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不倫恋愛からの【結婚】幸せになれる?私の場合

私は31歳で結婚し、第一子を出産しました。

夫とは3年間の不倫の末の結婚。

夫の離婚が成立した1ヶ月後に妊娠がわかり、いわゆる“できちゃった婚”でした。

 

「え?不倫?最低。」と思われるでしょうか?

それとも「不倫の末に結婚?!不倫にもハッピーエンドがあるんだ!」と思われるでしょうか?

 

今回は、後者「ハッピーエンドもあるんだ!」と希望を持ってしまった現在不倫恋愛をしているアナタに向けて、

「本当に悪いことは言わないから、不倫はやめておいた方がいいよ!」という事を少しでもお伝えできればと思っています。

 

私が“不倫恋愛”にレッドカードを出すワケ

言うまでもなく、不倫はいけない事です。

 

しかし、かつて私もそうでしたが、実際に不倫恋愛をしている人からすると

「好きになった相手がたまたま既婚者だった!」

「別に彼の家庭を壊そうなんて思っていない。ちょっと遊んでいるだけ」

と、罪悪感や危機感は特にありません

 

そんな軽い気持ちで始めた不倫ですが、気づいた時にはとんでもない代償を支払わなくてはならない事があります。

 

法律では裁かれないけど、立派なルール違反!

そもそも不倫とはどういうことなのでしょう?

 

道徳に外れること。特に、男女関係で人の道に背くこと。また、その様コトバンク-不倫とは

 

道徳に外れる。人の道に背く。字面を見ていると救いようの無い凶悪犯です。

「ちょっと遊んでいるだけ」なんて、とんでもない!

アナタは今、不倫という人の道を外れた大罪を犯してしまっているのです。

 

確かに不倫を裁く法律は存在しません。

しかし、不倫が相手のパートナーにバレてしまうと、アナタにも慰謝料の請求がきます

たまたま恋した既婚者と、ちょっと遊ぶだけで相当な金額を支払うことにもなりかねません。

 

「ハマらなければ大丈夫!」そう簡単ではありません

不倫恋愛をしている人の中で「相手が既婚者だと知らなかった」という人は少ないはず。

既婚者だとわかって付き合っており、どこかで「この恋に未来はないってわかってるし・・・ハマらなければ大丈夫」と、線引きをしているつもりです。

本当に大丈夫ですか?

 

気がつけば、軽い気持ちで始めたスマホゲームに課金してしまっていたり。

気がつけば、特に興味もなかったアイドルのグッズを必死に集めていたり。

人の気持ちに絶対はありません

その道は確実に沼へと続いていますので、とりあえず引き返してください。

 

不倫は【切ない恋物語】なんかじゃない!

不倫ドラマを観ていて、

「結ばれるべき運命の人と出会えたのに、結ばれることが許されない・・・。」

まさに大人の純愛!と、言いたげな印象を受けるのは私だけでしょうか?

切ないですよね。まるで、ロミオとジュリエットみたいですよね。

 

バカ野郎!です。

不倫は大人の純愛などではありません。

言うなれば、人様の大切な物を掻っ攫いに行く盗賊と、欲望の赴くまま行動する野生動物の話です。

そのまま突き進んでいくと、きっと知性の発達した猿に地球を支配されて・・・。

なんて事はないかもしれませんが、とにかくロマンスのかけらもありません。

 

盗賊と野生動物が、ロミオとジュリエット気取りなんて、図々しいにもほどがありますよね?

 

言われてみれば、そんな気もしてくる?不倫恋愛にハマる理由

不倫恋愛をしている人は、周りから厳しい目で見られる事もわかっていますし、自分自身でも「不倫!ダメ!絶対!」と理解しているはずです。

では、ダメだとわかっているのに、なぜ不倫恋愛にハマってしまうのでしょうか?

私なりの分析結果ですが、きっとアナタにも似たような所があるのではないでしょうか?

 

秘密の恋はなんだかんだ楽しい

昔から“内緒の話”“ここだけの秘密”が大好きでした。

内緒には他人に知られてはいけない!というスリル、秘密には共有するもの同士の硬い絆を感じてしまいます。

 

そして、内緒や秘密を持っている特別感

 

まるでミッションインポッシブルのトム・クルーズのように、スパイにでもなったような気分になります。

まぁ実際には、指令を再生したサングラスが爆発する事も、天井から宙づりにされる事もありませんが。

 

この恋の秘密を守らなくてはいけない!という思いが、いつしかこの恋は大切にしなくてはいけない!この恋は特別なもの!壮大な勘違いに繋がってしまうのです。

 

“人が持っているもの”って、とっても魅力的

「隣の芝生は青い」とはよく言ったものです。

 

小学生の時、友人の持っているキャラクター物のペンケースや可愛らしい消しゴムがとにかく羨ましくて、度々親におねだりを繰り返していました。

しかし、いざ自分のものになってしまうと「こんなものか」と数日で飽きてしまい、また別の物が眩しく見えてくるのです。

 

「既婚男性が魅力的!」と感じてしまうのは、小学生の頃に感じたこの気持ちに似ています

人のものだから眩しく見える、とっても魅力的に見える、すごく欲しくなる。

 

では実際に手に入れたらどうなるのか?

