不動産売却前にハウスクリーニングはするべき?相場と4つのメリット!
不動産を売却する時、ハウスクリーニングをするべきか迷っていませんか?
- ハウスクリーニングにはどんなメリットがあるの?
- どのくらい費用がかかるのか知りたい
- 不動産が売れ残ってしまうのは困る
ハウスクリーニングは、プロの業者があなたの家をピカピカにしてくれるサービスです。
「どうせ売ってしまうのだから、お金をかけて掃除する必要はないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、ハウスクリーニングをすることで売却がスムーズに進み、相場より高く売れるなど、売主にとってのメリットはたくさんあります。
この記事では、ハウスクリーニングのメリットや相場などについてお伝えします。
不動産を早く高く売却したい方は、是非ご覧ください!
ハウスクリーニングのメリット
不動産売却時のハウスクリーニングは義務ではありませんが、おうちの売却.comではハウスクリーニングの実施をおすすめしています。
買い手によりますが、少なくともわざわざ汚い家を選んで買う人はいませんよね。
ハウスクリーニングで綺麗な家にすることで不動産を早く高く売ることができます。
具体的には、次のようなメリットがあります。
- 内覧時の印象が良くなる
- 値引き交渉をされにくい
- 売れ残りのリスクが減る
- 余計な維持費がかからない
それぞれ説明します。
1.内覧時の印象が良くなる
ハウスクリーニングをした清潔感のある物件は、買い手の印象が良くなるため、内覧後の購入につながりやすくなります。
買い手が内覧を行うタイミングは、すでに図面や立地などの詳細を確認した後なので、「実際に見て良かったら購入してもいいかな」と考えている段階です。
そのため、内覧の印象が良ければ買い手の購入意欲を削ぐことなく、スムーズに売却が進みます。
また、買い手が複数の物件を比較検討している場合にも、綺麗な印象が残った物件は候補から外れにくくなります。
2.値引き交渉をされにくい
買い手は、少しでも安く不動産を購入したいと考えています。
そのため、水回りの汚れなど不動産としての価値が下がる材料があると、それを理由に値引き交渉をされてしまいます。
不動産の値引きは、最低でも10万円単位で行われます。
例えば、販売価格が2950万円の場合、端数の50万円を値引いた2,900万円で取引されるケースが多いです。
ハウスクリーニングの費用は数万円程度なので、50万円の値引きをするのであればハウスクリーニングをして値引きをしない方が高く売れることになります。
3.売れ残りのリスクが減る
不動産市場では、販売開始から6ヵ月以上経過すると「売れ残り」というイメージがついてしまいます。
一度売れ残りのイメージがつくと、買い手に「この物件は何か訳ありなのではないか…?」と敬遠され、さらに買い手が見つかりにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、1年以上売れなければ不動産会社も積極的に動かなくなってしまいます。
さらに、現在の住宅市場は需要よりも供給が上回っているため、余程の優良物件でない限りそのまま売れ残ってしまうリスクがあります。
数少ない売却のチャンスを逃さないためにも、ハウスクリーニングを行うことをおすすめします。
4.余計な維持費がかからない
販売開始から売却されるまでの間は、固定資産税などの維持費は売主が支払うことになります。
そのため早く売れれば、その分支払う金額は少なくなります。
売却期間が長引いてこれらの維持費を支払うのであれば、早く売却するためにハウスクリーニングをした方が結果的には得をします。
ハウスクリーニングすべき場所
中古住宅を売却するなら、水回りを徹底的に綺麗にするのがコツです。
トイレや浴室は清潔感が第一です。
また、キッチンの油汚れなどは、女性のチェックが厳しくなりやすい場所です。
水回りが汚いと、他の部屋が綺麗でも候補から外れてしまう可能性が高くなります。
水回りはプロに任せる
水回りには、落としきれない頑固な汚れが溜まっています。
- カビ
- 水垢
- 黄ばみ
- 黒ずみ
- サビ
- 油汚れ
また、徐々に溜まっていく汚れは、毎日見ていると見慣れてしまい気付かないため、第三者に掃除をしてもらうのが一番綺麗になります。
