅ローンの特徴!メリット・デメリット、審査基準・融資条件とは?
ARUHI(アルヒ)は住宅ローンを専門で取り扱う金融機関(モーゲージバンク)です。
ARUHIは日本初のモーゲージバンクとして2001年に営業を開始している業界最大手の企業です。
住宅ローンの借り入れを検討している方はARUHIという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
- 取り扱い住宅ローンはどんなもの?
- メリット・デメリットはどんなことがある?
- スーパーフラットの融資条件は?
- 審査基準は普通の銀行とは違う?
- できるだけ金利が低い住宅ローンがいい
「名前を聞いたことがあるけど詳しくはわからない・・・」そんな方にもわかりやすく解説していきます。
ぜひ、住宅ローンの候補をひとつ増やす気持ちで読んでみてください。
住宅ローンの特徴
ARUHIの住宅ローンには以下3つの特徴があります。
フラット35がお得
ARUHI(アルヒ)はさまざまなタイプの住宅ローンを取り扱っていますが、メインで取り扱っているフラット35の実行件数は8年連続で1位を獲得しており、かなり人気であることがわかります。
多くの金融機関が扱うフラット35ですが、ARUHI(アルヒ)は業界最低水準の金利で提供していることがひとつの特徴です.
繰り上げ返済手数料が無料
ARUHI(アルヒ)の住宅ローンは1万円から繰り上げ返済が可能です。
回数制限もなく手数料も無料なので、細かく返していきたいという方にお勧めです。
返済口座は全国1,000以上の金融機関から選択可能
すでに開設している口座、よく利用する口座などを返済口座に設定することができます。
融資はARUHI(アルヒ)が行いますが、引き落としの口座は自由に選べます。
住宅ローンのメリット
次に、ARUHI住宅ローンのメリットを説明していきます。
圧倒的な低金利
ARUHI(アルヒ)はモーゲージバンクならではの低金利で住宅ローンを提供しています。
なかでもフラット35やスーパーフラットなどの商品は、イオン銀行やソニー銀行など人気がある金融機関の住宅ローンと比べてもトップクラスの低金利となっています。
充実したサポート
ARUHI(アルヒ)は全国に店舗を持っていて、店舗相談が無料で行えます。
また来店が難しいという方でも、自宅からビデオチャットで手軽に相談したり、インターネットで審査手続きなどができるので安心です。
審査が早い
ARUHI(アルヒ)は審査がとにかく早く、急いでいる方でも安心して申し込みができます。
特にフラット35の審査は時間がかかるイメージがありますが、ARUHI(アルヒ)の場合、事前審査は最短当日、本審査は最短3営業日とかなり早いことがわかります。
住宅ローンのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
デメリットも把握しておきましょう。
融資事務手数料が高い
ARUHI(アルヒ)は実店舗のないネット銀行などと比べて、事務手数料が高いのがデメリットです。
事務手数料が安い金融機関よりも総返済額が大きくなる可能性があります。
実は、「ARUHIダイレクト」Web割引が2017年より開始されておりインターネットから申し込みをすることで事務手数料が半額になるという特典があります。
事務手数料が高いというデメリットを解消できるので、ARUHI(アルヒ)での借り入れを検討している方は是非利用してみてください。
変動金利タイプの住宅ローンは金利が割高
ARUHI(アルヒ)はメインで取り扱うフラット35は低金利でサービスも充実していますが、変動金利タイプの住宅ローンは他の金融機関と比べて金利が割高となっています。
年収100万円から借り入れできるなどのメリットもありますが、変動金利タイプはいまいち魅力に欠けてしまいます。
ARUHI(アルヒ)スーパーフラットの融資条件
ARUHI(アルヒ)のフラット35の住宅ローンには、通常のフラット35の特徴を引き継ぎつつ、住宅購入価格に対して用意できる頭金の割合でさらに低金利で利用できる商品あります。
それがスーパーフラットです。
必要な頭金 | 返済負担率 | |
ARUHI スーパーフラット8 |
建設費または購入価格の20%を超える金額 | 年収400万円未満は30%以下、 年収400万円以上は35%以下 |
ARUHI スーパーフラット9 |
建設費または購入価格の10%を超え20%未満の金額 | 年収の20%以下 |
