不動産売却するならどこがいい?大手不動産会社と地域密着型を徹底比較!
家を売るとき、不動産会社をどこにするか?というのは最大の悩みどころですよね!
- 不動産会社はどうやって選べばいい?
- とりあえず大手に頼めば安心かな?
- 自分に合った不動産会社を探したい
- 地域密着の不動産会社も気になる
- 高く売却して新生活を楽しみたい!
ほとんどの方がまず悩まれるのが、大手と地域密着の不動産会社、どちらにすればいいか?ということです。
大手と地域密着不動産会社には正反対の特徴があります。
売却を成功させるには、それぞれの特徴を理解して自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。
あなたの物件を苦手としている不動産会社に依頼してしまうと、なかなか売れずに安く売られるなどの失敗をしてしまいます。
この記事では、大手と地域密着型の不動産会社を8つの観点から比較し、あなたに合う不動産会社はどちらなのか?という疑問にお答えします!
不動産会社の種類
不動産会社は大きく次の2つに分けられます。
- 多店舗展開型
- 地域密着型
多店舗展開型がいわゆる「大手」の不動産会社で、全国に店舗を構えており幅広い顧客層、強いブランド力を持っています。
一方、地域密着型の不動産会社は、特定の地域におけるスペシャリストです。
大手も知らないコアな情報を持っているため、売却に有利に働くことも多いです。
それぞれに強みがあり、販売戦略も大きく異なるため「とりあえず大手に頼んでおけば安心!」というわけでもなく、あなたに合った不動産会社を選ぶことが大切です。
大手と地域密着を8つの視点で徹底比較
では、大手と地域密着の不動産会社の強みや弱みを、8項目に分けて比較していきます。
項目 | 大手 | 地域密着 |
顧客数 | ○ | × |
取引実績 | ○ | × |
地域の情報網 | × | ○ |
資金力 | ○ | × |
柔軟性 | × | ○ |
営業マンの質 | △ | ○ |
親身度 | × | ○ |
保障の厚さ | ○ | △ |
【顧客数】
抱える顧客数は、圧倒的に大手の方が多いです。
全国に広がる幅広いネットワークが強みなので、たとえば地方から都市部へ転勤を考えている買い手に、都市部の店舗から直接アプローチして売却につなげることも可能です。
買い手の候補数が多いので、必然的に両手取引率も上がります。
ただし、両手取引が行き過ぎると囲い込みをされる恐れもあるので、注意は必要です。
【取引実績】
取引実績も、全国に店舗を持っている大手の方が多くなります。
一般の買い手にとって「取引実績数」の多さは安心感や信頼につながり、買い手はより大手に集まりやすくなります。
ただしあくまでも全国の合計なので、どの営業所のどの営業マンも経験豊富というわけではありません。
【地域の情報網】
一定の地域における情報網は、地域密着型不動産会社の最大の強みです。
古くからの人脈、質の高い確かな情報、データに載っていない最新情報など、その地域で売却をする上で有利になる情報を抱えています。
また地域の特徴をよく理解しているため、査定額の精度や予想売却期間も正確です。
【資金力】
資金力においては大手が圧倒的で、広告費をたくさん投入した販売活動ができます。
インターネット、チラシ、DMなどで物件情報がたくさんの人の目に留まるため、その分早く買い手も見つかります。
また、売却中に会社が倒産してそれまでにかけたお金と時間が無駄になってしまう、などのリスクも低いです。
【柔軟性】
不動産売却は、マニュアル通りにいかないことも多々あります。
そんなとき、顧客の事情を考慮して小回りの利く柔軟な対応ができるのは、地域密着型の不動産会社の方です。
フットワークが軽く、チャンスやタイミング逃さず素早く売却することができます。
大手はマニュアルにないことは「できません」と画一的な対応になったり、いちいち会社の判断をあおぐために時間がかかります。
【営業マンの質】
大手は定期的に社員研修を行い、マナーや言葉遣いなどを教育しているため、基礎のしっかりした営業マンが多い傾向にあります。