恋愛期間は感じませんが、いざ結婚してみると当然のように「こんなものか」ってなります。

 

「あれ?ただのおじさん?・・・あれ?」と

 

不倫恋愛をしている時の燃えるような気持ちは、運命の相手だからと言う訳ではなく、ただ単に「隣の芝生が必要以上に青く見える」現象だと言う事をお忘れなく。

 

「奥さんに勝っている!」という優越感

“ナンバー1にならなくてもいい、もともと特別なオンリー1”

と、かの名曲は教えてくれました。

しかし、不倫恋愛ではオンリー1に慣れないので、ナンバー1を目指します。

 

不倫相手の既婚者男性は言うでしょう「君が一番大切だよ。一番愛しているよ。」

と。

 

誰だって、好きな人の中では常に自分が一番でありたいです。

「そう、彼の中では私が1位!奥さんを抑えてのナンバー1!勝ってる!」と優越感すら感じてしまいます。

この優越感こそ、不倫恋愛の醍醐味!

 

では、いつまでナンバー1でいられるのでしょうか?

ナンバー1でいる以上、いずれは順位が入れ替わってしまうと言う心配をし続けなければなりません。

その勝負心をもっと別な事に向ける方が、明るい未来が待っていますよ。

 

秘密を守っている自分が“大女優”に思える不思議

内緒や秘密を守っている特別感が、不倫の恋を特別なものだと勘違いさせていると言う話をしました。

 

そして、重大な秘密を握っているにも関わらず、平然と、そしてスマートに日常生活を送る自分

例え、職場で彼に会ったとしても、恋人同士と言う雰囲気を漂わせない、そう気分は大女優です。

 

非日常を見事に演じきっている自分に酔ってしまいますが、その先に待っているのは主演女優賞でも、レッドカーペットでもありません。

慰謝料の請求、もしくは当然のように訪れる悲しい別れです。

 

誰も幸せにならない不倫恋愛の物語。

早めにその舞台を降りる事をオススメします。

 

不倫からの結婚のリアルな問題

ここまで散々「不倫はダメだ!」と説いていながらも、私は不倫恋愛の末に結婚をしました。

しかし、結婚してしまったからこそ思うのです。「やっぱりダメだ!」と。

では、何がダメなのか?どんな問題が発生するのか?いや、したのか?

を、ご紹介していきましょう。

 

意外?受け入れてもらえない夫の両親

私は初婚、夫は2回目の結婚です。

元々、夫は前の奥さんと別居していましたので、夫のご両親としても“離婚”までは覚悟ができていたと思います。

 

しかし、離婚した1ヶ月後に再婚すると言うのです。しかも、子供ができたと。

誰だって戸惑います。

 

まさか自分の息子が不倫をしてたなんて!!

これが受け入れがたい事実だったようです。

 

全てに置いてタイミングが悪かったのも事実ですが、不倫恋愛をしていると十分に起こりえる事態だと私は思っています。

 

“2回目の結婚式”という事

まず、結婚式をするかしないかでかなり険悪な雰囲気になりましたが、初婚の私の両親としては、娘のウエディングドレス姿が見たかったようですし、私も憧れがあったので結婚式をすることに。

 

当然のことながら、乗り気ではない夫。

2回目の結婚式、呼べる友人もいません

当時、夫の両親とも「どうしても受け入れられない・・・」と揉め事の最中だったので、結婚式には参列せず。

 

私の両親と、私の友人のみ。

それなりに楽しい式ではありましたが、イメージしていた結婚式よりも、はるかに小さい規模の結婚式となりました。

 

人生に一度、盛大にお姫様気分を味わえる自分の結婚式。

手放しで幸せな時間を味わうためにも、後ろめたさが残る不倫結婚はオススメしません

 

生活費から支払われる養育費

これは、子どもがいる人との再婚に限ってのことですが、養育費の支払いは思っている以上の打撃を受けます。

もちろん、最低限のとるべき責任であることは理解できていますが、お金の問題が発生する度に「あのお金があれば・・・」と考えてしまいます。

 

結婚生活において、金銭の余裕は心の余裕に繋がります。

つまり、お金が無いと心の余裕もどんどん無くなっていってしまいます

 

夫婦ですから、どんな状況でも助け合って生きて行くのは当然のことなのですが、やはり、生活費として使えるはずだったお金が養育費に回るのかと思うと、ついつい、ため息が漏れてしまいます。

 

しかし、本当に“大切な物”が見える

「不倫の末に結婚しちゃうとロクな事がねぇーなぁ!」

私は「本当それな!」と勢いよく頷いてしまいます。

私の場合は諸々のタイミングも最悪だった事もあり、正直、辛い事の方が多いです。

 

しかし、こんな状況だからこそ、自分の事のように私の結婚を喜んでくれる友人たちを本当に誇りに思ったり、わりとあっさり状況を受け入れてくれた両親の偉大さを知ったりと、自分が本当に大切にしなくてはならない物を発見できたのも確かです。

でも、私は思います。

この状況じゃなくても気づけるんじゃない?と。

 

不倫恋愛、そしてその末の結婚は、正直辛い事が多いですし、手放しで“幸せ!”という訳にもいかない事が多いです。

ハマらないから大丈夫?彼に離婚して欲しいなんて思ってない?

今はそう思っていても、長く付き合っているうちに考え方が変わってしまう可能性もあります

“結婚”という人生の一大イベント。せっかくですから、アナタもみんなの幸せでいっぱいにしたいですよね?

普通の恋愛に比べ、不倫恋愛で幸せになれる可能性は低いです。

現在、不倫の恋をしているアナタ。

悪いことは言いません。幸せになれる道はそこではありませんよ。

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田中ミカン

家事と育児とロックンロール。お喋り大好き単細胞生物で、世の中を斜めから見ようとする癖あり。座右の銘は『なるようになる。なるようにしかならん。』

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