住宅購入価格に対して20%以上の頭金を用意できる場合、従来のフラット35より金利が0.1%低い「ARUHI スーパーフラット8」を、用意できる頭金が10%の場合は従来のフラット35より金利が0.05%低い「ARUHI スーパーフラット9」を利用することができます。
また「ARUHI スーパーフラット8」と「ARUHI スーパーフラット9」で返済比率の基準も異なります。
住宅購入価格が2,000万円だとすると、20%の400万円の頭金が用意できれば「ARUHI スーパーフラット8」、10%の200万円の頭金が用意できれば「ARUHI スーパーフラット9」の利用が可能です。
新規借り入れ以外に、借り換えに対応した「ARUHI スーパーフラット借換」という商品も用意されています。
「ARUHI スーパーフラット借換」も従来のフラット35より金利が0.05%低く、借り換えを検討中の方にお勧めです。返済比率の基準は「ARUHI スーパーフラット8」と同じで、年収400万円未満の場合は30%以下、年収400万円以上の場合は35%以下となっています。
そのほかの融資条件については従来のARUHI(アルヒ)フラット35とほぼ同じとなっています。
ARUHI(アルヒ)スーパーフラットの審査
融資条件さえ満たしていれば、審査の内容はARUHI(アルヒ)フラット35とほぼ変わりません。
ARUHI(アルヒ)スーパーフラットに限らずフラット35は建物の審査が厳しいと言われているため、まずは申し込み前に購入予定の住宅が対象住宅であるかきちんと確認しておく必要があります。
【対象住宅】
- 住宅金融支援機構の定める技術基準に適合していることを証明する「適合証明書」の取得ができる住宅
- 住宅建設費(土地取得費を含む)または住宅購入価額が1億円以下(税込)の住宅
- 床面積が、下記以上の住宅
一戸建て、連続建て、重ね建て住宅 70平方メートル以上 共同住宅(マンションなど) 30平方メートル以上 - 店舗や事務所と併用した住宅の場合、住宅部分の床面積が全体の1/2以上である住宅
ARUHI(アルヒ)の審査基準
ARUHI(アルヒ)の住宅ローンは審査が早いのが特徴ですが、他の金融機関と比べ特別審査が甘いということはないようです。
フラット35の場合は、最終的に金融機関ではなく住宅金融支援機構が審査するため、どの金融機関に申し込んでも結果は同じであると言えます。
一方で年齢や年収などの利用基準は他の金融機関と比べて厳しくなく、誰でも申し込みしやすい内容となっています。
利用基準は以下の通りです。
- 年齢
申し込み時の年齢が70歳未満で、最終返済時の年齢が80歳未満の方(親子リレー返済を利用する場合、70歳以上の方も申し込み可能) - 国籍
日本国籍または永住許可を有する方 - 年収
前年度税込年収に占めるすべての借り入れの年間返済額の割合が下記の範囲内である方
税込年収400万円未満の方→30%以内
税込年収400万円以上の方→35%以内
利用基準を満たした上で、信用情報などに問題がなければ審査に通る可能性があります。
ちなみに、フラット35の場合、建物に対する審査基準が高いとされています。
フラット35のホームページに住宅の技術基準が記載されているので、フラット35で借り入れを検討している場合はチェックすることをお勧めします。
まとめ
ARUHI(アルヒ)の住宅ローンにおける一番の特徴はやはりフラット35の金利が業界最低水準ということですね!
他にも、以下のような特徴があります。
- フラット35の金融機関最大手で実行件数No. 1
- 繰り上げ返済手数料が無料
- 返済口座は全国1,000以上の金融機関から選択が可能
- 一定の頭金があればさらに低い金利のサービスがある(スーパーフラット)
ARUHI(アルヒ)の住宅ローンのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 圧倒的な低金利
- 充実したサポート
- 審査が早い
デメリット
- 融資事務手数料が高い
- 変動金利タイプの住宅ローンは金利が割高
金利が0.05%〜0.1%低いだけで、総支払額は数十万円も安くなる可能性があります。
低金利だからといって審査が特別厳しいということもなく、団信の加入は任意になっており、個人事業主・契約、派遣社員の方も申し込みが可能です。
次の記事では、ARUHI(アルヒ)を実際に使用された方の口コミを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
フラット35で圧倒的人気!ARUHI(アルヒ)の審査基準や口コミ・評判を調査