また、宅地建物取引士を持つ社員の割合が90%以上と高いのもポイントです。
一方、地域密着の不動産会社は1人1人の営業マンの腕が頼りです。
少数精鋭で1人で何でもこなさなければならない環境にあるので、自然と経験豊富で的確な判断のできる営業マンが増える傾向があります。
【親身度】
一人の顧客に時間をかけてじっくり向き合い、親身になって対応してくれるのは地域密着型の不動産会社です。
不動産業界は倒産率が高く、小さな会社は評判が悪ければすぐに潰れてしまいます。
そのような中で、地元で長年営業を続けている不動産会社は、評判が良く顧客を大切にしている証拠だと言えます。
一方、大手は営業マンが1人で抱える案件が多いため、1人の顧客に多くの時間を割けません。
また、多少対応が悪くても会社が潰れるわけではないので、顧客を軽く見て高圧的な態度を取る営業マンも多いようです。
【保障の手厚さ】
いざという時のさまざまな保険や、売却時の各種サービスが整っているのは大手です。
トラブルなどのリスクを最小限に抑えるなら、手厚い保障は欠かせませんよね。
しかし、最近では地域密着の不動産会社でも同様の保障が増えているため、ご自身の必要とする保障が受けられるかどうかに注目してください。
あなたに向いている不動産会社はどっち?
大手と地域密着型の不動産会社それぞれの特徴をふまえて、あなたにはどちらが向いているのかチェックしてみましょう。
大手不動産会社が向いている人
都市部の物件を売りたい
大手は、店舗や取引エリアが都市部に偏っているという特徴があります。
そのため、都市部の物件を売却する場合は大手が強いといえます。
また、郊外でも「●●ニュータウン」などの新興住宅地は、遠方から引っ越してくるファミリー層に一定の需要があります。
その際も大手であれば、全国の顧客と直接コンタクトがとれるため売却には有利になります。
人気の高い物件を売りたい
人気物件は、買い手の候補者数が多い大手の方が早く売却できる可能性が高いです。
- 住みたい街ランキングの上位
- 駅近
- 築浅
このような売りやすい物件は、大手が特に販売活動に力を入れる傾向があるため、早期売却をしたいなら大手が向いています。
敷地面積の広い物件を売りたい
不動産価格は【坪単価×面積】で計算します。
そのため、敷地が広いほど売却価格は高くなります。
売却価格が高いほど不動産会社に入る仲介手数料も多くなるので、大手はそのような物件を優先的に売却しようとする傾向があります。
また、高額物件を購入したい買い手はブランド力のある大手に集まりやすいため、高値での売却もしやすくなります。

地域密着の不動産会社が向いている人
郊外の物件を売りたい
大手は都市部以外にはほとんど参入していないので、地方の売却に弱いです。
地域に根差した昔からある不動産会社は、その地域の特性、取引データ、顧客情報を熟知しています。
営業マンもその地域出身ということが多く、地元を知り尽くしているからこその販売戦略が強みになっています。
築年数の古い物件を売りたい
効率を重視する大手は、築年数が古く売れにくい物件は、とにかく値段を下げて叩き売ろうとする傾向があります。
しかし地域密着型の不動産会社は、その一見売りにくそうな物件も独自のネットワークをつかい高値で売却してしまうことがあります。
安易に値下げせずじっくりと買い手を探したいという方は、地域密着型の不動産会社が向いています。

あなたに合った不動産会社を簡単に探す方法
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まとめ
いかがでしたか?
大手の不動産会社と地域密着の不動産会社にはそれぞれ特徴があり、物件によって向き不向きがあります。
大手が向いているのは以下の物件です。
- 都市部の物件
- 人気のある物件
- 敷地面積の広い物件
地域密着が向いているのは以下の物件です。
- 郊外の物件
- 築年数の古い物件
大手は広く浅く、地域密着は狭く深くとイメージすると分かりやすいかと思います。
一括査定サイトなどもうまく利用して、あなたにピッタリの不動産会社を見つけてください!
この記事があなたの不動産会社選びのお役に立てれば幸いです!