買い手がイメージしているのは「新品に近いレベル」なので、イメージよりも汚いと感じてしまうと、購入意欲がなくなったり、値引き交渉をされたりしてしまいます。
そのため、水回りのクリーニングだけはプロに依頼することをおすすめします。
水回り以外は自分で掃除する
玄関やリビングなどは、普通の洗剤で落ちる汚れがほとんどなので、自分で掃除をするだけでも十分です。
ただ、一度掃除をしても生活をしていればまたホコリが溜まったりしますので、内覧前は掃除機をかけてゴミや髪の毛などが落ちていないかチェックしてください。
また、嫌な臭いはマイナスの印象を与えてしまうため、玄関や下駄箱の中、エアコン、ペット、タバコの臭いがこもらないように消臭対策をしてください。
ハウスクリーニングの相場
ハウスクリーニングの相場は、水回りのみで5万円前後、全部屋行う場合は10万円前後です。
浴室 | 10,000~20,000円 |
洗面台 | 6,000~10,000円 |
キッチン | 10,000~20,000円 |
レンジフード | 10,000~20,000円 |
トイレ | 6,000~13,000円 |
エアコン | 9,000~15,000円 |
バルコニー | 8,000~10,000円 |
窓ガラス1枚 | 2,000~3,000円 |
1部屋 | 5,000~8,000円 |
庭 | 5,000~10,000円 |
業者によって水回りがパック料金になっていたり、全部屋丸ごとの場合は割安になったりと料金は異なります。
次のような方は、水回りだけをプロに依頼するのがおすすめです。
- ハウスクリーニング代を抑えたい
- 自分で掃除をする時間がある
- 掃除が好きだ
また次のような方は、全部屋ハウスクリーニングを入れるがおすすめです。
- 自分で掃除をする時間がない
- 費用をかけてもプロに綺麗にしてもらいたい
- 掃除が苦手だ

ハウスクリーニングの注意点
ハウスクリーニングを業者に依頼するときに、損をしたりトラブルに巻き込まれたりしないための注意点が3つあります。
- 内覧前までに行う
- クリーニング業者の繁忙期は避ける
- 悪質業者に注意する
一つずつ説明します。
内覧前までに行う
ハウスクリーニングは、遅くても内覧までには完了させて綺麗な状態にしておいてください。
ハウスクリーニングの目的は、家を綺麗にして早く高く売ることです。
できれば、広告用の写真を撮る前にクリーニングを終えておくのがベストです。
クリーニング業者の繁忙期は避ける
ハウスクリーニング業界の繁忙期は以下の時期です。
- 引越しシーズンの2月~3月
- エアコンの稼働率が増える6月~8月
特に年度末は一年で一番忙しいため、同じ作業内容でも料金が高く、希望の日程に予約が取れないことがあります。
反対に閑散期は以下の時期です。
- 4月~5月
- 9月~11月
閑散期は料金が安く、値引きやサービスを受けられることもあるのでオススメです。
悪質業者に注意する
ハウスクリーニングのトラブルで多いのが、業者とのトラブルです。
- 見積書にない追加料金を請求する
- 作業が雑で綺麗になっていない
- 壁や床を傷つける
このようなトラブルを避けるには、事前に見積り金額以外の請求をすることはないか?賠償責任保険に加入しているか?などを確認してください。
また、不動産会社に紹介されたクリーニング業者に依頼をすれば、間に不動産会社が入っているため大きなトラブルが起こりにくくなります。
まとめ
いかがでしたか?
ハウスクリーニングの相場は5~10万円ほどです。
- 水回りのみ 5万円前後
- 全部屋 10万円前後
ハウスクリーニングをすると4つのメリットがあります。
- 内覧時の印象が良くなる
- 値引き交渉をされにくい
- 売れ残りのリスクが減る
- 余計な維持費がかからない
また、業者に依頼する際は以下の点に注意してください。
- 内覧前までに行う
- クリーニング業者の繁忙期を避ける
- 悪質業者に注意する
ハウスクリーニングを行うかどうか、どの程度の範囲までやるかは、査定をした仲介業者に相談するのが一番です。
良い仲介業者であれば、あなたの家の状況に応じた最適なプランを提案してくれます。
あなたにとって良い仲介業者を探すには、まずは一括査定サイトなどで業者を絞り込んで比較することが大切です。
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