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家を買わない選択は賢い?「一生賃貸」のメリットと最大のリスク

 2020/11/13 不動産
 

いま、あえて家を買わずに「一生賃貸暮らし」を選ぶ人が増えているのを知っていますか?

ひと昔前は、マイホームを持ってこそ一人前という風潮でした。しかし人生100年時代に突入した日本で、その価値観はすたれつつあります。

あなたも「家を買うのって大変そうだし一生賃貸って生き方もありかなぁ…」と悩んでいるのではないでしょうか?

  • とにかく身軽に生きていきたい
  • 家を買うことをためらっている
  • ストレスフリーでずっと幸せに暮らしたい

「一生賃貸暮らし」は余計なものにしばられない、ストレスフリーな賢い生き方だと思います。

ただし、老後のリスクはあります。

あらかじめリスク対策をしておかないと、年をとってから後悔することになってしまうかもしれません。

この記事では、一生賃貸暮らしのメリット、老後のリスク対策についてお伝えします。

あなたの選択の幅を広げて、ストレスフリーな暮らしを楽しむための参考にしていただければと思います。

 

家を買わずに一生賃貸で暮らす3つのメリット

「一生賃貸暮らし」を選んだ場合、多くのメリットがあります。

その中で、もっとも賃貸の恩恵を受けられるというメリットを3つお伝えします。

 

より良い立地に気軽に引っ越せる

一生賃貸暮らしの一番のメリットは、ライフスタイルに合わせて柔軟に身動きがとれることです。

アメリカでは数年おきに転職し、そのたびに家を変えていくという暮らし方が主流です。日本においても、転職するのであればフットワークの軽さは大きな武器になります。

また家族構成の変化にも対応できるので、「部屋が足りなくて窮屈!」「夫婦2人には広すぎる…」ということもなく、いつでもちょうどいい広さの家で暮らせます。

ローンにしばられず、そのときどきで最適な家に移り住めるのは大きな魅力ですよね!

 

面倒なメンテナンスをしなくていい

賃貸の場合、設備メンテナンスはすべて管理会社がおこないます。

持ち家ですと、定期メンテナンスは自分たちでやらなければなりませんし、費用もすべて自己負担。分譲マンションには修繕積立金がありますが、あれは共用部分の積立金なので、部屋の中のものが壊れたときは自分で修理しなければなりません。

こういったメンテナンスの手間や金銭的負担がないのは、賃貸の素晴らしきメリットです。

 

ご近所トラブルに巻き込まれない

賃貸暮らしは、お互いに「いつか引っ越す」ことが前提ですので、ご近所づきあいによる精神的ストレスがありません。

持ち家だと、ゴミ当番や回覧板があったり、町内会の行事に参加しなければならなかったり…など、なにかと大変なことも増えます。

賃貸なら、万が一ご近所トラブルに巻き込まれてしまったとしてもすぐに引っ越せるため、ストレスを回避できるメリットもあります。

 

 

家を買わない人がやっておくべき老後のリスク対策

「一生賃貸」は、いつでも身軽でストレスフリーな生き方ができます。

ただ1つデメリットをあげるとすれば、老後のリスクです。

高齢になると収入の低さや孤独死の懸念などから、賃貸の入居審査に通りにくくなります

年をとってから「引っ越し先が見つからない…」とならないように、最低限やっておくべきリスク対策をお伝えします。

 

相続不動産の確認をする

まずは、将来的に相続できる不動産があるかどうか確認してください。

親からゆずり受けられる不動産があるのであれば、老後に起こりうる最悪の事態は回避できます。

たとえば、住んでいたアパートが火事で焼けてしまった…!というときも、家と土地があれば住まいを失うことはありません。

 

介護施設に入るなら貯金

少子高齢化が加速しているいま、シニア向けの賃貸マンションが多く出はじめています。

しかし、入居金として1,000万円以上のまとまったお金がかかったり、家賃もまだまだ高額です。

今後は“高齢者歓迎”の物件も増えていくとは思いますが、介護付きやバリアフリーなどの良い環境で暮らしたいのであれば、まとまった資金を準備しておくことが大切です。

 

定年前に終のすみかを見つける

高齢になると新規での入居は厳しいですが、すでに住んでいる人を「高齢者」という理由で追い出すことはできません。

そこで65歳の定年をむかえる前に、一生暮らせる築浅マンションなどに住み替えることで、老後の住まいを確保できます。

物件を選り好みできるうちに、早めに対策しておくのがベストです。

 

生活水準を落とす覚悟を

これはリスク対策ではないかもしれませんが、万が一、年をとってから病気で働けなくなり、さらに貯金も少なかった場合、格安の賃貸住宅に入居するしかなくなります。

しかし安いのには必ず理由があり、設備が古かったり段差がキツかったりなど、病気で高齢の体には厳しく不便な暮らしになってしまう可能性もあります。

一生賃貸暮らしをするなら、万が一のときに生活水準が下がる覚悟もしておいた方がいいかもしれません。

 

 

持ち家より”一生賃貸暮らし”が向いている人

一生賃貸暮らしは、持ち家のマイナスを避けてストレスフリーで暮らしたい!という人に向いています。

  • いつも身軽でいたい人
  • 相続できる家がある人
  • 居住空間にこだわりがない人

一生賃貸暮らしのイメージ図

持ち家には、大型犬などのペットを飼える、楽器が弾ける、広い庭がある、足音を気にせずに暮らせる、自由にリフォームできるなど、居住空間をより充実させられるメリットがあります。

ただ、あなたがこれらに特に魅力を感じないのであれば、賃貸で十分快適に暮らせるので、無理してマイホームを買う必要はないかもしれません。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

家を買わない「一生賃貸暮らし」は、老後の対策をしっかりしておけば、自由でスマートな生き方ができます。

 

一生賃貸のメリット

  • ローンにしばられずより良い立地に気軽に引っ越せる
  • 面倒なメンテナンスは管理会社におまかせ
  • ご近所づきあいのストレスが少ない

 老後のリスク対策

  • 相続不動産の確認
  • 施設に入るなら貯金
  • 定年前に終のすみかを見つける
  • 万が一のときは生活水準を落とす覚悟

 

いまの日本は、定年延長、年金支給開始年齢の引き上げなどにより、巧妙に年金額の引き下げがおこなわれています。国は「もはや面倒みきれません」というスタンスです。

あなたが心豊かに暮らしていくためには、あなたの人生にとって一番大事なものは何か?をよく考えて、選んでください。

 

 

新築に後悔した失敗談から学ぶ

「やっぱり老後が心配だし家を買おうかな…」と思ったら、実際に家を買った人の体験談を参考にするのがおすすめです。

とくに失敗談を知っておくと、あなたが同じ失敗をしてしまうのを防ぐことができます!

そこで、新築マイホームでお金の失敗をしてしまった「ヒロシ」の話をご紹介します。

家を買うと決めても、すべての人が必ずしも幸せになれるとはかぎりません。

「やっぱり家を買おうかな…」と考えている人は、家づくりの入り口で失敗しないために、ぜひ読んでみてください!

 

新築マイホーム購入に失敗!死ぬほど後悔したある飲み会での話

 

この記事が、あなたが幸せな人生を送るためのお役に立てれば幸いです!

 

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嵯峨根 拓未

嵯峨根 拓未

所有資格:二級建築士、宅地建物取引士

初めての不動産購入や売却はわからないことだらけだと思います。
宅建士の立場から、不動産に関する正しい知識と情報をお伝えします!



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