子どもを勉強好きに育てたい!親として守りたいこと6選
あなたは子どもの頃、勉強は好きでしたか?
親に「勉強しなさい!」と散々言われて、嫌々していた人は少なくないでしょう。
我が子には、できることなら「勉強しなさい!」と言わなくても、自ら進んで勉強するようになって欲しいですよね。
どんな小さなことでも「なんで?どうして?」と、ひっきりなしに大人に聞いてくる知りたがり屋の子どもたち。
人には本来、学ぶ力が備わっていると言えます。
しかし、勉強に対して嫌悪感や苦手意識を持つようになってしまうのはなぜでしょうか。
それは、子どもが置かれている環境が勉強に適していなかったり、私たち大人が間違ったやり方で子どもに勉強を強いてしまっていることなどが原因として考えられます。
子どもが勉強好きになるよう導いてあげるために、私たち親はどのようなサポートができるのかご紹介していきましょう。
遊びながら学習につながるものを取り入れる
1つ覚えるにしても、「勉強」となると嫌がる子どもでも、「遊び」から入れば、抵抗なくいつのまにか覚えてしまっているものです。
遊びながら学べるようなものがあれば、子こども進んで取り組むようになります。
<地球儀や地理パズル>
家族が集まるリビングなど、いつでも見られる場所に置きましょう。
地名などの話題が上がった時などは、家族で地球儀や地図帳などを囲みながらみんなで共有することで、より子どもの好奇心を刺激することができます。
地球儀には、国旗イラスト付きタイプやしゃべるタイプなど色々なタイプがあるので、目的や子どもの興味に合わせて選んでみてください。
<カルタ>
百人一首を初めとして、ことわざカルタや国旗カルタ、英単語カルタや歴史人物カルタなど、様々な種類のカルタがあります。
家族やお友達だちと楽しく競って遊んでいるうちに、子どもはいつの間にか覚えてしまっています。
カルタには記憶するだけでなく、集中力やメンタルをきたえる効果もあるんです。
<簡易顕微鏡>
ダイヤルでピントを調節するだけで、小さな子どもでも簡単に使うことができるラストスコープ(簡易顕微鏡)がオススメです。
植物や砂、髪の毛や食べ物など、身近にあるものを簡易顕微鏡を通して見てみましょう。
肉眼では見ることの出来ない世界と出会うことで、自然科学に対する探求心が生まれるかもしれません。
<学習マンガ>
歴史のような覚えることの多い教科は、日本の歴史マンガをあらかじめ読んでおくと、いざ学校で勉強が始まったときに抵抗なく学ぶことができます。
マンガを通して歴史全体の流れを知っておくことは、年号や歴史人物などの細かい部分を記憶する上でも役に立ちます。
マンガなら繰り返し読んでも苦にはなりませんし、イラストがついていることで記憶に残りやすくなります。
小さいうちから様々な体験をさせる
体を通して学んだ知識は、机の上で学ぶ理論よりも深く頭に残るものです。
そして、体験することは興味につながり、興味を持つことは自ら学んでいくことにつながります。
体験したことに関係のある内容が、テレビや授業の中で出てくると、それが子どもに引っかかる情報となります。
好奇心が増すことで自ら学ぶ意欲が起こり、知識となるのです。
このように、小さいうちから色んな体験をさせることは、将来の財産になります。
<親子で料理>
料理をすることで、子どもは色んな食材の元の形を知り、どう調理すればどんな料理が出来るのかを知ります。
それに、食事が出来るまでに手間暇がかかることを知りますよね。
食材と、そして作ってくれる人への感謝の気持ちが生まれます。
また、自分で作った料理を家族にほめてもらうことで、家族からの愛情を感じ、そして家族に愛情を注ぐことを覚えます。
自分で頑張って作った料理ですから、きちんと食べることができ、好き嫌いの克服にもつながります。
何より、お母さんと一緒にキッチンに立つ喜びを感じることができ、心の安定にもなるのです。
このようにたくさんのメリットがある料理ですから、子どもにはどんどん挑戦させてあげましょう。
<動物や植物を育てる>
子どもの教育において心の教育は非常に大切です。
家族や友達とのコミュニケーションの中で情緒面は自然とつちかわれていくものですが、家庭でも動物や植物を通して心の教育をしてみてはいかがでしょうか。
動物や植物との触れ合いは、知育に効果的な五感を刺激し、生命の大切さを学ぶことができます。
また、将来学校で学ぶ理科や生物に興味を持つきっかけにもなります。
<自然遊び>
自然体験の中で、子どもは視覚、味覚、触覚、臭覚、五感全てを使ってそのものが何かを知ることができます。
そこには感動や驚き、発見があり、そこから疑問が湧き、「もっと知りたい」 という探求心が自然と出てくるのです。
自分から見つけ出した知識は与えられて学んだ知識よりもしっかりと記憶に残ります。
自然の中で五感を刺激され、探求心や好奇心を持つことは子どもの感受性を 育てることにもつながります。
<博物館やプラネタリウム、親子体験>
子どもはまだ経験が少ないので、文字や言葉だけで伝えられてもあまり面白みを感じにくい部分もあります。
実際に体験させてあげることで、想像力をふくらませることができ、その中で興味を持ち探求心も芽生えます。
