賃貸で良かったかも…マイホームのデメリットと”負動産”にしないコツ
あなたは「マイホーム」にどんなイメージを持っていますか?
- 広い家でのびのび暮らせる
- 自分の資産になるから安心
- ローンが大変そう
マイホームを持つと居心地のいい空間で暮らせる反面、背負うものが多くなります。
マイホームを購入してから「やっぱり賃貸で良かったかも…」と後悔しないためには、マイホームのリスクをあらかじめ知っておくことが大切。
この記事では、マイホームのデメリットと”負動産”にしない方法をお伝えします。
マイホームを買うか?賃貸暮らしにするか?迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
マイホームの3つのデメリット
マイホームを購入すると、賃貸にはないリスクを背負うことになります。
そこで、マイホームを購入するときに見落としてしまいがちな3つのリスクをお伝えします。
【マイホームのデメリット①】災害が起きたときの修繕費は自分持ち
自然災害は、時と場所を選ばずいきなりやってくるもの。
- 台風でガラスが割れた
- 屋根がふっ飛んだ
- 地震で家が倒壊した
このようなとき、持ち家だと修繕費はすべて自己負担です。
賃貸であれば、たとえ大きな被害を受けてしまったとしても管理会社が負担してくれますが、持ち家だとそうはいきません。
「マイホームを持てば一生安泰」ということばは、「何もなければ」という条件つきであることを覚えておいてください。
保険料も高くなる
いざというときのために火災保険や地震保険に加入すると、保険料は賃貸の約3倍かかります。
2021年から、大手各社が保険料を大幅値上げしているので、保険料が家計を圧迫してしまう可能性も考えられます。
【マイホームのデメリット②】濃密なご近所づきあいが一生続く
マイホームを持つと「一生ここで暮らすからご近所さんと仲良くしよう」と考える人が多くなりますよね。
そうすると、自然とご近所づきあいが濃密になります。
ご近所さんがいい人ばかりなら問題ないですが、どんな人がいるかは実際に住んでみないとわからないもの。
- ウワサ好きのご近所さんが、常に監視の目を光らせている
- 定期的なランチ会に参加しなければならないのが窮屈
- 隣にトラブルメーカーのとんでもない人が住んでいた
こんな場合でも、家を買ってしまうと簡単には引っ越せません。
人間関係で悩んでも逃げられないのでストレスがたまり、心穏やかに暮らせなくなってしまうリスクがあります。
【マイホームのデメリット③】転勤で単身赴任になる可能性がある
人生は何が起こるかわかりません。
コロナ禍のようにどうにもならない理由で会社が倒産してしまうこともあるかもしれません。
倒産はしなくても、会社の業績不振によって異動や出向を命じられることも考えられます。
転勤で単身赴任になれば、家族の時間がなくなるうえ生活費も2倍かかることになってしまいます。
郊外の家は”負”動産になりやすい
マイホームの購入を考えるうえで「子どもに資産として残したい」という人も多いと思います。
もし将来の資産に…とお考えなら、価値の下がりにくい土地を選んでください。
木造住宅は、建物がいくら立派でも30年経つとその価値はほぼゼロになってしまいます。
そのため、同じ金額を支払うのであれば、建物より土地にお金をかけた方がいいです。
たとえば、
- 郊外の安い土地に、立派な注文住宅を建てる
- 都心部に、ローコスト住宅を建てる
この場合、後者のほうが30年後には資産になります。
とくに田舎の土地は買い手がつきにくいので、安く売買されてしまったり、売りたくてもそもそも売れない可能性もあります。
そうなると税金だけを取られる”負”動産になってしまい、「子どものために」というあなたの思いが逆に子どもを苦しめることに…。
”負動産”になるリスクを回避するには、良い立地を選んで家を建てることが大切です。
賃貸より持ち家が向いている人
マイホームの購入には、リスクと責任がともないます。
そのため、持ち家は次のような人に向いています。
- 居住空間を充実させたい人
- 老後の安心がほしい人
- ご近所づきあいが苦にならない人
居住空間を充実させてのびのび暮らすなら、やはりマイホームが一番です。
人と関わることが大好きで「なんなら町内会長も進んで引き受けたい!」というタイプの人にとっては、深いご近所づきあいもメリットになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
マイホームを持つとさまざまな責任が発生します。
マイホームのデメリット
- 災害で倒壊するリスクがある
- ご近所付き合いが濃く、人間関係で悩みやすい
- 突然の転勤で単身赴任になる可能性がある
“負動産”にしないコツ
価値の下がらない土地を選ぶ
リスクを知ったうえで「プラスもマイナスも背負って人生を楽しみたい!」という方は、マイホームを買うことで豊かな人生が送れると思います。
ライフスタイルや考え方は人それぞれなので、後悔しないためにもあなたとご家族にとって良い選択をしてください!
マイホームの購入を検討するなら、こちらの記事もぜひ参考にしてください。