英語ができる子供に育てる!家庭で効果的に学ぶための6つの心得【小学生版】
2020年度から、英語が小学3年生からの必修化、小学5年生からの教科化が完全実施されます。
そのこともあり、「うちの子は英語の授業についていけるかしら…。」と心配されている親御さんもいらっしゃるのでは?
子供の将来を考えても、英語は身につけておいて欲しいですよね。
しかし、実際に学校の勉強だけで英語が身についた人はどれほどいるでしょうか?
私たち親が抱える疑問は、「どうやったら英語ができるようになるのか。」ということ。
そこで、この記事では、小学生の子供が“家庭で効果的に英語を学ぶための6つの心得”についてご紹介します。
まずは英語を好きになる環境作り
家庭で英語に触れる機会をたくさん作リましょう。
英語に触れるといっても、いきなり難易度の高い英語に触れても、わけがわからなくてイヤになってしまうかもしれません。
小学生は楽しければ勉強しますが、つまらなければ勉強をしません。
これは英語も同じで、まずは英語に興味を持たせることが重要になります。
英語を学ばなければいけないものでなく、興味の対象として好奇心がわき楽しいものと思えるようサポートしてあげましょう。
子供が英語に興味を持つには、子供が興味を持てる英語教材を使うのが一番です。
もし、お子さんが歌が好きならば、英語の歌を流して親子で一緒に歌うのも良いですし、子供向けの英語アニメを流してみたり、ディズニー映画が好きならば、ストーリーを覚えているものを英語吹き替え版で観てみるのもオススメです。
図鑑を読むのが好きな子ならば、日本語と英語の両方が載っている図鑑を買ってみてはいかがですか?
ゲームが好きな子であるば、ゲーム感覚でできる英語アプリをダウンロードして、やらせてみるのも良いでしょう。
子どもは、好きなものに対してはとてつもない好奇心や集中力、探究心を発揮するものです。
興味ある素材に巡り会えれば、子どもは引きこまれて、自分からどんどん覚えていくでしょう。
親も一緒に学びを楽しむ
子供に学んで欲しいことは、親も一緒に学ぶことが大切です。
親が子供に与える影響はとてつもなく大きいもの。
まずは親が楽しんで英語を学ぶ姿勢を子供に見せて、学びを共有することが、子供の英語習得の近道です。
また、どんなに楽しい教材を使っても子供はすぐに飽きてしまうもの。
それを防止するには、親子で一緒に英語を勉強するのが一番です。
子供のモチベーションも高まり、教えあうことで親子のコミュニケーションも増えますよ。
日常会話の中に英語を取り入れる
英語はコミュニケーションツールです。
小学生になると外国語としての英語が意識できるようになります。
英語を会話のツールとして使えるように、覚えた言葉を積極的にアウトプット(体験や学習し得た知識を、成果や次の結果につなげる)できる環境を作ってあげましょう。
英語を習得するためには、英会話の経験をどんどん積むのが王道です。
相手の言うことを聞きとり、英語のまま考えて発話するという能力は、日常の会話によって培われていくからです。
日常会話を英語でするといっても難しく考えずに、まずは子供が使いたい言葉をに使わせてあげるくらいでOK。
小学生の頃は、ちょっとマイナスイメージの言葉が大好きですよね。
否定的な言葉ほど覚えたがるのですが、それも一つの英語の勉強になります。
例えば嫌いな食べ物が出たときなどは、“I do not like it!”という言葉を使うことがあります。
話したい言葉を使うことで、子供も英語に興味を持ってくれます。
「今から10分間は英語しか使えないことね。」というようにルールを決めて、親子で英会話をする時間をもうけてみるのも、ゲーム感覚で楽しめます。
日常のシチュエーションから、英語を無理なく学習させていきましょう。
生の英語を聴かせる
個人差はありますが、英語環境にいるだけで、ある程度英語がしゃべれるようになる子が多いことは確かです。
小学生の子供であれば、耳で英語を覚えることができます。
一般的に子供は、10歳位までに耳が完成されるそうです。
そのため小学生の時期に生の英語を聞かせることで、英語を自然と覚えられます。
生の英語はスクールでなくても、洋画やアニメ、音楽やニュースで聴くことができます。
この時期に多くの英語を聞くことで、英語を音として勉強できます。
子供がなかなか興味を持ってくれなくても、遊んでいるときにそっとCDを流すだけでもOK。
そのうち不思議なことに英単語を音として捉えられるようになります。
実際に毎日3時間ほど英語を聞いていると、1年ほどで英語が聞き取ることができるようになるそうです。
1日3時間はかなり長い時間ので、まずは10分程度から始めてみましょう。
アルファベットや単語の読み書き
いきなり英文を書くことはどんな子供にも不可能。
まずは、ノートにアルファベットを書く、ぬり絵やクイズなどのワークブックを仕上げる、といった簡単なものから始めましょう。
アルファベットや単語の読み書きの練習が、文章を書く力、読解力へとつながります。
とにかく継続する
英語は言葉なので、続けないとすぐに忘れてしまいます。
ある時期お父さんお母さんが熱心になって子供の英語力がある程度伸びても、その後放ったらかしでいるとせっかくの芽を摘んでしまうことになります。
親は子供が楽しく続けていけるようにサポートしてあげましょう。
反復練習で毎日英語を勉強すれば、確実に基本的な英語力は一般の小学生レベルよりも高くなるでしょう。
1日10分の英語の勉強でも、1年間続ければかなり英語の実力がつきます。
たとえ週1回でも6年間毎日続けていれば、確実にレベルアップできるでしょう。
小学生はやる気があれば、英語を簡単に覚えることができるようになります。
まとめ
大人である私たちのほとんどは、中学校から5教科の1科目として英語を勉強し始めたと思います。
「最初は興味があったのに、いつの間にか苦手意識が勝っていった。」という方や、「ある程度の単語や文法はわかるけれど、英会話はちょっと…。」という方は少なくないのでは?
勉強と構えることなく「聞く・話す」ことをもっとしていたら…と、ご自身の勉強方法を悔やんでおられる方は、是非ここでご紹介した勉強方を試してみてください。
言葉を覚える基本は母国語同様に、「読み・書き」ではなく「聞く・話す」から始めることです。
子供には、まず英語が聞こえてくる環境を、そして会話のツールとしての英語を経験させてあげましょう。
小学生くらいの年齢ならば、英語に触れれば触れるほど、たくさん吸収していく力があります。
毎日少しずつ取り組みながら、お子さんのペースで英語に慣れていき、楽しければ、小学生は自発的に英語の勉強を続けていくことができます。
吸収力の高い小学生の頃は、英語も大人より早くマスターすることができます。
そのためには、一緒に英語のDVDを見たり歌を歌ったりしましょう。
小学生が興味を持てるように、一緒になって楽しむことが成功の秘訣です。
子供がつまらなそうならば、笑顔で子供を褒めてあげましょう。
褒める行為や笑顔は、子供が英語を楽しむためには必要不可欠です。
親が楽しそうならば、子供も一緒に楽しんで英語を学んでくれます。
あまり肩に力を入れず、気軽に楽しむことが英語をマスターする近道になります。