自然や科学を体感して学べる施設は探せばたくさんありますよね。
お金をかけずに参加できる地域の体験学習や親子工作など、親も一緒に体験できるものがオススメです。
ほめて努力を認めてあげる
ほめることは子どもを勉強好きにする大きなキッカケになります。
子どもはほめられると、勉強が面白くなり、次なるステップに挑戦したい、という意欲が湧いてくるものです。
ただ結果だけを褒めるのではなく、その過程も含めてほめてあげるようにしましょう。
子どもは、“自分の努力をきちんと見ていてくれた”ということが嬉しいのです。
そして、他人と比較しないことも大事です。
そうすることで、子どもは自信をもつことができます。
親の声がけひとつで、子どもの勉強に対する姿勢は変わってくるものです。
まずは親がお手本となる
子どもにそうなって欲しいと思うならば、まずは親が率先して勉強好きになりましょう。
子どもたちにとって、大人が日々学び続けている姿を目にすることが何よりの教材になります。
子どもに本を読めと言うよりも、親が読書すれば子どもも抵抗なく本を手にします。
子どもの目の前で調べものをしてください。
辞書であれ、ネットであれ親が調べものをすると、子どもにはそれが当たり前の事になります。
子どもたちと一緒に座り、日々親が学ぶ姿を見せてあげることは「勉強しなさい」と言い続けるよりも、確実に「学ぶことの大切さ」を伝えられる方法です。
子どもは親の背中を見て育つのですから。
たくさん本を読んで聞かせる
表現力や想像力、集中力やコミュニケーション力など、絵本の読み聞かせにはたくさんの力を育む効果があります。
そして、本をよく読む子どもと、そうでない子どもとでは、語彙力(ごいりょく)や表現力に驚くほど差が出ると言います。
絵本では、多種多様な表現がされていますよね。
読み聞かせを繰り返すことで、絵本の中で発せられる1つ1つの言葉から、物語全体の流れを理解する力を高めることができます。
文章を読み解く力がつくこてで、どの分野の勉強でもつまづくことが少なくなるとも言われています。
なるべく小さなうちから読み聞かせをし、本に慣れさせていくことがよいでしょう。
子どもは好奇心が強いので、新しい知識はどんどん知りたいと思うもの。
自分から本を読めるようになってきたら、図書館に連れて行ってあげて色々な本に触れたせる機会を作るといいですね。
子どもは親の真似をしたがるので、お母さんが本を読んでいる姿を見せることも大切です。
将来の目標を持たせる
子ども自身に「将来これがしたい!」というものができると、勉強のモチベーションにつながるはずです。
子どもに大きくなったら何をしたいのかを問いかけると、最初は現実味のない答え、あるいは親の期待に沿わない答えが返ってくるかもしれません。
それでも親の理想を押し付けてはいけません。
大切なのは自分で目標を持たせ、それを体験させることです。
「将来何になりたい?」「こんな仕事もあるよ」というような話をして、親子で一緒に楽しみながら色んな想像を巡らしていると、そのうち子ども自身で自分の将来像を描けるようになります。
そうなったら、夢を実現させるためのステップを一緒に考えてみましょう。
「この仕事につくには、こういう学校に行く必要があるね。」「そのためには、どういう勉強が必要なのかな?」というように、目標とする仕事や学校について親子で調べて話し合います。
ステップを細かく設定すれば、クリアする度に夢に近づいている実感がわいてモチベーションを保ちやすくなるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
早期教育がもてはやされ、幼いうちから幼児教室や英会話教室などに通わせるご家庭が増えているようです。
私自身も一母親として、「周りのみんながやっているから…。」「この子だけ勉強についていけなかったらかわいそうだし…。」と、焦る気持ちがあり、幼児教室などの体験教室巡りをしていた時期があります。
結局、子どもが余りにも嫌がるので、入会することはありませんでしたが…。
子どもはみんな好奇心旺盛です。
その好奇心を上手く活用すれば、「勉強がしたい!」という意欲に変えることができるはずです。
しかし、親が子どもの意思を無視して勉強を無理強いしたり、怒ったりしていては、せっかくの好奇心の芽を摘んでしまうことになります。
それでは、もっと苦手意識が増し、勉強嫌いになるばかりでしょう。
勉強好きな子になるために重要なのは、勉強は楽しいものだと体感させてあげることではないでしょうか。
子ども一人一人興味のあることは違いますし、その子にあった効果的な方法も違います。
親は、焦らずゆっくりとその子に合ったタイミングで、その子の合ったやり方を考えてあげる必要があります。
たくさんの体験を通して、子どもの想像力を豊かにし、将来の選択肢を広げてあげましょう。
実はこどもが勉強好きになるには、家の間取りも大きく関係していると言われています。
子どものやる気を引き出す家づくりがあるとしたら、興味はありませんか?
興味がある方はこちらの記事を是非お読みください!